驚異! リトルギガント‼
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これまでの経緯を話した夏未に、鬼瓦は何故彼女が大介と共にいるのかわかった。
「なるほど。それであんたは大介のチームに」
「はい」
「ならば俺も、自分のやるべきことをしなくてはな。――ガルシルドは必ず逮捕する!」
鬼瓦は空になった紙コップを強く握りしめた。自分の不注意で脱走させてしまったことに強く悔しがっている。
「源五郎……」
「響木が目を覚ました頃、また来る。そのときにまた会おう」
「ああ」
「決勝戦、楽しみにしているぜ!」
扉のそばにあったゴミ箱に紙コップを捨て、鬼瓦は屋上から去って行った。
――病院の入口ではキャラバンから降りたイナズマジャパンが全員で響木のお見舞いに来ていた。
「響木監督の病室は……」
「今、聞いてきますね」
円堂は一般病棟に移っただけしか聞いてなかったので、春奈が受付に聞こうと歩き出すと自動ドアが開いた。現れたのは大介と夏未だったが、彼女の登場に円堂と瑞貴を除き、春奈を始めた全員が驚きの声を上げる。
「な、夏未さん!?」
「「「「「ええっ!?」」」」」
「どうしてこんな所に?」
「まだ話してなかったのね、円堂くん、瑞貴」
「あ、ああ……」
「うん……」
秋が尋ねると夏未は円堂と瑞貴に向かってそう言った。言い辛かったし、響木の回復が最優先なのであとでもいいと思ったからだ。
「こちらはミスター荒矢。コトアール代表リトルギガントの監督よ」
「この人が……」
「フィディオたちを倒した、あのチーム……」
土方も鬼道も実際に会うのは初めてだ。自分たちと決勝で戦おうと約束できるチームを圧勝した監督を目の当たりにした。春奈は次に不思議に思ったことを尋ねる。
「でも、コトアールの監督さんと夏未さんが、どうして一緒に?」
「私がリトルギガントのマネージャーだからよ」
「「「「「ええっ!?」」」」」
「夏未さんが!?」
「どういうことっスか!?」
「円堂くん……。瑞貴ちゃん……」
秋は宿舎に帰ってきたときの二人の様子がおかしい原因がわかった。二人は先に知って、ショックを受けていたのだと。
「――おーい! 監督! ナツミー!」
「リュー? リューじゃない!」
大介と夏未の名を呼びながら走って来るのは、リトルギガントの一人・リュー=スケールだ。全力疾走して来たのか着いた途端に両手と両膝を地に付けて肩で息をする。
「どうしたの!?」
「何があった!?」
「大変なんです! コトアールエリアが……!」
リューの話を聞いて全員病院のエントランスにあるテレビの中継を見ると、コトアールエリアの人々は逃げ惑い、建物が次々崩れている。
〈ライオコット島のコトアールエリアが襲われています! うわっ! 襲っているのは何者なのか、その目的はなんなのか、一切不明です!〉
中継していたカメラも襲われたのか画面が見えなくなった。だが、その直前で見たのは街を破壊するサッカーボールと、砂煙に紛れて覆面を付けた謎の集団だ。
「ヒドい……!」
「なんてこと……!」
「誰がこんなことを……!」
「どうやら奴は、本当にわしを怒らせたみたいだな」
中継を見た秋と瑞貴と円堂が呟いたとき、大介は静かに怒っていた。
☆副キャプテン 今日の格言☆
親友が悩んで決断した道を応援しないといけないときもある
以上!!