じいちゃんの最後のノート!
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「冬花、見覚えあるか?」
「フユッペ、ほら」
久遠が確認のために問いかけると、円堂がノートを広げて冬花に見せる。
「これは……! 確かに、パパが見ていたノート……パパに勇気をくれたノート」
「勇気……?」
冬花の本当の父・小野正隆。彼の膝の上で机に広げていたノートを冬花は見ていた。
「パパはこのノートを、何度も何度も読み返していたわ。私が読めるのはパパがそうやって声に出して呼んでくれていたおかげ。私、パパが『このノートから心の強さをもらえる』って言ってたのも覚えてる」
「心の強さか……」
「心の強さを与えるノート……。冬花ちゃんのお父さんもずっと大介さんから勇気づけられたんだね」
「で、そのノートに何が書いてあるんだよ?」
「裏ノートにあった究極奥義を超える、超究極奥義とか!」
染岡竜吾や立向居勇気は今までみたいに強い必殺技が書いてあると思っていた。だが、円堂はそれを否定する。
「それが……今フユッペが言った通りなんだ」
「ハアッ!? それじゃわかんねぇぞ」
「だから、冬花ちゃんの言った通り『心』のことが書かれてるの……」
「心……?」
染岡が立ち上がって叫ぶと瑞貴は静かに返した。だが逆に内容を知らない他の者は、どういう意味かわからず頭には『?』マークが浮かんでいた。みんなの心情を代表するかのように吹雪士郎が尋ねる。
「キャプテン、瑞貴ちゃん、どういうことなの?」
「技じゃないんだ。ここに来るまで目を通してみたけど、このノートには必殺技のアイデアは書いてないんだよ」
「だけど、このノートは私たちがこれから強くなるために必要なことが書いてある」
冬花と瑞貴が椅子に座るために立ち去るのを見届け、円堂がノートの内容を読み上げる。
「『技を生み出す根元は「心」の強さである。新たなる技を生み出すには、新たなる「心」を身に付けること』……わかるか?」
「まどろっこしいなぁ。見せてみろ! ――どわっ!」
綱海条介が円堂らノートを奪い取って中を見るが……やはり汚い字によってギブアップする。
「すまない円堂。任せた……」
「よし。読むぞ――」
心のその一。どんなときもあきらめない『ガムシャラガッツ』
心のその二。どんなに強い敵も恐れない『タチムカウユウキ』
心のその三。大切なものを守りたいと思う『ソコナシノヤサシサ』
心のその四。仲間の全てを信じられる『ゼッタイテキシンライ』
心のその五。どんな事態にも動じない『コオリノレイセイ』
心のその六。隠された真実を見抜く力『ミヌクシンガン』
心のその七。人の過ちを許す心の強さ『ユルスツヨサ』
心のその八。他人の喜びと悲しみを分かつ『ワカチアウナミダ』
心のその九。高き志を持つものだけが見る『ハテシナキユメ』
心のその十。自分の力を信じる心『マヨワナイジシン』
心のその十一。どん底でも消えることのない『センシノホコリ』
「……以上」
「ハアッ!? なんだそりゃ」
「なんか難しいっスね……」
読み上げた内容に綱海も壁山も完全に理解することはできなかったようだ。
「フユッペ、ほら」
久遠が確認のために問いかけると、円堂がノートを広げて冬花に見せる。
「これは……! 確かに、パパが見ていたノート……パパに勇気をくれたノート」
「勇気……?」
冬花の本当の父・小野正隆。彼の膝の上で机に広げていたノートを冬花は見ていた。
「パパはこのノートを、何度も何度も読み返していたわ。私が読めるのはパパがそうやって声に出して呼んでくれていたおかげ。私、パパが『このノートから心の強さをもらえる』って言ってたのも覚えてる」
「心の強さか……」
「心の強さを与えるノート……。冬花ちゃんのお父さんもずっと大介さんから勇気づけられたんだね」
「で、そのノートに何が書いてあるんだよ?」
「裏ノートにあった究極奥義を超える、超究極奥義とか!」
染岡竜吾や立向居勇気は今までみたいに強い必殺技が書いてあると思っていた。だが、円堂はそれを否定する。
「それが……今フユッペが言った通りなんだ」
「ハアッ!? それじゃわかんねぇぞ」
「だから、冬花ちゃんの言った通り『心』のことが書かれてるの……」
「心……?」
染岡が立ち上がって叫ぶと瑞貴は静かに返した。だが逆に内容を知らない他の者は、どういう意味かわからず頭には『?』マークが浮かんでいた。みんなの心情を代表するかのように吹雪士郎が尋ねる。
「キャプテン、瑞貴ちゃん、どういうことなの?」
「技じゃないんだ。ここに来るまで目を通してみたけど、このノートには必殺技のアイデアは書いてないんだよ」
「だけど、このノートは私たちがこれから強くなるために必要なことが書いてある」
冬花と瑞貴が椅子に座るために立ち去るのを見届け、円堂がノートの内容を読み上げる。
「『技を生み出す根元は「心」の強さである。新たなる技を生み出すには、新たなる「心」を身に付けること』……わかるか?」
「まどろっこしいなぁ。見せてみろ! ――どわっ!」
綱海条介が円堂らノートを奪い取って中を見るが……やはり汚い字によってギブアップする。
「すまない円堂。任せた……」
「よし。読むぞ――」
心のその一。どんなときもあきらめない『ガムシャラガッツ』
心のその二。どんなに強い敵も恐れない『タチムカウユウキ』
心のその三。大切なものを守りたいと思う『ソコナシノヤサシサ』
心のその四。仲間の全てを信じられる『ゼッタイテキシンライ』
心のその五。どんな事態にも動じない『コオリノレイセイ』
心のその六。隠された真実を見抜く力『ミヌクシンガン』
心のその七。人の過ちを許す心の強さ『ユルスツヨサ』
心のその八。他人の喜びと悲しみを分かつ『ワカチアウナミダ』
心のその九。高き志を持つものだけが見る『ハテシナキユメ』
心のその十。自分の力を信じる心『マヨワナイジシン』
心のその十一。どん底でも消えることのない『センシノホコリ』
「……以上」
「ハアッ!? なんだそりゃ」
「なんか難しいっスね……」
読み上げた内容に綱海も壁山も完全に理解することはできなかったようだ。