激突! 虎と鷹‼
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「そうだ! 今日はとっておきの差し入れがあるんですよ!」
「差し入れ?」
「日本にいるみんなからの手紙よ!」
「みんなから!?」
「うわぁ~! 見せてください!」
春奈の言葉に円堂はキョトンとしたが、秋が持ってきた紙袋を見て瑞貴と立向居勇気を筆頭に次々手が伸びる。それぞれの家族や学校や友達からの手紙にみんな嬉しそうだ。
「おっ、これ栗松からじゃねぇか」
「えっ! どれどれ?」
「わあ! 雷門中のみんなも写ってるね!」
染岡宛の栗松鉄平からの手紙に円堂と瑞貴も覗き込む。写真付きの手紙には雷門中サッカー部と陸上部、角馬圭太、雷門総一郎に火来伸蔵も写っている。
『みなさん、お元気でヤンスか? 日本に帰って来てから、こっちでは毎日雷門中のみんなと練習に明け暮れる日々でヤンス。染岡さん――俺、もっともっとうまくなって必ずチームに戻ってみせるでヤンス!』
「栗松……」
別れた日に言った染岡の言葉をちゃんと理解し、チームに戻ると宣言した栗松の手紙に、染岡も感慨深そうにしていた。
「これは緑川だ」
「えっ? 緑川くん?」
ヒロトに宛てた緑川リュウジからの手紙を、吹雪も懐かしそうに横から覗き込む。
『元気でやってるか? 君たちの戦いぶりに日本中が盛り上がってるよ。仲間が世界の強豪相手にがんばってると思うと、俺も負けてられない。「千里の道も一歩から」、もう一度みんなとプレーするために練習を重ね、俺は生まれ変わってみせる!』
「緑川……」
「僕たちも負けてられないね!」
栗松だけじゃなく緑川もがんばっていることを知り、ヒロトも吹雪もがんばろうと思った。
「な、なんスか? これ……」
手紙に紛れて入っていたモノを壁山が手に取ると、それは巻物だった。あまりの存在感に鬼道有人や秋や瑞貴や円堂を始め、全員が注目する。
「これは……手紙か?」
「というより……巻物?」
「手紙としても……」
「誰からだ……?」
全員差出人が気になるようで、円堂が代表として手紙――巻物を広げて読み上げる。
「『拝啓イナズマジャパンの諸君、砂木沼治だ』……」
「「「「「えぇっ!? 砂木沼治!?」」」」」
代表になるためイナズマジャパンに挑戦したチーム・ネオジャパンのキャプテンである、砂木沼治からのようだ。
『まずはここまでの戦い、世界を相手によくやっていると言っていいだろう。だが、続くイタリア戦はこれまで以上の覚悟で挑まなければならない。そもそも、今までの戦いは日本代表に対して相手の油断があったことは否めない。しかし先日のアルゼンチン戦であの鉄壁のディフェンスに――』
長々とした文章を円堂が読み上げていくと、全員その内容に呆れを通して白くなっていく。
「『――本当の意味の世界大会だ。諸君、より一層の覚悟を持って練習に挑んでほしい。私を熱くさせてくれる試合とイナズマジャパンの勝利を望む。日本より魂を込めて。敬具』……」
ピュ~……。
円堂が全て読み上げたときには暗い空気の中に木枯らしが吹いていた。
「ハァ……。長いよ、砂木沼……」
「守……よく読み上げた。あんたは偉い」
聞くのも疲れるが読み上げる円堂が一番辛かっただろう。瑞貴は労いを込めて円堂の肩にポンポンと手を当てた。
「差し入れ?」
「日本にいるみんなからの手紙よ!」
「みんなから!?」
「うわぁ~! 見せてください!」
春奈の言葉に円堂はキョトンとしたが、秋が持ってきた紙袋を見て瑞貴と立向居勇気を筆頭に次々手が伸びる。それぞれの家族や学校や友達からの手紙にみんな嬉しそうだ。
「おっ、これ栗松からじゃねぇか」
「えっ! どれどれ?」
「わあ! 雷門中のみんなも写ってるね!」
染岡宛の栗松鉄平からの手紙に円堂と瑞貴も覗き込む。写真付きの手紙には雷門中サッカー部と陸上部、角馬圭太、雷門総一郎に火来伸蔵も写っている。
『みなさん、お元気でヤンスか? 日本に帰って来てから、こっちでは毎日雷門中のみんなと練習に明け暮れる日々でヤンス。染岡さん――俺、もっともっとうまくなって必ずチームに戻ってみせるでヤンス!』
「栗松……」
別れた日に言った染岡の言葉をちゃんと理解し、チームに戻ると宣言した栗松の手紙に、染岡も感慨深そうにしていた。
「これは緑川だ」
「えっ? 緑川くん?」
ヒロトに宛てた緑川リュウジからの手紙を、吹雪も懐かしそうに横から覗き込む。
『元気でやってるか? 君たちの戦いぶりに日本中が盛り上がってるよ。仲間が世界の強豪相手にがんばってると思うと、俺も負けてられない。「千里の道も一歩から」、もう一度みんなとプレーするために練習を重ね、俺は生まれ変わってみせる!』
「緑川……」
「僕たちも負けてられないね!」
栗松だけじゃなく緑川もがんばっていることを知り、ヒロトも吹雪もがんばろうと思った。
「な、なんスか? これ……」
手紙に紛れて入っていたモノを壁山が手に取ると、それは巻物だった。あまりの存在感に鬼道有人や秋や瑞貴や円堂を始め、全員が注目する。
「これは……手紙か?」
「というより……巻物?」
「手紙としても……」
「誰からだ……?」
全員差出人が気になるようで、円堂が代表として手紙――巻物を広げて読み上げる。
「『拝啓イナズマジャパンの諸君、砂木沼治だ』……」
「「「「「えぇっ!? 砂木沼治!?」」」」」
代表になるためイナズマジャパンに挑戦したチーム・ネオジャパンのキャプテンである、砂木沼治からのようだ。
『まずはここまでの戦い、世界を相手によくやっていると言っていいだろう。だが、続くイタリア戦はこれまで以上の覚悟で挑まなければならない。そもそも、今までの戦いは日本代表に対して相手の油断があったことは否めない。しかし先日のアルゼンチン戦であの鉄壁のディフェンスに――』
長々とした文章を円堂が読み上げていくと、全員その内容に呆れを通して白くなっていく。
「『――本当の意味の世界大会だ。諸君、より一層の覚悟を持って練習に挑んでほしい。私を熱くさせてくれる試合とイナズマジャパンの勝利を望む。日本より魂を込めて。敬具』……」
ピュ~……。
円堂が全て読み上げたときには暗い空気の中に木枯らしが吹いていた。
「ハァ……。長いよ、砂木沼……」
「守……よく読み上げた。あんたは偉い」
聞くのも疲れるが読み上げる円堂が一番辛かっただろう。瑞貴は労いを込めて円堂の肩にポンポンと手を当てた。