ムゲン・ザ・ハンドを超えろ!
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Aグループ予選一回戦の相手はイギリス代表ナイツオブクイーン。この試合で井上瑞貴は新必殺技・フェアリーブレイクを生み出し、円堂守もまたイジゲン・ザ・ハンドという自分だけの必殺技を生み出して勝利した。
「イジゲン・ザ・ハンド……! 円堂さんはまた一つ強くなったんだ!」
憧れの相手がどんどん強くなる姿に、立向居勇気は目を輝かせていた。
――試合が終わってみんな帰るために控え室へ入って行くと、出入り口で立向居は円堂が来るのを待っていた。
「エドガーのエクスカリバー、スゴかったね。まさか竜吾のドラゴンスレイヤーを撃ち返すなんて」
「木暮が少しでもパワーを減らしてくれたおかげもあるから、次は一人でも止められるよう精度を上げなきゃな」
「――円堂さん!」
「あっ。じゃあ私、先に行ってるね」
円堂と試合の感想を述べ合っていた瑞貴は立向居に気づくと、空気を読んで円堂にそう告げて女子用の控え室に向かった。
「新必殺技の誕生、おめでとうございます!」
「ああ。俺だけの必殺技、ついにやったぜ!」
「あの瞬間、感動しました! 俺もがんばります!」
「その意気だ立向居!」
立向居の肩にポンッと手を置いた円堂も、控え室へ入って行った。
すると入口に木暮夕弥がいつものイタズラっ子の笑みを浮かべて立向居を見上げる。
「そういえば立向居は自分の技じゃなくて、キャプテンの技の真似だよね~」
「あっ……」
「ウッシッシッシッ」
いつものように笑って去る木暮だが、立向居は先ほどまで円堂の新必殺技に感動していた気持ちが一変した。
「キャプテンの真似……真似じゃない……俺だけの必殺技……。俺も、身に付けるんだ!」
拳を強く握り締めて立向居は決意した。
――夜になり、全員食堂で夕飯前にミーティングを始めていた。席に座る選手やマネージャーの前に響木正剛と神崎シンと久遠道也が立っている。
「初戦の勝利おめでとう。次の試合も気を引き締めて臨んでほしい」
「「「「「はい!!」」」」」
「次の対戦相手はアルゼンチン。超攻撃型だったナイツオブクイーンとは真逆の鉄壁の守りが信条のチームだよ」
「アルゼンチン……」
「テレスがキャプテンを務めるチームだね」
円堂と瑞貴は顔を見合わせながら、親善パーティーの日に出会ったテレス=トルーエのプレーを思い出した。
「早速明日から対策と練習を――と、言いたいところだが」
久遠が言葉を区切って久遠冬花を見ると、さらに彼女も微笑んでいたので円堂は不思議に思う。
「イジゲン・ザ・ハンド……! 円堂さんはまた一つ強くなったんだ!」
憧れの相手がどんどん強くなる姿に、立向居勇気は目を輝かせていた。
――試合が終わってみんな帰るために控え室へ入って行くと、出入り口で立向居は円堂が来るのを待っていた。
「エドガーのエクスカリバー、スゴかったね。まさか竜吾のドラゴンスレイヤーを撃ち返すなんて」
「木暮が少しでもパワーを減らしてくれたおかげもあるから、次は一人でも止められるよう精度を上げなきゃな」
「――円堂さん!」
「あっ。じゃあ私、先に行ってるね」
円堂と試合の感想を述べ合っていた瑞貴は立向居に気づくと、空気を読んで円堂にそう告げて女子用の控え室に向かった。
「新必殺技の誕生、おめでとうございます!」
「ああ。俺だけの必殺技、ついにやったぜ!」
「あの瞬間、感動しました! 俺もがんばります!」
「その意気だ立向居!」
立向居の肩にポンッと手を置いた円堂も、控え室へ入って行った。
すると入口に木暮夕弥がいつものイタズラっ子の笑みを浮かべて立向居を見上げる。
「そういえば立向居は自分の技じゃなくて、キャプテンの技の真似だよね~」
「あっ……」
「ウッシッシッシッ」
いつものように笑って去る木暮だが、立向居は先ほどまで円堂の新必殺技に感動していた気持ちが一変した。
「キャプテンの真似……真似じゃない……俺だけの必殺技……。俺も、身に付けるんだ!」
拳を強く握り締めて立向居は決意した。
――夜になり、全員食堂で夕飯前にミーティングを始めていた。席に座る選手やマネージャーの前に響木正剛と神崎シンと久遠道也が立っている。
「初戦の勝利おめでとう。次の試合も気を引き締めて臨んでほしい」
「「「「「はい!!」」」」」
「次の対戦相手はアルゼンチン。超攻撃型だったナイツオブクイーンとは真逆の鉄壁の守りが信条のチームだよ」
「アルゼンチン……」
「テレスがキャプテンを務めるチームだね」
円堂と瑞貴は顔を見合わせながら、親善パーティーの日に出会ったテレス=トルーエのプレーを思い出した。
「早速明日から対策と練習を――と、言いたいところだが」
久遠が言葉を区切って久遠冬花を見ると、さらに彼女も微笑んでいたので円堂は不思議に思う。