魔王降臨! ダークエンジェル‼
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「ねぇ、やっぱりどうしたの?」
「なんでもない! ちょっとまだ眠くてさ!」
「そう? だったらタイヤにぶつからないように気をつけてね。私も海辺のグラウンドで練習してるから」
「あれ? 朝はいつもランニングだけじゃなかったっけ?」
「集中力と判断力を高めるためにキーパーの特訓を日課に入れたの。昨日の試合を見てたら、みんなに負けてられないって思ってね!」
瑞貴は過去に立向居が使っていたキーパー用のトレーニングマシンで、集中力と判断力を上げる特訓をするのだ。
「じゃ、お互いがんばろうね!」
「あ、ああ!」
瑞貴はニコッと微笑むとランニングの続きをするためにその場を去って行った。残った円堂はもう一度タイヤを大きく振り上げる。
(少し話しただけで心が温かく感じる……これが恋って奴なのかな?)
瑞貴の笑顔が頭に浮かぶと、今更ながら可愛いと思った円堂は顔が赤くなった。
(俺の様子がおかしいと気づくくらいだし、この恋心を気づかせないためにも、今は大会に集中したほうがいいよな。いやでも、これまで通り接することができるのか? さっきも戸惑っちまったし……)
ドシ――ンッ!!
「うわあぁぁあああ!!」
その際に瑞貴が忠告したのにもかかわらず、迫り来るタイヤに気づかないで円堂はぶっ飛ばされた。
「今、守の悲鳴が……。やっぱりぶつけたのかな?」
少し遠くに走っていた瑞貴も円堂の叫び声が聞こえていたが、どうしてぶつかったかという理由はわからなかった。
――それから数時間後、今日もイナズマジャパンは決勝トーナメントに向けて練習をしていた。海外組と共に戦った出来事がイナズマジャパンを新たに進化させたのだ。
「いいぞ、みんなー! その調子だー!」
「次いくよー!」
「もうすっかりみんなの気持ちは決勝トーナメントに向かってるわ」
「はい。頼もしい応援団のおかげかもしれませんね」
秋と冬花と春奈は、別のベンチで応援するリカと塔子に顔を向ける。
「しっかり気張らんかー!」
「みんなー! がんばれー!」
それまでフェンスの外で練習光景を見守っていた夏未が静かに去って行く姿を、円堂と瑞貴は目撃する。
「夏未?」
「夏未ちゃん、どこに行くんだろ?」
二人は顔を見合わせて首を傾げると、すぐに夏未を追いかける。追いついたのは橋を渡ったあとだった。
「夏未ちゃーん!」
「おい、どこに行くんだ夏未! まだ練習中だぞ!?」
二人の声が聞こえて夏未は止まったものの背を向けたままだ。
「行くわ」
「えっ、なんか調べることがあんのか?」
「いいえ、そうじゃないの。私今日で――イナズマジャパンを辞めたの」
「「えっ!?」」
夏未の口から出る言葉に円堂も瑞貴も驚く。昨日までそんな素振りは見せなかったのだから、あまりにも急すぎる。
「辞めたって……どうして……」
「…………」
「夏未ちゃん……?」
何も応えない夏未。瑞貴はその場に立ち尽くすと、円堂は夏未の正面に回り込む。
「どうしてだよ! あと少しで俺たちみんなの、世界一になるって夢が叶う所まで来てんのに!」
「……フフッ」
円堂が必死に説得すると夏未は静かに笑った。
「今の円堂くんの言葉を聞いて、私の考えは間違ってないと確信できたわ」
「夏未……?」
「――さよなら、円堂くん」
円堂に別れの言葉を告げる夏未を見て、瑞貴は原作の出来事だということを忘れて夏未の手をつかむ。
「もしかして、昨日私があんなこと言ったから……?」
「えっ?」
「いいえ、前から決めてたの。瑞貴……行く前にあなたの本音が聞けてよかったわ」
「!」
「さよなら」
夏未の意志の強い瞳を見た瑞貴は思わず握った手を緩めてしまい、その隙に夏未は静かに離れて瑞貴にも別れの言葉を告げる。
そうして夏未は振り向くことなく去って行き、円堂と瑞貴はそのうしろ姿を見つめるしかなかった……。
☆副キャプテン 今日の格言☆
サッカーは天使も悪魔も人間も関係なく、たくさんの人々を繋いでいくスゴいモノだよ!
以上!!
「なんでもない! ちょっとまだ眠くてさ!」
「そう? だったらタイヤにぶつからないように気をつけてね。私も海辺のグラウンドで練習してるから」
「あれ? 朝はいつもランニングだけじゃなかったっけ?」
「集中力と判断力を高めるためにキーパーの特訓を日課に入れたの。昨日の試合を見てたら、みんなに負けてられないって思ってね!」
瑞貴は過去に立向居が使っていたキーパー用のトレーニングマシンで、集中力と判断力を上げる特訓をするのだ。
「じゃ、お互いがんばろうね!」
「あ、ああ!」
瑞貴はニコッと微笑むとランニングの続きをするためにその場を去って行った。残った円堂はもう一度タイヤを大きく振り上げる。
(少し話しただけで心が温かく感じる……これが恋って奴なのかな?)
瑞貴の笑顔が頭に浮かぶと、今更ながら可愛いと思った円堂は顔が赤くなった。
(俺の様子がおかしいと気づくくらいだし、この恋心を気づかせないためにも、今は大会に集中したほうがいいよな。いやでも、これまで通り接することができるのか? さっきも戸惑っちまったし……)
ドシ――ンッ!!
「うわあぁぁあああ!!」
その際に瑞貴が忠告したのにもかかわらず、迫り来るタイヤに気づかないで円堂はぶっ飛ばされた。
「今、守の悲鳴が……。やっぱりぶつけたのかな?」
少し遠くに走っていた瑞貴も円堂の叫び声が聞こえていたが、どうしてぶつかったかという理由はわからなかった。
――それから数時間後、今日もイナズマジャパンは決勝トーナメントに向けて練習をしていた。海外組と共に戦った出来事がイナズマジャパンを新たに進化させたのだ。
「いいぞ、みんなー! その調子だー!」
「次いくよー!」
「もうすっかりみんなの気持ちは決勝トーナメントに向かってるわ」
「はい。頼もしい応援団のおかげかもしれませんね」
秋と冬花と春奈は、別のベンチで応援するリカと塔子に顔を向ける。
「しっかり気張らんかー!」
「みんなー! がんばれー!」
それまでフェンスの外で練習光景を見守っていた夏未が静かに去って行く姿を、円堂と瑞貴は目撃する。
「夏未?」
「夏未ちゃん、どこに行くんだろ?」
二人は顔を見合わせて首を傾げると、すぐに夏未を追いかける。追いついたのは橋を渡ったあとだった。
「夏未ちゃーん!」
「おい、どこに行くんだ夏未! まだ練習中だぞ!?」
二人の声が聞こえて夏未は止まったものの背を向けたままだ。
「行くわ」
「えっ、なんか調べることがあんのか?」
「いいえ、そうじゃないの。私今日で――イナズマジャパンを辞めたの」
「「えっ!?」」
夏未の口から出る言葉に円堂も瑞貴も驚く。昨日までそんな素振りは見せなかったのだから、あまりにも急すぎる。
「辞めたって……どうして……」
「…………」
「夏未ちゃん……?」
何も応えない夏未。瑞貴はその場に立ち尽くすと、円堂は夏未の正面に回り込む。
「どうしてだよ! あと少しで俺たちみんなの、世界一になるって夢が叶う所まで来てんのに!」
「……フフッ」
円堂が必死に説得すると夏未は静かに笑った。
「今の円堂くんの言葉を聞いて、私の考えは間違ってないと確信できたわ」
「夏未……?」
「――さよなら、円堂くん」
円堂に別れの言葉を告げる夏未を見て、瑞貴は原作の出来事だということを忘れて夏未の手をつかむ。
「もしかして、昨日私があんなこと言ったから……?」
「えっ?」
「いいえ、前から決めてたの。瑞貴……行く前にあなたの本音が聞けてよかったわ」
「!」
「さよなら」
夏未の意志の強い瞳を見た瑞貴は思わず握った手を緩めてしまい、その隙に夏未は静かに離れて瑞貴にも別れの言葉を告げる。
そうして夏未は振り向くことなく去って行き、円堂と瑞貴はそのうしろ姿を見つめるしかなかった……。
☆副キャプテン 今日の格言☆
サッカーは天使も悪魔も人間も関係なく、たくさんの人々を繋いでいくスゴいモノだよ!
以上!!