帝国の呪縛! 前編‼︎
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いい方法があるよ」
「「「「「えっ?」」」」」
木暮の作戦を試すためにもう一度綱海たちはボールを構えて並ぶと、木暮は思いっきり息を吸って……。
「この、ヘナチョコキーパー!」
「ムッ!?」
いきなり木暮から悪口が飛んできて、立向居は少々ムッと顔をしかめる。
「へ~。気が向かねぇけど……ドジ」
「っ!」
「そうそうもっと怒らせろ! 立向居を燃え上がらせるんだ!」
どうやら悪口を言って怒らせ、それを力に変えるという作戦らしい。
「ノロマ」
「うっ!」
「根性ナシ」
「くぅ~~!」
「オタンコナス」
「うぅ~~!」
「弱虫毛虫! 小物卑怯者臆病者! ゴミクズマヌケ! 穴の開いたナーベ! ゴムの伸びたパーンツ!」
「うぅ~~……な、なにを――っ!!」
「「「「「キタ!」」」」」
今まで以上の紫のオーラが立向居の背後に集まり、魔王を作り出そうとしていたが……。
「何も…そこまで言わなくても……」
肝心の本人が落ち込み三角座りをして暗いオーラを出し、イジイジと指で地面に小さな円を書いている。
「本気で落ち込んでしまったっス……」
「木暮! お前があんなに言うからでヤンスよ!」
「いや、本気で言ったわけじゃ……」
「のわりに、ずいぶん楽しそうだったけどな……」
もちろん綱海たちも罪悪感があった。
「新しい必殺技が完成するのは、もうしばらく先かも……」
一連の様子を見ていた冬花たちは苦笑を通り越して心配になってきた。
すると立向居は顔をうしろに向け、反対のゴールから指示を出す円堂を見る。
(こんなとき、円堂さんならどうするだろう? 悩んだり迷ったりしたとき、円堂さんは基本に立ち返る。なら――!)
落ち込みから一変して立ち上がった立向居。もう一度顔を引き締めて綱海たちと向き合う。
「お願いします!」
「よし!」
(円堂さんに憧れてキーパーになった……それが俺の原点!)
「いっくぜぇ! ツナミブースト!」
「ゴッドハンド!」
綱海のツナミブーストを立向居は初めて身に付けたGK技・ゴッドハンドで止めた。
(もう一度、ここから始めるんだ!)
「こいつはどうだ! ザ・タイフーン!」
「マジン……――っ!」
マジン・ザ・ハンドを出そうと胸に拳を当てると、立向居はハッと表情を変える。そのおかげでシュートはゴールに入った。
「「「「「えっ?」」」」」
木暮の作戦を試すためにもう一度綱海たちはボールを構えて並ぶと、木暮は思いっきり息を吸って……。
「この、ヘナチョコキーパー!」
「ムッ!?」
いきなり木暮から悪口が飛んできて、立向居は少々ムッと顔をしかめる。
「へ~。気が向かねぇけど……ドジ」
「っ!」
「そうそうもっと怒らせろ! 立向居を燃え上がらせるんだ!」
どうやら悪口を言って怒らせ、それを力に変えるという作戦らしい。
「ノロマ」
「うっ!」
「根性ナシ」
「くぅ~~!」
「オタンコナス」
「うぅ~~!」
「弱虫毛虫! 小物卑怯者臆病者! ゴミクズマヌケ! 穴の開いたナーベ! ゴムの伸びたパーンツ!」
「うぅ~~……な、なにを――っ!!」
「「「「「キタ!」」」」」
今まで以上の紫のオーラが立向居の背後に集まり、魔王を作り出そうとしていたが……。
「何も…そこまで言わなくても……」
肝心の本人が落ち込み三角座りをして暗いオーラを出し、イジイジと指で地面に小さな円を書いている。
「本気で落ち込んでしまったっス……」
「木暮! お前があんなに言うからでヤンスよ!」
「いや、本気で言ったわけじゃ……」
「のわりに、ずいぶん楽しそうだったけどな……」
もちろん綱海たちも罪悪感があった。
「新しい必殺技が完成するのは、もうしばらく先かも……」
一連の様子を見ていた冬花たちは苦笑を通り越して心配になってきた。
すると立向居は顔をうしろに向け、反対のゴールから指示を出す円堂を見る。
(こんなとき、円堂さんならどうするだろう? 悩んだり迷ったりしたとき、円堂さんは基本に立ち返る。なら――!)
落ち込みから一変して立ち上がった立向居。もう一度顔を引き締めて綱海たちと向き合う。
「お願いします!」
「よし!」
(円堂さんに憧れてキーパーになった……それが俺の原点!)
「いっくぜぇ! ツナミブースト!」
「ゴッドハンド!」
綱海のツナミブーストを立向居は初めて身に付けたGK技・ゴッドハンドで止めた。
(もう一度、ここから始めるんだ!)
「こいつはどうだ! ザ・タイフーン!」
「マジン……――っ!」
マジン・ザ・ハンドを出そうと胸に拳を当てると、立向居はハッと表情を変える。そのおかげでシュートはゴールに入った。