よみがえる記憶! 冬花の真実‼
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「大丈夫。お父さんが…マモルくんが…瑞貴ちゃんが…みんなが…仲間がいるから。私、わかってた。いつも気にかけてくれていたこと、心が強くなるように育ててくれたこと、何があってもいいように見守ってくれたこと……!」
普段無口で表情を変えず厳しいことを言う久遠だが、冬花には彼の優しさや温かさがちゃんと伝わっていたのだ。
「ずっと私を守ってくれてありがとう……お父さん……!」
「冬花……」
自分の肩に額を当てる冬花の体を久遠はそっと抱きしめた。
そばで二人を見守っていた瑞貴と円堂は顔を見合わせて笑っていたが、瑞貴は感極まって涙をポロポロ流していたので円堂はそっと瑞貴の頭を撫でた。
☆☆☆☆☆
次の日。意識が戻ったとはいえまだ検査があるので冬花は病院にいる。久遠も付き添いで残っていた。
昨夜円堂と瑞貴はシンに送ってもらって宿舎に帰ったが、朝になるとすぐに冬花の病室へやってきた。円堂はボールを、瑞貴は見舞い品がある紙袋を持って。
「「おはようございます!」」
「円堂、井上」
「マモルくん、瑞貴ちゃん、おはよう!」
「おはよう! 大丈夫か?」
「どこか痛いとかおかしいとかない?」
「うん。もう大丈夫! ――あれからいろんな記憶が甦ってきたの。本当のパパの手、ママの優しい匂い、思い出せてよかった……」
過去の記憶も受け入れて乗り越えた冬花は、いつもの笑顔がどこか強くなった気がする。円堂も瑞貴も一安心した。
「あっ、そうだ。マモルくんのおじいちゃんのこと」
「えっ?」
「パパが話してたの思い出したの。マモルくんのおじいちゃんはどんな運命にも立ち向かっていく強い人だったって」
「そっか。フユッペのお父さん、じいちゃんに会ったことがあるんだ」
「ただ……」
冬花は幼い頃、本当の父の部屋で机に向かう彼の膝に座り、その表情を見ていた。そして机に広げていた汚い字で書かれているノートも。
「ただ、その話をするときのパパ、辛い顔をしてた。理由はわからないけど……」
「辛い顔?」
「――そこから先は私が話すわ」
第三者の声に全員顔を向けると、久しく顔を見る雷門夏未と鬼瓦源五郎がいた。
「夏未ちゃん! 鬼瓦さん!」
「よぉ」
「久しぶりね、円堂くん、瑞貴」
「夏未、話すって何を?」
「あっ、待って」
円堂が夏未に話を促そうとしたが、瑞貴がそれを止めたので自然と全員に注目される。もともと円堂と冬花が旧交を分かち合うのに、共に病院に来るのを迷ったくらいだ。
「どうやらこの話、私は場違いな気がするから席を外すね」
「いいえ。瑞貴、あなたにも聞いてもらいたいの。――あなたを狙っている影山のこともあるから」
「っ!」
夏未の言葉に目を見開いた瑞貴は「わかった……」と呟くと、病室を出ようとした動きを止めた。それを確認した夏未は話し始める。
普段無口で表情を変えず厳しいことを言う久遠だが、冬花には彼の優しさや温かさがちゃんと伝わっていたのだ。
「ずっと私を守ってくれてありがとう……お父さん……!」
「冬花……」
自分の肩に額を当てる冬花の体を久遠はそっと抱きしめた。
そばで二人を見守っていた瑞貴と円堂は顔を見合わせて笑っていたが、瑞貴は感極まって涙をポロポロ流していたので円堂はそっと瑞貴の頭を撫でた。
☆☆☆☆☆
次の日。意識が戻ったとはいえまだ検査があるので冬花は病院にいる。久遠も付き添いで残っていた。
昨夜円堂と瑞貴はシンに送ってもらって宿舎に帰ったが、朝になるとすぐに冬花の病室へやってきた。円堂はボールを、瑞貴は見舞い品がある紙袋を持って。
「「おはようございます!」」
「円堂、井上」
「マモルくん、瑞貴ちゃん、おはよう!」
「おはよう! 大丈夫か?」
「どこか痛いとかおかしいとかない?」
「うん。もう大丈夫! ――あれからいろんな記憶が甦ってきたの。本当のパパの手、ママの優しい匂い、思い出せてよかった……」
過去の記憶も受け入れて乗り越えた冬花は、いつもの笑顔がどこか強くなった気がする。円堂も瑞貴も一安心した。
「あっ、そうだ。マモルくんのおじいちゃんのこと」
「えっ?」
「パパが話してたの思い出したの。マモルくんのおじいちゃんはどんな運命にも立ち向かっていく強い人だったって」
「そっか。フユッペのお父さん、じいちゃんに会ったことがあるんだ」
「ただ……」
冬花は幼い頃、本当の父の部屋で机に向かう彼の膝に座り、その表情を見ていた。そして机に広げていた汚い字で書かれているノートも。
「ただ、その話をするときのパパ、辛い顔をしてた。理由はわからないけど……」
「辛い顔?」
「――そこから先は私が話すわ」
第三者の声に全員顔を向けると、久しく顔を見る雷門夏未と鬼瓦源五郎がいた。
「夏未ちゃん! 鬼瓦さん!」
「よぉ」
「久しぶりね、円堂くん、瑞貴」
「夏未、話すって何を?」
「あっ、待って」
円堂が夏未に話を促そうとしたが、瑞貴がそれを止めたので自然と全員に注目される。もともと円堂と冬花が旧交を分かち合うのに、共に病院に来るのを迷ったくらいだ。
「どうやらこの話、私は場違いな気がするから席を外すね」
「いいえ。瑞貴、あなたにも聞いてもらいたいの。――あなたを狙っている影山のこともあるから」
「っ!」
夏未の言葉に目を見開いた瑞貴は「わかった……」と呟くと、病室を出ようとした動きを止めた。それを確認した夏未は話し始める。