帝国の呪縛! 後編‼︎
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「同じチームのメンバーが続けて事故で怪我……偶然にしてはできすぎている。もし誰かが意図的に仕組んでいるとしたら……」
「どういうことだ!?」
「チームKを代表にするため」
「まさか、ミスターKが!? 代表の監督がそんなことするわけない!」
「俺はそういう男を知っている」
「えっ?」
「影山零治――昔俺たちの監督だった男さ」
鬼道もフィディオに影山がした今までの悪行について話した。それを聞いたフィディオは顔をうつむけながら険しい表情をする。
「……そんなことが! カゲヤマ=レイジ、恐ろしい男だね。そいつがこのイタリアエリアにいるなんて……!」
「!」
鬼道はこのライオコット島で出会った影山のことを思い出した。鬼道がここに来たのも彼が『イタリアエリアで待っているぞ』と教えたからだ。
「まさか……! そんなバカな……!」
「鬼道?」
「考え過ぎだ鬼道。ミスターKが影山なんてことあるはずがない」
「……そうだな。すまない、忘れてくれ」
ある結果に辿り着いた鬼道に、円堂が声をかけ、佐久間が肩に手を置いて落ち着かせた。話題を変えるために瑞貴はフィディオに話しかける。
「でも大変だよね、代表決定戦。残ってるメンバーなんて六人だけなんでしょ?」
「うん……。でも、今いるメンバーで戦うしかない」
瑞貴たちもネオジャパンに代表決定戦を挑まれたことがあるが、あれはイナズマジャパンが全員戦えていた。逆にフィディオたちは控えどころかスターティングメンバーも足りない。
「結構厳しい状況だね」
「けど五人も足りないんじゃあ……。うーん、何かいい考えは……――ん? 五人?」
円堂は少し考え込むと、ふと思いついた。
「そうだ! 俺たちがフィディオのチームに入ればいいんだ!」
「「「えっ?」」」
突然の円堂の提案に鬼道も佐久間もフィディオも驚く。
「大事なことはミスターKって奴に、フィディオたちの実力を見せ付ければいいんだろ?」
「確かに公式戦じゃないから可能だね。状況が状況だしミスターK監督も認めてくれるかもしれない。それなら私もやるよ」
「なっ、みんな!」
「――やりたきゃ勝手にやれよ」
瑞貴も納得し、円堂は鬼道たちにも同意を求めようとすると不動から声がかかった。
「俺は別にやることがあるんでね」
そう言うや否や不動は去って行く。断られると思っていなかったのか、円堂は悲しい目をした。
「どういうことだ!?」
「チームKを代表にするため」
「まさか、ミスターKが!? 代表の監督がそんなことするわけない!」
「俺はそういう男を知っている」
「えっ?」
「影山零治――昔俺たちの監督だった男さ」
鬼道もフィディオに影山がした今までの悪行について話した。それを聞いたフィディオは顔をうつむけながら険しい表情をする。
「……そんなことが! カゲヤマ=レイジ、恐ろしい男だね。そいつがこのイタリアエリアにいるなんて……!」
「!」
鬼道はこのライオコット島で出会った影山のことを思い出した。鬼道がここに来たのも彼が『イタリアエリアで待っているぞ』と教えたからだ。
「まさか……! そんなバカな……!」
「鬼道?」
「考え過ぎだ鬼道。ミスターKが影山なんてことあるはずがない」
「……そうだな。すまない、忘れてくれ」
ある結果に辿り着いた鬼道に、円堂が声をかけ、佐久間が肩に手を置いて落ち着かせた。話題を変えるために瑞貴はフィディオに話しかける。
「でも大変だよね、代表決定戦。残ってるメンバーなんて六人だけなんでしょ?」
「うん……。でも、今いるメンバーで戦うしかない」
瑞貴たちもネオジャパンに代表決定戦を挑まれたことがあるが、あれはイナズマジャパンが全員戦えていた。逆にフィディオたちは控えどころかスターティングメンバーも足りない。
「結構厳しい状況だね」
「けど五人も足りないんじゃあ……。うーん、何かいい考えは……――ん? 五人?」
円堂は少し考え込むと、ふと思いついた。
「そうだ! 俺たちがフィディオのチームに入ればいいんだ!」
「「「えっ?」」」
突然の円堂の提案に鬼道も佐久間もフィディオも驚く。
「大事なことはミスターKって奴に、フィディオたちの実力を見せ付ければいいんだろ?」
「確かに公式戦じゃないから可能だね。状況が状況だしミスターK監督も認めてくれるかもしれない。それなら私もやるよ」
「なっ、みんな!」
「――やりたきゃ勝手にやれよ」
瑞貴も納得し、円堂は鬼道たちにも同意を求めようとすると不動から声がかかった。
「俺は別にやることがあるんでね」
そう言うや否や不動は去って行く。断られると思っていなかったのか、円堂は悲しい目をした。