イナズマジャパン対ザ・キングダム!
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RHプログラムの反動で息が上がっているロニージョに、土方が声をかける。
「おいロニージョ! 始めのほう、ずいぶんとメチャクチャなサッカーだったよな!?」
「……俺の勝手だ。ほっといてくれ」
「ほっとけるかよ!」
「!」
「納得いかねぇんだよ!」
土方の言葉にロニージョは目を見開く。円堂と瑞貴と鬼道とヒロトが土方のそばに、ラガルートがロニージョのそばに来た。
「土方、戻れ」
「けどよ!」
「今、私たちはサッカーをしているの。勝たなければいけないのは、どっちも同じだから」
ロニージョはラガルートに促され、一度土方たちを見たあと共にベンチへ向かった。
「彼らの事情がわかってるから、なかなかそうもいかないがな……」
「じゃあ、負けられるの?」
「いや。ただ……苦しいだけだ……」
「そうだ……俺もだ……」
鬼道もヒロトも、ラガルートから直接事情を聞いたので思う部分がひと味違うのだろう。
「ロニージョ、ムリをしている……。そのムリをチーム全体でなんとかしようとしている。ゴールからはそれがよく見えるんだ」
「でも、シュートを撃つまでロニージョが一番疲労が高い気がするよ。チームがカバーしているのにもかかわらずに」
「やっぱりガルシルドだ……ガルシルドがロニージョたちを苦しめてるんだ!」
「だからって俺たちに何ができる。ガルシルドは堂々とここに来た。俺たちの無力とロニージョたちの無力を笑いに来たんだ」
「クッ……!」
屋敷まで忍び込んでデータを盗んだのに、ガルシルドはそれが全て無意味だと言うように来たのだ。今までの苦労が水の泡となり土方は歯を食いしばる。
「どうにもならないのか? こんな気持ちで試合しなきゃならないなんて……!」
「勝っても負けても苦しみしか生まない試合なんて初めてだよ……!」
円堂と瑞貴もザ・キングダムとの試合に勝つつもりでいたが、ロニージョの様子を見てそう言ってられない。
ロニージョを心配してザ・キングダム全員がそばによるが、ヘンクタッカーもガルシルドも彼の体調などどうでもよかった。
「ロニージョは相当に消耗が激しいようですが」
「だがまだ使える。限界を超えたとき、RHプログラムがどう作用するのかを見たい」
「なるほど。しかしせっかくのエースストライカー、壊れてしまっては……」
「実験体はいくらでもいる」
「――実験は終わりだ!」
するとザ・キングダムのベンチのうしろから、鬼瓦源五郎を始めた数人の警官たちがいた。その中に警官ではない一人の男性がいる。彼はガルシルドが就任する前までのザ・キングダムの監督なのだ。
「おや? レオン=サムス前監督ではないか」
「何故ここにいるか驚かないのか?」
「?」
鬼瓦が合図を出すと、警官たちがガルシルドとヘンクタッカーを囲んだ。
「お前には聞きたいことが山ほどあるんでな、ガルシルド=ベイハン! ちょいとばかり事情聴取に付き合ってもらうぞ!」
「何々?」
「…………?」
その光景にリカや塔子を始め観客席も驚きのあまりざわつき始めた。ロニージョは白衣を着た男性たちから診察を受けている。
「監督、言ってみてもいいですか?」
「私もお願いします!」
気になった円堂と瑞貴が尋ねると、久遠は無言で頷いて了承した。
「俺も行く!」
土方も付いて行く中、他のイナズマジャパンは残って見守っていた。
「おいロニージョ! 始めのほう、ずいぶんとメチャクチャなサッカーだったよな!?」
「……俺の勝手だ。ほっといてくれ」
「ほっとけるかよ!」
「!」
「納得いかねぇんだよ!」
土方の言葉にロニージョは目を見開く。円堂と瑞貴と鬼道とヒロトが土方のそばに、ラガルートがロニージョのそばに来た。
「土方、戻れ」
「けどよ!」
「今、私たちはサッカーをしているの。勝たなければいけないのは、どっちも同じだから」
ロニージョはラガルートに促され、一度土方たちを見たあと共にベンチへ向かった。
「彼らの事情がわかってるから、なかなかそうもいかないがな……」
「じゃあ、負けられるの?」
「いや。ただ……苦しいだけだ……」
「そうだ……俺もだ……」
鬼道もヒロトも、ラガルートから直接事情を聞いたので思う部分がひと味違うのだろう。
「ロニージョ、ムリをしている……。そのムリをチーム全体でなんとかしようとしている。ゴールからはそれがよく見えるんだ」
「でも、シュートを撃つまでロニージョが一番疲労が高い気がするよ。チームがカバーしているのにもかかわらずに」
「やっぱりガルシルドだ……ガルシルドがロニージョたちを苦しめてるんだ!」
「だからって俺たちに何ができる。ガルシルドは堂々とここに来た。俺たちの無力とロニージョたちの無力を笑いに来たんだ」
「クッ……!」
屋敷まで忍び込んでデータを盗んだのに、ガルシルドはそれが全て無意味だと言うように来たのだ。今までの苦労が水の泡となり土方は歯を食いしばる。
「どうにもならないのか? こんな気持ちで試合しなきゃならないなんて……!」
「勝っても負けても苦しみしか生まない試合なんて初めてだよ……!」
円堂と瑞貴もザ・キングダムとの試合に勝つつもりでいたが、ロニージョの様子を見てそう言ってられない。
ロニージョを心配してザ・キングダム全員がそばによるが、ヘンクタッカーもガルシルドも彼の体調などどうでもよかった。
「ロニージョは相当に消耗が激しいようですが」
「だがまだ使える。限界を超えたとき、RHプログラムがどう作用するのかを見たい」
「なるほど。しかしせっかくのエースストライカー、壊れてしまっては……」
「実験体はいくらでもいる」
「――実験は終わりだ!」
するとザ・キングダムのベンチのうしろから、鬼瓦源五郎を始めた数人の警官たちがいた。その中に警官ではない一人の男性がいる。彼はガルシルドが就任する前までのザ・キングダムの監督なのだ。
「おや? レオン=サムス前監督ではないか」
「何故ここにいるか驚かないのか?」
「?」
鬼瓦が合図を出すと、警官たちがガルシルドとヘンクタッカーを囲んだ。
「お前には聞きたいことが山ほどあるんでな、ガルシルド=ベイハン! ちょいとばかり事情聴取に付き合ってもらうぞ!」
「何々?」
「…………?」
その光景にリカや塔子を始め観客席も驚きのあまりざわつき始めた。ロニージョは白衣を着た男性たちから診察を受けている。
「監督、言ってみてもいいですか?」
「私もお願いします!」
気になった円堂と瑞貴が尋ねると、久遠は無言で頷いて了承した。
「俺も行く!」
土方も付いて行く中、他のイナズマジャパンは残って見守っていた。