帝国の呪縛! 後編‼︎
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状況整理するために瑞貴たちは川沿いに移動することになった。
「君を狙ったのは、カゲヤマなのか?」
「ああ。顔は見てないが直接話した。間違いない」
「手段を選ばないやり方は、相変わらずだな」
「有人が一人になる機会を狙っていたんだね。私には何もしてこなかったけど……この手紙はイタズラ?」
「いや、瑞貴には円堂がいたからだろう」
逆に言えば一人だと鬼道と同じように影山が会いに来ていたかもしれない。
「ミズキにはって、ミズキもカゲヤマに狙われているのか!?」
瑞貴が影山に狙われていることを知らないフィディオは驚いて目を見開く。
「ああ。今回瑞貴に手紙を送ったのは、あいつの可能性が高いんだ」
「じゃあ、俺がやったおまじないは逆効果だったか……」
「「!」」
おまじない、その言葉を聞いて瑞貴と円堂はボンッと顔を赤くした。瑞貴は二度やられたこと、円堂は自分がしたことに。だが瑞貴はすぐ首を振って熱を吹き飛ばし、フィディオと顔を見合わせる。
「そんなことないよ。フィディオの気持ちは嬉しかったし、私はそう簡単に連れて行かれることはないって」
「ミズキ……」
これは影山の狙いだ。手紙には日時が書いていない理由は、瑞貴ならフィディオたちを放っておかず自分から申し出て、断られつも鬼道に自分の姿を匂わせておけば、どのみち協力すると見抜いていたのだろう。
「フィディオ。さっきの話だが、やはりお前たちのチームに俺たちを入れてくれ」
「えっ?」
最初は断ったのに鬼道は急に参加すると言った。その理由を円堂と瑞貴はいち早く察する。
「まさか……!」
「この事件は繋がってるってこと?」
「ああ。チームのメンバーが怪我したことと、俺が狙われたこと、この二つに何か関係があるかもしれない」
「試合を通して、影山とミスターKの関係がわかるかもしれないということか」
佐久間も気になるので参加することを決めた。
「明王も参加してくれるでしょ?」
「俺は俺の目的を果たすだけだ」
「OKだって」
「「「「…………」」」」
不動の言葉をサラッと通訳した瑞貴に円堂たちは唖然とした。
「わかった。みんなに相談してみるよ」
「よろしく頼む」
瑞貴と円堂と鬼道と佐久間と不動は、負傷したオルフェウスのメンバーに代わり代表決定戦に出ることにした。
ミスターKと名乗ってイタリア代表の監督になった影山の本当の狙いは――『復讐』、そして『日本代表を破壊するため』だ。
☆副キャプテン 今日の格言☆
プレーが私たち選手の最高のコミュニケーションだもん
以上!!
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