最後の決戦! 影山零治‼
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「お前には、もう必要ないか」
「いえ、これからも使わせてもらいます。――これは俺のトレードマークですから」
「フッ、そうか」
再びゴーグルを付ける鬼道に影山は笑う。すると今度は瑞貴に顔を向けた。
「井上瑞貴。私たちが初めて会話したときの内容を覚えているか?」
「初めて会話したとき……」
『必ず君を私の忠実な僕(シモベ)にしてやろう』
瑞貴の脳裏に浮かんだのは帝国学園で出会ったときのこと。しかし今思い返してみれば、あのときは手段を選ばない影山が汚い手を使わず瑞貴が自分から来るのを待っていたかのように思える。
「確かに君の選手としての素質を認め、引き入れたかった。だが――君を真に欲しがっていたのは私ではない。気をつけろ」
「っ!」
原作を知る瑞貴は気づいた。自分を欲しがっているのが影山でないのなら別の人物がいる。彼と関わりが深いなら心当たりがあった。
だけど瑞貴は顔を引き締めて影山に伝える。……こうして対面して会話できる機会はないのだから。
「私は『今までの』あなたなら付いて行こうとしなかった。でも――サッカーを愛する『今の』あなたなら、戦うだけじゃなく同じチームで一緒に戦ってみたかったと思います」
「……そうか」
瑞貴の言葉に影山はフッと笑った。フィディオたちをここまで成長させた影山なら、そばで学び力を付けたいと瑞貴は思った。
すると影山の元に次々とスーツや制服を着た男性たちが現れた。影山が呼んだ警察だ。入場口には続いて鬼瓦源五郎と雷門夏未も出て来る。
「ミスターK……いや、影山零治。傷害罪及び国外逃亡の容疑で逮捕する」
「…………」
刑事から逮捕状を突きつけられても、影山はフッと微笑んだだけで大人しく付いて行った。するとふと足を止める。
「私がこの言葉を口にすることはないと思っていたが……――ありがとう。フィディオ、そして鬼道」
「監督……」
「影山…総帥……」
フィディオや鬼道を始めグラウンドに残った者たちは、警察に連れて行かれる影山のうしろ姿を黙って見つめていた。だが、鬼瓦が影山と歩調を合わせながら尋ねる。
「待て、影山! お前を操っていたのは誰だ!? お前が四十年前バスに細工し、ここまでの全ての陰謀を企むことができたとは思えん。お前に力を与え、闇に引き込んだ人物がいるはずだ!」
「……そこまで調べていたか」
「どこ行くの!? ルシェ、話したいこといっぱいあるんだよ!」
入場口付近の観客席から大声で叫ぶルシェ。彼女は影山がこれからどこに行くのか、その理由も何も知らない。
「また手紙出すよ」
「おじさん……」
ルシェにそう言い残した影山は警察と共にグラウンドを去って行く。鬼道は深く頭を下げて見送った。
☆☆☆☆☆
とある薄暗い一室で、ガルシルド=ベイハンとラボック=ヘンクタッカーが影山の逮捕を知った。
「ガルシルド様、いかが致しましょう?」
「飼い犬に噛まれるとはこのことだな、ヘンクタッカーくん。その件は任せる」
「ハッ」
ガルシルドに命じられたヘンクタッカーは了承し、手を打つためにその場を去って行った。
――ライオコット島にある警察署に護送された影山は、これから過去の事件を含めた諸々の取り調べを受けることになる。護送車から出てきた影山は空を見上げた。
「空か……。こんな気持ちで見上げるのはいつ以来だろう……」
青い空を見渡した影山は刑事と共に警察署の中に向かう。すると……。
ゴオオォォオオオ――ッ!!
大型の暴走車が警察署の門をぶち破り、スピードを落とさず真っ直ぐ影山に向かって行く。その際、影山は恐れることもなく笑みを浮かべていた。
「いえ、これからも使わせてもらいます。――これは俺のトレードマークですから」
「フッ、そうか」
再びゴーグルを付ける鬼道に影山は笑う。すると今度は瑞貴に顔を向けた。
「井上瑞貴。私たちが初めて会話したときの内容を覚えているか?」
「初めて会話したとき……」
『必ず君を私の忠実な僕(シモベ)にしてやろう』
瑞貴の脳裏に浮かんだのは帝国学園で出会ったときのこと。しかし今思い返してみれば、あのときは手段を選ばない影山が汚い手を使わず瑞貴が自分から来るのを待っていたかのように思える。
「確かに君の選手としての素質を認め、引き入れたかった。だが――君を真に欲しがっていたのは私ではない。気をつけろ」
「っ!」
原作を知る瑞貴は気づいた。自分を欲しがっているのが影山でないのなら別の人物がいる。彼と関わりが深いなら心当たりがあった。
だけど瑞貴は顔を引き締めて影山に伝える。……こうして対面して会話できる機会はないのだから。
「私は『今までの』あなたなら付いて行こうとしなかった。でも――サッカーを愛する『今の』あなたなら、戦うだけじゃなく同じチームで一緒に戦ってみたかったと思います」
「……そうか」
瑞貴の言葉に影山はフッと笑った。フィディオたちをここまで成長させた影山なら、そばで学び力を付けたいと瑞貴は思った。
すると影山の元に次々とスーツや制服を着た男性たちが現れた。影山が呼んだ警察だ。入場口には続いて鬼瓦源五郎と雷門夏未も出て来る。
「ミスターK……いや、影山零治。傷害罪及び国外逃亡の容疑で逮捕する」
「…………」
刑事から逮捕状を突きつけられても、影山はフッと微笑んだだけで大人しく付いて行った。するとふと足を止める。
「私がこの言葉を口にすることはないと思っていたが……――ありがとう。フィディオ、そして鬼道」
「監督……」
「影山…総帥……」
フィディオや鬼道を始めグラウンドに残った者たちは、警察に連れて行かれる影山のうしろ姿を黙って見つめていた。だが、鬼瓦が影山と歩調を合わせながら尋ねる。
「待て、影山! お前を操っていたのは誰だ!? お前が四十年前バスに細工し、ここまでの全ての陰謀を企むことができたとは思えん。お前に力を与え、闇に引き込んだ人物がいるはずだ!」
「……そこまで調べていたか」
「どこ行くの!? ルシェ、話したいこといっぱいあるんだよ!」
入場口付近の観客席から大声で叫ぶルシェ。彼女は影山がこれからどこに行くのか、その理由も何も知らない。
「また手紙出すよ」
「おじさん……」
ルシェにそう言い残した影山は警察と共にグラウンドを去って行く。鬼道は深く頭を下げて見送った。
☆☆☆☆☆
とある薄暗い一室で、ガルシルド=ベイハンとラボック=ヘンクタッカーが影山の逮捕を知った。
「ガルシルド様、いかが致しましょう?」
「飼い犬に噛まれるとはこのことだな、ヘンクタッカーくん。その件は任せる」
「ハッ」
ガルシルドに命じられたヘンクタッカーは了承し、手を打つためにその場を去って行った。
――ライオコット島にある警察署に護送された影山は、これから過去の事件を含めた諸々の取り調べを受けることになる。護送車から出てきた影山は空を見上げた。
「空か……。こんな気持ちで見上げるのはいつ以来だろう……」
青い空を見渡した影山は刑事と共に警察署の中に向かう。すると……。
ゴオオォォオオオ――ッ!!
大型の暴走車が警察署の門をぶち破り、スピードを落とさず真っ直ぐ影山に向かって行く。その際、影山は恐れることもなく笑みを浮かべていた。