激突! 虎と鷹‼
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次の日。グラウンドに集まったみんなの前に虎丸が立って頭を下げる。
「みなさん、昨日はすみませんでした! ちょっとイライラしちゃって、みなさんに八つ当たりしちゃいました……ごめんなさい!」
「気にすんなよ、虎丸」
「えっ」
「元気が出たんなら、それでいいじゃねぇか」
どんな文句でも受ける覚悟だった虎丸に返ってきた綱海の言葉は意外なものだったので、思わず頭を上げると全員笑顔でいた。
「そうそう。そうっスよ!」
「誰だって調子の悪いときはある。気にするな」
「みなさん……!」
他にも壁山や土方のように心から自分を受け入れてくれる仲間がいると、虎丸は改めて感じることができた。
「よっしゃ! いこうぜ虎丸!」
「イタリア戦はもうすぐなんだからな!」
「「「「「ああ/うん!」」」」」
「よーしみんな! 練習開始だ!」
「今日も張り切っていくよ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
円堂と瑞貴の掛け声に、虎丸を始め全員が意気込んでいく。ふと気づいた瑞貴は飛鷹に声をかける。
「昨日はありがとう、征矢」
「……俺は別に大したことしてない」
そう言うも笑って髪をクシで整えている飛鷹に瑞貴は微笑んだ。今度は『寂しい』とかではなく、『嬉しい』という意味で。
始めは攻撃陣が鬼道と飛鷹と虎丸、ディフェンス陣は壁山と綱海と土方と木暮夕弥、GKは立向居と決めてピッチに入った。円堂や瑞貴たちはピッチの外で応援しながらアドバイスを上げる。
「オフェンス! ガンガン攻めろ!」
「ディフェンス! ボールを回して!」
壁山から綱海、綱海から土方にボールが回っていくと、虎丸と飛鷹が上がって行く。
そんな中で虎丸は昨日の夜に書いた手紙の内容を思い出していた。
『母さん、元気ですか? お店の仕事とかムリしてない? 仕入れは乃々美姉ちゃんに手伝ってもらってください。俺は今、みんなと一緒に世界を相手にがんばっています!』
土方から綱海にボールを回そうとしたとき、飛鷹が入ってきた。
「「あっ!」」
「もらった!」
「よーし! いいぞ、飛鷹!」
飛鷹は見事ボールを奪うことができた。鬼道も飛鷹のプレーに感嘆の声を上げる。