立ちはだかる要塞!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
井上瑞貴や円堂守たちはオルフェウスと共に影山零治が率いるチームKとのイタリア代表決定戦に勝利した。
しかし、本来明日に行われるイナズマジャパン対ジ・エンパイアの試合が、今日行われようとしていた。それも全て影山の策略だ。
☆☆☆☆☆
今から一時間前。キャラバンが停めてある宿舎の庭で、木野秋から風丸一郎太たち残った選手全員に報告が入る。
「えっ!? アルゼンチン戦の日程が変更!?」
「今、大会本部から連絡があって、試合は3時からって」
「3時から……」
唐突すぎるにも程がある。染岡竜吾は音無春奈に時間を確認する。
「今何時だ?」
「1時です」
「あと二時間しかねぇじゃねぇか!」
「何かの間違いじゃないんスか?」
「間違いないみたいですね」
「「「「「あっ!」」」」」
壁山塀吾郎は間違いだと思うが、春奈から向けられたパソコンの画面には試合が確かに今日と公開されている。立向居勇気や土方雷電は驚きの声を上げる。
「ホントだ! 今日になってる!」
「そんなムチャクチャな……!」
「で、円堂や瑞貴たちは帰ってきたのか?」
「それが、まだ……」
「「「「「えぇっ!?」」」」」
「――秋さーん!」
風丸が瑞貴たちの帰宅を秋に確認していると、宿舎から久遠冬花と目金欠流が慌てて出てきた。
「監督は!?」
「それが、どこにもいないんです。それに、響木さんも神崎さんもいません!」
「「「「「えぇっ!?」」」」」
「昨日の話からすると、円堂くんたちと一緒なのかもしれませんね……」
「どうする、風丸?」
「っ、ああ……」
キャプテンの円堂や副キャプテンの瑞貴たちだけじゃなく、監督の久遠道也も補佐の響木正剛もコーチの神崎シンもいない。豪炎寺修也を始め全員風丸に注目する。
「……行くしかないだろう」
「「えっ!?」」
風丸の答えに栗松鉄平も木暮夕弥も驚いて声を上げる。
「試合に遅れるわけにはいかないからな」
「俺たちだけで戦うでヤンスか!?」
「そんなのムリっスよ! 監督もキャプテンもなしで戦うなんて!」
「心配すんな。円堂や瑞貴たちなら必ず来る。何があってもな。そういう奴さ、あいつらは!」
「「「「「…………!」」」」」
染岡の言葉で不安がっていた一年組の表情が和らいだ。そばにいる豪炎寺も頷く。二人共、瑞貴たちの到着を信じている。
「それじゃあ行くぞ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
☆☆☆☆☆
風丸たちは試合を行うヤマネコスタジアムに無事到着した。だが、現在は2時10分。瑞貴たちはまだイタリアエリアにいる。
「試合は3時から……お前たちなしでどこまで戦えるかな?」
「まさか影山、お前が試合日程を!」
「フッ。そこでイナズマジャパンが負ける姿を、じっくり楽しむんだな」
鬼道有人の問いに影山は笑って去った。不動明王は忌々しげに舌打ちをする。
「チッ。まんまとハメられたってわけか。あーあ、こいつらに付き合うんじゃなかったぜ」
「「「「「っ!?」」」」」
「不動!」
「フンッ」
ふてくされる不動にフィディオ=アルデナたちオルフェウスは顔をしかめ、佐久間次郎は不動を咎める。
しかし、本来明日に行われるイナズマジャパン対ジ・エンパイアの試合が、今日行われようとしていた。それも全て影山の策略だ。
☆☆☆☆☆
今から一時間前。キャラバンが停めてある宿舎の庭で、木野秋から風丸一郎太たち残った選手全員に報告が入る。
「えっ!? アルゼンチン戦の日程が変更!?」
「今、大会本部から連絡があって、試合は3時からって」
「3時から……」
唐突すぎるにも程がある。染岡竜吾は音無春奈に時間を確認する。
「今何時だ?」
「1時です」
「あと二時間しかねぇじゃねぇか!」
「何かの間違いじゃないんスか?」
「間違いないみたいですね」
「「「「「あっ!」」」」」
壁山塀吾郎は間違いだと思うが、春奈から向けられたパソコンの画面には試合が確かに今日と公開されている。立向居勇気や土方雷電は驚きの声を上げる。
「ホントだ! 今日になってる!」
「そんなムチャクチャな……!」
「で、円堂や瑞貴たちは帰ってきたのか?」
「それが、まだ……」
「「「「「えぇっ!?」」」」」
「――秋さーん!」
風丸が瑞貴たちの帰宅を秋に確認していると、宿舎から久遠冬花と目金欠流が慌てて出てきた。
「監督は!?」
「それが、どこにもいないんです。それに、響木さんも神崎さんもいません!」
「「「「「えぇっ!?」」」」」
「昨日の話からすると、円堂くんたちと一緒なのかもしれませんね……」
「どうする、風丸?」
「っ、ああ……」
キャプテンの円堂や副キャプテンの瑞貴たちだけじゃなく、監督の久遠道也も補佐の響木正剛もコーチの神崎シンもいない。豪炎寺修也を始め全員風丸に注目する。
「……行くしかないだろう」
「「えっ!?」」
風丸の答えに栗松鉄平も木暮夕弥も驚いて声を上げる。
「試合に遅れるわけにはいかないからな」
「俺たちだけで戦うでヤンスか!?」
「そんなのムリっスよ! 監督もキャプテンもなしで戦うなんて!」
「心配すんな。円堂や瑞貴たちなら必ず来る。何があってもな。そういう奴さ、あいつらは!」
「「「「「…………!」」」」」
染岡の言葉で不安がっていた一年組の表情が和らいだ。そばにいる豪炎寺も頷く。二人共、瑞貴たちの到着を信じている。
「それじゃあ行くぞ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
☆☆☆☆☆
風丸たちは試合を行うヤマネコスタジアムに無事到着した。だが、現在は2時10分。瑞貴たちはまだイタリアエリアにいる。
「試合は3時から……お前たちなしでどこまで戦えるかな?」
「まさか影山、お前が試合日程を!」
「フッ。そこでイナズマジャパンが負ける姿を、じっくり楽しむんだな」
鬼道有人の問いに影山は笑って去った。不動明王は忌々しげに舌打ちをする。
「チッ。まんまとハメられたってわけか。あーあ、こいつらに付き合うんじゃなかったぜ」
「「「「「っ!?」」」」」
「不動!」
「フンッ」
ふてくされる不動にフィディオ=アルデナたちオルフェウスは顔をしかめ、佐久間次郎は不動を咎める。