いよいよ決戦! フィディオの決意‼
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「ダニエレ、エンリコ、アレサンドロ、ジュゼッペ、もう一度頼む!」
「えっ!? フィディオ、お前まだやるつもりなのか!?」
中断されて練習の意味もわからないのに、続ける気持ちでいるフィディオにブラージは驚く。
「ああ。監督が考えている必殺タクティクスを完成させるには、早くこの動きをマスターすることが必要だからね」
「フィディオ……。どうしてそこまであいつのことが信じられるんだ!?」
「どうしてって……?」
「お前があの監督を買っているのは知っている。イギリス戦に勝って、アメリカ戦に引き分けられたのも、あいつの采配があったからかもしれねぇ」
「…………」
「けどお前だって、エンドウやミズキたちから聞いたはずだ! あいつが今までどんなことをしてきたのかを! それに言っちゃ悪いが、この必殺タクティクスだってどこがそんなにスゴいのか俺にはわからねぇ! もしかしたら本当の狙いは俺たちを潰すことかもしれねぇんだぞ!」
「なっ!」
一度影山はフィディオたちをイタリア代表の座から降ろそうとし、試合を有利に進めるために何人か怪我させた。さらに加えて瑞貴たちから聞いた数々の悪行も聞いて『信じる』というのがムリな話だ。
それなのに影山の指示に従うフィディオに、ブラージは納得できなかった。
「なのにどうしてそこまで奴のことが信じられるんだ!?」
「だからそれは――……」
「フンッ、答えられないじゃねぇか。話にならねぇぜ。いくぞ、みんな!」
ブラージを始めフィディオ以外全員がグラウンドを去って行く。残ったフィディオは影山について考えていた。
(確かに、どうしてだか俺にもわからない。ただ……)
イギリス戦では無敵の槍を攻略して相手を突破するためのプレーを見つけ、アメリカ戦ではフォーメーションを変えることで反撃することができた。あんな見事な采配をしながらも、影山には何故か底知れぬ深い闇のようなものがある。
(もしかしたらそれは、みんなが言うようにサッカーに対する単なる憎しみなのかもしれない……。でも俺は感じるんだ。それだけじゃない何かもっと深いものを! 俺はそれがなんなのか知りたいんだ!)
その日、宿舎に帰ったフィディオにオルフェウスの真のキャプテンであるヒデ=ナカタから小包が届いた。……それがフィディオに影山に対する思考を確信に変えていくことになる。
「えっ!? フィディオ、お前まだやるつもりなのか!?」
中断されて練習の意味もわからないのに、続ける気持ちでいるフィディオにブラージは驚く。
「ああ。監督が考えている必殺タクティクスを完成させるには、早くこの動きをマスターすることが必要だからね」
「フィディオ……。どうしてそこまであいつのことが信じられるんだ!?」
「どうしてって……?」
「お前があの監督を買っているのは知っている。イギリス戦に勝って、アメリカ戦に引き分けられたのも、あいつの采配があったからかもしれねぇ」
「…………」
「けどお前だって、エンドウやミズキたちから聞いたはずだ! あいつが今までどんなことをしてきたのかを! それに言っちゃ悪いが、この必殺タクティクスだってどこがそんなにスゴいのか俺にはわからねぇ! もしかしたら本当の狙いは俺たちを潰すことかもしれねぇんだぞ!」
「なっ!」
一度影山はフィディオたちをイタリア代表の座から降ろそうとし、試合を有利に進めるために何人か怪我させた。さらに加えて瑞貴たちから聞いた数々の悪行も聞いて『信じる』というのがムリな話だ。
それなのに影山の指示に従うフィディオに、ブラージは納得できなかった。
「なのにどうしてそこまで奴のことが信じられるんだ!?」
「だからそれは――……」
「フンッ、答えられないじゃねぇか。話にならねぇぜ。いくぞ、みんな!」
ブラージを始めフィディオ以外全員がグラウンドを去って行く。残ったフィディオは影山について考えていた。
(確かに、どうしてだか俺にもわからない。ただ……)
イギリス戦では無敵の槍を攻略して相手を突破するためのプレーを見つけ、アメリカ戦ではフォーメーションを変えることで反撃することができた。あんな見事な采配をしながらも、影山には何故か底知れぬ深い闇のようなものがある。
(もしかしたらそれは、みんなが言うようにサッカーに対する単なる憎しみなのかもしれない……。でも俺は感じるんだ。それだけじゃない何かもっと深いものを! 俺はそれがなんなのか知りたいんだ!)
その日、宿舎に帰ったフィディオにオルフェウスの真のキャプテンであるヒデ=ナカタから小包が届いた。……それがフィディオに影山に対する思考を確信に変えていくことになる。