いよいよ決戦! フィディオの決意‼
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同じ頃イタリアエリアのグラウンドでは、フィディオ=アルデナを始めとするオルフェウスの選手が影山零治から驚くことを告げられた。
「『カテナチオカウンター』?」
「イナズマジャパンと戦うために私が考案した必殺タクティクスだ。これからお前たちに習得してもらう」
「カテナチオカウンター……」
「なんだ? それ」
(カテナチオと言えばイタリアの……。なんでミスターKはそんなのを知っているんだ?)
ジジ=ブラージやラファエレ=ジェラーニはさっぱりわからなかったが、フィディオは心当たりが少しあり、同時に影山の意図が読めなかった。
練習方法はなんと選手が次々襲い掛かるボールをよけながらドリブルしていくことだ。それが夕方までずっと続き、誰一人突破することなく疲労が溜まるだけだった。
「次!」
「はい! いくぞ!」
影山の合図でフィディオがドリブルして行くと、エンリコ=オリビエとアレサンドロ=ロッサと、ダニエレ=サンクティスとジュゼッペ=カンナバロが用意したボールを次々撃っていく。
(ドリブルに気を取られるな!)
フィディオはそれをいくつかかわしていく。ここまでできたことは誰もないのでブラージたちは驚きながら見ていたが、途中でフィディオはボールが当たって倒れてしまった。
「必殺タクティクスかなんだか知らないが、ホントにこんな練習意味があるのかよ……!?」
「っ!」
全然練習の意図が読めないラファエレは拳を握り、ブラージは影山を睨み付ける。
「次!」
その視線に知ってか知らずが、影山は続けるようにと声を上げると今度はマルコ=マセラッティが向かった。それから次々挑戦していくが誰もシュートまでいくことができなかった。
「こいつらにカテナチオカウンターはムリか……。次の手を打つ必要がありそうだな。――もういい、やめだ」
「えっ!? でも監督!」
突然練習を中断して去って行く影山にフィディオは声をかけるが、足を止めることはなかった。ラファエレはそんな影山に不信感が募る。
「結局マトモな練習一つできずに終わりかよ。ホントに大丈夫かねぇ、あんな監督に任せて」