最強対決! ペンギンVSペンギン‼︎
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チームKのボールで試合再開。デモーニオは悔しそうに歯を食いしばっていた。
「すぐに取り返してやる……ビオレテ!」
「!」
デモーニオの呼び声にビオレテは反応すると頷いた。ビアンコから受け取ったボールをデモーニオへ回す。だけどデモーニオは走っていた足を止めて目を押さえ、ボールはラインの外へ出て行く。
「「「「!?」」」」
「デモーニオ?」
その姿に瑞貴と円堂とフィディオと鬼道は驚き、何事かとビアンコとビオレテもデモーニオの元へ行く。
「ボール…ボールはどこだ!?」
「デモーニオ?」
「まさか、お前目が……!?」
「――拒絶反応が出たか」
ビオレテとビアンコがデモーニオの様子に戸惑うと影山の声がかかった。その言葉にデモーニオは両膝を地に着く。
「拒絶…反応……」
「お前には、鬼道有人を超える存在になれるようにプログラムを与えた」
「何っ!?」
自分を超えるプログラム、その言葉に鬼道は反応する。
「だがお前の才能では、プログラムを百パーセント開花させることはできなかったようだな。拒絶反応が出たのはそのためだ」
「フンッ。そんなこったろうと思ったぜ」
「影山……!」
神のアクアやエイリア石に続くドーピング……不動も経験があった故にどこか気づいていたんだろう。鬼道は怒りのあまり体を震わせる。
「大丈夫です……。まだ…やれます……」
「もうやめろ! あいつはお前を利用しているんだぞ! 自分の野望のために!」
「構わないさ」
フラつきながらも立ち上がる姿に鬼道が叱咤するが、デモーニオは笑っていた。
「お前にはわからないだろう……」
「っ!?」
「俺たちの思いなど……!」
ゴーグル越しに見えるデモーニオの瞳からは凄まじい意思があった。
「サッカーをする者なら誰でも憧れる夢小説……代表として世界大会に出場し、世界一になる、俺たちはそんな夢を持っていた。だが、しょせん夢は夢。世界で活躍できるのは選ばれた奴だけ。そんなことわかっていた……」
そんなデモーニオたちの前に現れたのが――影山だ。
「総帥は俺たちに世界と戦う力をくれたんだ。その力の代償と言うなら……フフッ…この程度の苦しみ耐えてみせる! 俺は究極! 俺こそ最強! 誰も俺に勝つことなどできない!!」
狂ったように笑い出すデモーニオ。フィディオは驚き、鬼道は歯を食いしばり、瑞貴と円堂は悲しい目を向けていた。。
「力、か……」
「似ている……。力を求めていた、あの頃の俺たちに……」
不動と佐久間は、勝つために力を求め、真・帝国学園に入った。デモーニオの姿は過去の自分たちと同じだった。
「『あれ』をやるぞ、不動」
「あぁ? 『あれ』を、ここでか?」
「影山の野望を打ち砕くには、それしかない」
「しかし、あの技は未完成だ。うまくいくかねぇ」
「できるさ」
不動に顔を向けた鬼道はいつものように自信に溢れた表情をしていた。
「俺たちが影山の作品でも人形でもなければな」
「……フッ、確かに。奴に突きつけてやるにはちょうどいいかもしれねぇな」
「!?」
鬼道と不動の姿に佐久間は驚いて目を見開いた。
「すぐに取り返してやる……ビオレテ!」
「!」
デモーニオの呼び声にビオレテは反応すると頷いた。ビアンコから受け取ったボールをデモーニオへ回す。だけどデモーニオは走っていた足を止めて目を押さえ、ボールはラインの外へ出て行く。
「「「「!?」」」」
「デモーニオ?」
その姿に瑞貴と円堂とフィディオと鬼道は驚き、何事かとビアンコとビオレテもデモーニオの元へ行く。
「ボール…ボールはどこだ!?」
「デモーニオ?」
「まさか、お前目が……!?」
「――拒絶反応が出たか」
ビオレテとビアンコがデモーニオの様子に戸惑うと影山の声がかかった。その言葉にデモーニオは両膝を地に着く。
「拒絶…反応……」
「お前には、鬼道有人を超える存在になれるようにプログラムを与えた」
「何っ!?」
自分を超えるプログラム、その言葉に鬼道は反応する。
「だがお前の才能では、プログラムを百パーセント開花させることはできなかったようだな。拒絶反応が出たのはそのためだ」
「フンッ。そんなこったろうと思ったぜ」
「影山……!」
神のアクアやエイリア石に続くドーピング……不動も経験があった故にどこか気づいていたんだろう。鬼道は怒りのあまり体を震わせる。
「大丈夫です……。まだ…やれます……」
「もうやめろ! あいつはお前を利用しているんだぞ! 自分の野望のために!」
「構わないさ」
フラつきながらも立ち上がる姿に鬼道が叱咤するが、デモーニオは笑っていた。
「お前にはわからないだろう……」
「っ!?」
「俺たちの思いなど……!」
ゴーグル越しに見えるデモーニオの瞳からは凄まじい意思があった。
「サッカーをする者なら誰でも憧れる夢小説……代表として世界大会に出場し、世界一になる、俺たちはそんな夢を持っていた。だが、しょせん夢は夢。世界で活躍できるのは選ばれた奴だけ。そんなことわかっていた……」
そんなデモーニオたちの前に現れたのが――影山だ。
「総帥は俺たちに世界と戦う力をくれたんだ。その力の代償と言うなら……フフッ…この程度の苦しみ耐えてみせる! 俺は究極! 俺こそ最強! 誰も俺に勝つことなどできない!!」
狂ったように笑い出すデモーニオ。フィディオは驚き、鬼道は歯を食いしばり、瑞貴と円堂は悲しい目を向けていた。。
「力、か……」
「似ている……。力を求めていた、あの頃の俺たちに……」
不動と佐久間は、勝つために力を求め、真・帝国学園に入った。デモーニオの姿は過去の自分たちと同じだった。
「『あれ』をやるぞ、不動」
「あぁ? 『あれ』を、ここでか?」
「影山の野望を打ち砕くには、それしかない」
「しかし、あの技は未完成だ。うまくいくかねぇ」
「できるさ」
不動に顔を向けた鬼道はいつものように自信に溢れた表情をしていた。
「俺たちが影山の作品でも人形でもなければな」
「……フッ、確かに。奴に突きつけてやるにはちょうどいいかもしれねぇな」
「!?」
鬼道と不動の姿に佐久間は驚いて目を見開いた。