激闘! 円堂VSフィディオ‼
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するとヒデが入場口に顔を向けたので影山も追うと、ルカと手を繋いでいる少女が目に入った。
「おじさんどこかな~?」
「っ! ルシェ、どうしてここに!?」
少女――ルシェの姿を見た影山は、今までにない以上の驚きを露わにしてヒデに問い詰める。
「ナカタ! これはどういうことだ!? ルシェをここに連れて来るなど――」
「お言葉ですがミスターK。ルシェの願いなんです。『目が見えるようになったら、最初にあなたのサッカーを見たい』ってね」
「だからと言ってこんな所に!」
「……これが最後なんじゃないんですか?」
「何?」
「今日を最後にあなたの試合は見られなくなる……違いますか?」
「っ!」
「最後?」
ヒデが口にした『最後の試合』……それに反応したのはオルフェウスだけじゃなく、鬼道を始めたイナズマジャパンもだ。二人の会話を真剣に聞き入れる。
「前半の戦いを見てわかりました。あなたはもう過去のあなたではない。今日で全てを償うつもりではないのですか? もう自分から逃げることはない……自分の犯した罪からも」
影山はサッカーへの恨みを晴らすために手段を選ばなかった。その手に掛かって多くの選手たちがチャンスを奪われ、ルシェはその策略の巻き添えとなって怪我を負ってしまった。サッカーとは何も関係がないというのに。
そのことが心のどこかに引っ掛かり病院にいるルシェを見舞った。そして彼女の病気のことを知った。その手術には莫大な費用がかかるということも。
「あなたはルシェの怪我が治ったあとに手紙を送り続けていた……治療費と共に。どうしてそんなことを?」
「……ただの気まぐれだよ」
「そうでしょうか? ルシェのために何かをしてやることで、少しだけ救われていたんじゃないですか? 闇の世界に入り込んでしまった、あなた自身の心が……あなたの心は闇の世界を抜け出したがっていたんです」
「お前はそんなことを調べるために旅をしていたのか?」
「いえ。旅の途中、偶然知ってしまったこと。俺はそんなお人好しではありませんよ」
「――おじさん?」
「!」
影山のそばにルシェがとうとう来た。今まで目が見えなかったので姿を見ただけではすぐにわからない。
「ルシェ……」
「その声、やっぱりおじさんだ!」
「見えるのか?」
「うん! おじさんのおかげで私の目、見えるようになったんだよ!」
「っ!?」
影山がルシェにしていたことを、彼の元から去るまでずっと一緒にいた鬼道も知らずに驚いた。
「そうか……よかったな」
「おじさん。ありがとう!」
近づこうとするルシェを影山は手を出して制する。その行動にルシェは不思議に思う。
「ん?」
「ルシェ、私は君に感謝されるような人間ではない」
「そんなことないよ! おじさんは私に手術を受けさせてくれた、手紙で励ましてくれたもの。おじさん、ありがとう。私、サッカー勉強する。おじさんともっといっぱい話したいから!」
ルシェの笑顔は心から影山のことを感謝しているのだ。
「私には試合がある。話はあとだ」
「うん! じゃああとで。応援してるね!」
そうしてルシェはもう一度ルカに手を引かれ、グラウンドを去って行った。その間にも影山に向かって手を振っている。見届けた影山はオルフェウスと向き合った。
「後半の作戦を伝える」
「「「「「はい!」」」」」
ハーフタイムが終了してまもなく後半が始まり、選手はピッチへと入る。
果たして、勝負の行方は――!?
☆副キャプテン 今日の格言☆
一丸となったチームとサッカーできるなんて、サッカープレーヤーとして喜ばしいことだよ
以上!!
「おじさんどこかな~?」
「っ! ルシェ、どうしてここに!?」
少女――ルシェの姿を見た影山は、今までにない以上の驚きを露わにしてヒデに問い詰める。
「ナカタ! これはどういうことだ!? ルシェをここに連れて来るなど――」
「お言葉ですがミスターK。ルシェの願いなんです。『目が見えるようになったら、最初にあなたのサッカーを見たい』ってね」
「だからと言ってこんな所に!」
「……これが最後なんじゃないんですか?」
「何?」
「今日を最後にあなたの試合は見られなくなる……違いますか?」
「っ!」
「最後?」
ヒデが口にした『最後の試合』……それに反応したのはオルフェウスだけじゃなく、鬼道を始めたイナズマジャパンもだ。二人の会話を真剣に聞き入れる。
「前半の戦いを見てわかりました。あなたはもう過去のあなたではない。今日で全てを償うつもりではないのですか? もう自分から逃げることはない……自分の犯した罪からも」
影山はサッカーへの恨みを晴らすために手段を選ばなかった。その手に掛かって多くの選手たちがチャンスを奪われ、ルシェはその策略の巻き添えとなって怪我を負ってしまった。サッカーとは何も関係がないというのに。
そのことが心のどこかに引っ掛かり病院にいるルシェを見舞った。そして彼女の病気のことを知った。その手術には莫大な費用がかかるということも。
「あなたはルシェの怪我が治ったあとに手紙を送り続けていた……治療費と共に。どうしてそんなことを?」
「……ただの気まぐれだよ」
「そうでしょうか? ルシェのために何かをしてやることで、少しだけ救われていたんじゃないですか? 闇の世界に入り込んでしまった、あなた自身の心が……あなたの心は闇の世界を抜け出したがっていたんです」
「お前はそんなことを調べるために旅をしていたのか?」
「いえ。旅の途中、偶然知ってしまったこと。俺はそんなお人好しではありませんよ」
「――おじさん?」
「!」
影山のそばにルシェがとうとう来た。今まで目が見えなかったので姿を見ただけではすぐにわからない。
「ルシェ……」
「その声、やっぱりおじさんだ!」
「見えるのか?」
「うん! おじさんのおかげで私の目、見えるようになったんだよ!」
「っ!?」
影山がルシェにしていたことを、彼の元から去るまでずっと一緒にいた鬼道も知らずに驚いた。
「そうか……よかったな」
「おじさん。ありがとう!」
近づこうとするルシェを影山は手を出して制する。その行動にルシェは不思議に思う。
「ん?」
「ルシェ、私は君に感謝されるような人間ではない」
「そんなことないよ! おじさんは私に手術を受けさせてくれた、手紙で励ましてくれたもの。おじさん、ありがとう。私、サッカー勉強する。おじさんともっといっぱい話したいから!」
ルシェの笑顔は心から影山のことを感謝しているのだ。
「私には試合がある。話はあとだ」
「うん! じゃああとで。応援してるね!」
そうしてルシェはもう一度ルカに手を引かれ、グラウンドを去って行った。その間にも影山に向かって手を振っている。見届けた影山はオルフェウスと向き合った。
「後半の作戦を伝える」
「「「「「はい!」」」」」
ハーフタイムが終了してまもなく後半が始まり、選手はピッチへと入る。
果たして、勝負の行方は――!?
☆副キャプテン 今日の格言☆
一丸となったチームとサッカーできるなんて、サッカープレーヤーとして喜ばしいことだよ
以上!!