よみがえる記憶! 冬花の真実‼
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
――練習の疲れを癒す夕食。いつも通り楽しい雰囲気が出て綱海は最後のひと口のハンバーグを食べる。
「ごっそうさん!」
「ニンジン残ってます」
「えっ」
冬花の言葉に綱海は苦い顔で皿を見る。隅にはニンジンが固まって置いてあった。
「俺、ニンジンだけは苦手っつーか……」
「食べないと栄養が偏ります」
「うぅ……」
「だから――」
実際その通りだが苦手なモノは食べられない。綱海が気まずそうに目線を逸らすと冬花はオレンジ色のゼリーを差し出した。
「おっ?」
「ニンジンのゼリーです。摩り下ろして甘く味付けしたので、食べやすくなってますよ」
「甘くったって……」
ゼリーは好きだが素材は嫌いなニンジン。なかなか手を付けられずにいた綱海だが冬花の好意をムダにするわけにはいかないので、思い切ってひと口食べると……。
「おっ、うまい!」
「しばらくはこれで慣れて、少しずつ食べられるようになるといいですね」
「おぉっ! サンキュ!」
お気に召したようで綱海は次々ゼリーを口に運んでいく。その様子に風丸一郎太は瑞貴と円堂に声をかける。
「ドリンクといい、ゼリーといい、一人前のマネージャーになろうと一生懸命だな」
「だね。いつも助かってるよ」
「ああ。フユッペは今もこれからも大事な仲間さ!」
「うん!」
二人の言葉に嬉しく思った冬花は笑顔を向けてくれた。
「いいなぁ~俺も食べたいっス~」
「ごめんなさい。これは綱海くん用で……」
すっかり完食した綱海。うらやましそうに言う壁山に冬花は苦笑して謝っていると、円堂と瑞貴は冬花の過去を思い出す。
……事故で両親を失ったショックのあまり食事も取れず、死の危険さえもあった。だから冬花を救うためには催眠療法で記憶を変えるしか方法がなかった。
『……円堂、お前は冬花が幸せなときに一緒にいた。お前といることで、その頃の記憶が呼び起こされているのかもしれない。記憶が戻れば、冬花は辛い過去と向き合わなければならない。それに耐えられなければ、今度こそ……』
(今のフユッペなら、大丈夫だ!)
円堂は秋と春奈と楽しそうに話している冬花を見て心からそう思った。
『記憶がなくなる前に出会ったわけではない。円堂はわかるが、冬花は最近お前のことをよく話している。それも楽しそうにな』
(冬花ちゃんが私に望む関係にはなれないけど、何かあれば私は支えてあげる。大事な仲間だから!)
瑞貴はそう思って微笑むと、不動明王のそばに行った。
「明王も条介みたいに作ってもらったら? トマト嫌い克服できるよ」
「余計な世話だ」
ビシッ!
「アタッ!」
からかったので瑞貴は不動からチョップをくらった。
☆☆☆☆☆
翌日。練習に励むイナズマジャパンに冬花がベンチから円堂を見ていると、突然視界が揺らいで見えた。
「えっ」
一度目を閉じて再度円堂を見ると、やはり視界が揺らいで幼い円堂の姿が重なって見える。
(またこの感じ……。今までは夜、夢でしか見なかったのに……!)
幼い自分が暗い闇の中に囚われる感覚がして体が震えていた。頭を抑えると秋が冬花の様子に気づいて声をかける。
「冬花さん、どうしたの?」
「えっ、いいえ。大丈夫! なんでもないです!」
「ならいいけど……」
「ごっそうさん!」
「ニンジン残ってます」
「えっ」
冬花の言葉に綱海は苦い顔で皿を見る。隅にはニンジンが固まって置いてあった。
「俺、ニンジンだけは苦手っつーか……」
「食べないと栄養が偏ります」
「うぅ……」
「だから――」
実際その通りだが苦手なモノは食べられない。綱海が気まずそうに目線を逸らすと冬花はオレンジ色のゼリーを差し出した。
「おっ?」
「ニンジンのゼリーです。摩り下ろして甘く味付けしたので、食べやすくなってますよ」
「甘くったって……」
ゼリーは好きだが素材は嫌いなニンジン。なかなか手を付けられずにいた綱海だが冬花の好意をムダにするわけにはいかないので、思い切ってひと口食べると……。
「おっ、うまい!」
「しばらくはこれで慣れて、少しずつ食べられるようになるといいですね」
「おぉっ! サンキュ!」
お気に召したようで綱海は次々ゼリーを口に運んでいく。その様子に風丸一郎太は瑞貴と円堂に声をかける。
「ドリンクといい、ゼリーといい、一人前のマネージャーになろうと一生懸命だな」
「だね。いつも助かってるよ」
「ああ。フユッペは今もこれからも大事な仲間さ!」
「うん!」
二人の言葉に嬉しく思った冬花は笑顔を向けてくれた。
「いいなぁ~俺も食べたいっス~」
「ごめんなさい。これは綱海くん用で……」
すっかり完食した綱海。うらやましそうに言う壁山に冬花は苦笑して謝っていると、円堂と瑞貴は冬花の過去を思い出す。
……事故で両親を失ったショックのあまり食事も取れず、死の危険さえもあった。だから冬花を救うためには催眠療法で記憶を変えるしか方法がなかった。
『……円堂、お前は冬花が幸せなときに一緒にいた。お前といることで、その頃の記憶が呼び起こされているのかもしれない。記憶が戻れば、冬花は辛い過去と向き合わなければならない。それに耐えられなければ、今度こそ……』
(今のフユッペなら、大丈夫だ!)
円堂は秋と春奈と楽しそうに話している冬花を見て心からそう思った。
『記憶がなくなる前に出会ったわけではない。円堂はわかるが、冬花は最近お前のことをよく話している。それも楽しそうにな』
(冬花ちゃんが私に望む関係にはなれないけど、何かあれば私は支えてあげる。大事な仲間だから!)
瑞貴はそう思って微笑むと、不動明王のそばに行った。
「明王も条介みたいに作ってもらったら? トマト嫌い克服できるよ」
「余計な世話だ」
ビシッ!
「アタッ!」
からかったので瑞貴は不動からチョップをくらった。
☆☆☆☆☆
翌日。練習に励むイナズマジャパンに冬花がベンチから円堂を見ていると、突然視界が揺らいで見えた。
「えっ」
一度目を閉じて再度円堂を見ると、やはり視界が揺らいで幼い円堂の姿が重なって見える。
(またこの感じ……。今までは夜、夢でしか見なかったのに……!)
幼い自分が暗い闇の中に囚われる感覚がして体が震えていた。頭を抑えると秋が冬花の様子に気づいて声をかける。
「冬花さん、どうしたの?」
「えっ、いいえ。大丈夫! なんでもないです!」
「ならいいけど……」