いよいよ決戦! フィディオの決意‼
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次の日。とうとうイナズマジャパン対オルフェウスの試合が始まる。場所は高い塔がそびえ立つコンドルスタジアムだ。
控え室で円堂はグローブを嵌め、瑞貴はしっかり靴紐を結び終えるとお互い顔を見合わせて頷き、次いでみんなに体を向ける。
「みんな、準備はいいな?」
「「「「「ああ/はい/っス!!」」」」」
「ここまで来たらあとはやるだけだ。俺たちの全部をぶつければ必ず勝てる!」
「相手がどんなプレーをしても、私たちは私たちのサッカーを見失わずに真っ直ぐ進んでいこう!」
「「それじゃあいくぞー!」」
「「「「「オウッ!!」」」」」
拳を高く上げる瑞貴と円堂に続き、全員が同じように高く上げた。
「瑞貴さん、昨日の特訓は大成功でしたね! 今日、チャンスがあったら決めましょう!」
「うん。それともう一つの必殺技も使ってみるよ!」
そして両チームがグラウンドに移動し、それぞれ一列に並んでイナズマジャパンはオルフェウスと向き合う。
(負けないぜ、フィディオ)
(この試合、絶対勝ってやるから)
(俺たちだって)
円堂と瑞貴とフィディオは言葉にせずとも、それぞれの思考がわかっているように通じ合っていた。両チームがベンチへ移動し、久遠からスターティングメンバーが告げられる。
「スターティングメンバーを発表する。FW・豪炎寺、染岡、基山。MF・井上、鬼道、佐久間。DF・壁山、綱海、吹雪、飛鷹。GK・円堂。以上」
「「「「「はい!!」」」」」
久遠はチラッと響木を見るが、彼はいつものようにベンチの隅で試合を見守る体勢でいた。
《さあ、両チームポジションに着きました! まもなく試合開始です!》
マクスター=ランドの実況とレビン=マードックの解説が今回もスタジアム中に響き渡る。だが今回の試合は特別なものなのだ。
鬼道がゴーグル越しの赤い瞳に映る影山を睨み付ける。
(影山零治……今日こそ決着を付けてやる!)
すると影山は笑っているかのように今まで閉ざしていた口を開けた。
(何っ!? まさか、また何か企んで……!)
この試合もさらなる警戒をすべきだと鬼道は思った。同時に試合開始のホイッスルが鳴り響く。
イナズマジャパンからのキックオフなので、豪炎寺からボールを受け取った基山ヒロトがドリブルで上がって行く。
「染岡くん!」
「オウッ!」
パスを受け取った染岡はアンジェロ=ガブリーニをジャンプでかわした。見事なプレーに円堂は声を上げる。
「いいぞ染岡!」
《なかなかキレのあるいいドリブルですね》
「カテナチオカウンターだ!」
「「「「「えっ!?」」」」」
「カテナチオカウンター!?」
突然フィディオが叫んだ名称にイナズマジャパン全員が驚き、染岡は思わず足を止めてしまう。