よみがえる記憶! 冬花の真実‼
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「私は悩んでいた。命を救うためとはいえ、催眠療法を選んだ自分の行為は正しかったのかと……。だが、仕方ないのだ。冬花にはもう一度新しい記憶を植え付ける、催眠療法をするしか……」
「えっ!? それってフユッペが、また俺や瑞貴やみんなのことを忘れてしまうってことじゃ……!」
「冬花を救うには、それしかない」
「そんな……!」
瑞貴はそっと冬花の手を握り締めて今までのことを思い出す。雷門中で出会って、一緒に料理をしたり、時にはお茶をしたり、冬花の笑顔が次々と頭に浮かんでくる。
「「ダメだ! そんなの!」」
「!」
冬花の笑顔を失うわけにはいかない。円堂と瑞貴久遠の方法を否定して、必死に冬花に声をかける。
「フユッペ、俺は覚えていたい! 嬉しいことも、辛いことも、全部覚えていたい! フユッペだってそうだろ!?」
「冬花ちゃん! 今度は秋ちゃんと春奈ちゃんと一緒にお茶会しようって約束したでしょ!? 楽しみにしてるって言ってたじゃない……!」
「……円堂、井上、冬花にお前たちの声は届いていない。冬花を救うにはもう……」
円堂はサッカーボールを持つと、瑞貴が握っていた冬花の手を乗せる。
「サッカーボールだ……。あんなにマネージャーの仕事、楽しくやってただろ? サッカー好きなんだろ?」
「一人一人のドリンクに絵を描いてくれたり、条介にニンジンゼリーを作ってあげたり、栄養学の勉強して、イナズマジャパンのマネージャーになってよかったって言ってくれた……私、嬉しかったよ」
「円堂……井上……」
二人が何度言葉をかけても反応しない。あきらめず娘に声をかけてくれる円堂と瑞貴に久遠は嬉しくも思うが、同時に報われないことに悲しく思った。
「フユッペ! なあ、フユッペ!」
「冬花ちゃん!」
円堂と瑞貴の瞳には涙が溜まっているが呼び続けていく。だが結局冬花の様子は変わりなく、円堂は顔をうつむけ、瑞貴は冬花の手を握るのとは反対の手で拳を震わせていた。
「東京の先生に連絡を取る……」
久遠は静かにポケットから携帯を取り出して連絡を取り始めた。その間に円堂と瑞貴の涙が流れてボールに落ちていく。
「フユッペ……サッカーってさ、楽しいことばかりじゃない、辛いこともある……。でも……それを一緒にがんばって乗り越えていくのが仲間なんだ!」
「イナズマジャパンは誰一人欠けたって成立しない……冬花ちゃんがいなくちゃ意味がないんだよ! 守だって言ってたでしょ……?」
「フユッペは今もこれからも――」
「「俺/私たちの大切な仲間だ!」」
ポタッ――……。
二人の涙が冬花の手の甲に落ちて流れると、冬花の瞳に光が戻ってきた。
「マ…モル…くん……。み…ずき…ちゃん……」
「「!」」
自分たちを呼ぶ声に顔を上げると、冬花が涙を流していた。同時に冬花をまとっていた闇が晴れていく。
「あっ、久遠です。先生にお願いしたいことが……――っ!?」
催眠療法をしてくれた医師と繋がったのか、久遠が頼もうとすると自分の手首をつかむ手に気づいて顔を向ける。そこには起き上がって自分を見つめる冬花だった。
「やめて……私、忘れたくない」
「冬花……」
「スゴく悲しくて、辛くて、苦しいことを思い出したけど……でも、もう忘れたくないの……! マモルくんや、瑞貴ちゃんや、大切な仲間たちのことを……!」
「私は、お前が心配なんだ……!」
通信を切った久遠が向き合うようにしゃがんで冬花の両肩に手を乗せて告げると、冬花はゆっくり首を横に振った。
「えっ!? それってフユッペが、また俺や瑞貴やみんなのことを忘れてしまうってことじゃ……!」
「冬花を救うには、それしかない」
「そんな……!」
瑞貴はそっと冬花の手を握り締めて今までのことを思い出す。雷門中で出会って、一緒に料理をしたり、時にはお茶をしたり、冬花の笑顔が次々と頭に浮かんでくる。
「「ダメだ! そんなの!」」
「!」
冬花の笑顔を失うわけにはいかない。円堂と瑞貴久遠の方法を否定して、必死に冬花に声をかける。
「フユッペ、俺は覚えていたい! 嬉しいことも、辛いことも、全部覚えていたい! フユッペだってそうだろ!?」
「冬花ちゃん! 今度は秋ちゃんと春奈ちゃんと一緒にお茶会しようって約束したでしょ!? 楽しみにしてるって言ってたじゃない……!」
「……円堂、井上、冬花にお前たちの声は届いていない。冬花を救うにはもう……」
円堂はサッカーボールを持つと、瑞貴が握っていた冬花の手を乗せる。
「サッカーボールだ……。あんなにマネージャーの仕事、楽しくやってただろ? サッカー好きなんだろ?」
「一人一人のドリンクに絵を描いてくれたり、条介にニンジンゼリーを作ってあげたり、栄養学の勉強して、イナズマジャパンのマネージャーになってよかったって言ってくれた……私、嬉しかったよ」
「円堂……井上……」
二人が何度言葉をかけても反応しない。あきらめず娘に声をかけてくれる円堂と瑞貴に久遠は嬉しくも思うが、同時に報われないことに悲しく思った。
「フユッペ! なあ、フユッペ!」
「冬花ちゃん!」
円堂と瑞貴の瞳には涙が溜まっているが呼び続けていく。だが結局冬花の様子は変わりなく、円堂は顔をうつむけ、瑞貴は冬花の手を握るのとは反対の手で拳を震わせていた。
「東京の先生に連絡を取る……」
久遠は静かにポケットから携帯を取り出して連絡を取り始めた。その間に円堂と瑞貴の涙が流れてボールに落ちていく。
「フユッペ……サッカーってさ、楽しいことばかりじゃない、辛いこともある……。でも……それを一緒にがんばって乗り越えていくのが仲間なんだ!」
「イナズマジャパンは誰一人欠けたって成立しない……冬花ちゃんがいなくちゃ意味がないんだよ! 守だって言ってたでしょ……?」
「フユッペは今もこれからも――」
「「俺/私たちの大切な仲間だ!」」
ポタッ――……。
二人の涙が冬花の手の甲に落ちて流れると、冬花の瞳に光が戻ってきた。
「マ…モル…くん……。み…ずき…ちゃん……」
「「!」」
自分たちを呼ぶ声に顔を上げると、冬花が涙を流していた。同時に冬花をまとっていた闇が晴れていく。
「あっ、久遠です。先生にお願いしたいことが……――っ!?」
催眠療法をしてくれた医師と繋がったのか、久遠が頼もうとすると自分の手首をつかむ手に気づいて顔を向ける。そこには起き上がって自分を見つめる冬花だった。
「やめて……私、忘れたくない」
「冬花……」
「スゴく悲しくて、辛くて、苦しいことを思い出したけど……でも、もう忘れたくないの……! マモルくんや、瑞貴ちゃんや、大切な仲間たちのことを……!」
「私は、お前が心配なんだ……!」
通信を切った久遠が向き合うようにしゃがんで冬花の両肩に手を乗せて告げると、冬花はゆっくり首を横に振った。