英国の騎士! ナイツオブクイーン‼︎
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「これが聖なる騎士の剣(ツルギ)・真の姿だ! エクスカリバー!」
《これは無謀な! エドガー、超ロングシュートだ――っ!!》
(あれだけ離れていれば、威力は落ちるはずだ! 止められる!)
最初より遠くから撃ったエクスカリバー。ヒロトはロングシュートの弱点を知っているので止めることができると確信していたが……なんとエクスカリバーは一向に止まらず、むしろパワーを増している。
「まさか!?」
「ザ・マウンテン!」
「いかりのてっつい!」
ヒロトが気づくのも遅く、さっきと同じように壁山がザ・マウンテンを発動して威力を落とし、円堂がいかりのてっついで止めに入る。だが、シュートはゴールに入ってしまった。
《驚きました! あれだけ遠くから放ったエクスカリバーが決まった――っ!! ナイツオブクイーン、先取点です!》
《エクスカリバーは距離が離れれば離れるほど、逆に威力が増すシュートのようです》
「ちくしょー!」
「『この剣(ツルギ)を引き抜きし者は、王たる資格を持つ者なり』……すなわち、私たちナイツオブクイーンがFFIの覇者となる! 私たちは母国に誓った……必ず勝利を勝ち取るとね!」
ゴールで両手と両膝を付けて悔しがる円堂の前に、エドガーが立って告げる。
「いかりのてっついは……世界には通用しないのか……!?」
ファイアードラゴンの最強必殺技を防いできた、いかりのてっついで止められないことに円堂は拳を強く握って震える。
その緊張感と悔しさはベンチにまで届いており、秋たちも不安そうな顔をする。
「エドガーにボールが渡ったら防げない……」
瑞貴も自分の目で見るエクスカリバーの威力に驚いていると、それを撃った主のエドガーがやってきた。
「どうです? この場に立ったことを後悔しましたか?」
「っ、バルチナスさん……!」
「試合前の私の言葉をエンドウから聞きましたね。あれはあなたの為に言ってるのです。女性は女性らしくナイトに守られてください」
「……残念ですが、私はただ守られているのが嫌なんです」
試合ではもう愛想笑いの必要がないので、ハッキリ気持ちを表情に出す瑞貴にエドガーは呆れるように笑う。
「何故です? 特別代表選手に選ばれたからですか? 本戦まで来たんですから別に降りても誰も責めませんよ」
「私は生半可な気持ちでこのフィールドに立っているんじゃありません。代表に選ばれたときも試合に出ることも、全て私自身が望んだことです。代表に選ばれた重みは、あなたたち……いや、世界の代表選手の誰よりも重いからこそ理解しています」
「……世界に選ばれた選手の誰よりも? 先ほど私が言った代表の意味をちゃんと聞いてましたか?」
「当たり前ですよ。だからこそ言えるのです」
瑞貴は顔をしかめてその場から立ち去ると、残ったエドガーはフッと笑った。
「その自信がどこまで続くのか楽しみです。折れたときは私が優しく手を差し出してあげますよ」
そんな中、シンと相談を終えた久遠は頷くと鬼道を呼んだ。
「鬼道!」
《これは無謀な! エドガー、超ロングシュートだ――っ!!》
(あれだけ離れていれば、威力は落ちるはずだ! 止められる!)
最初より遠くから撃ったエクスカリバー。ヒロトはロングシュートの弱点を知っているので止めることができると確信していたが……なんとエクスカリバーは一向に止まらず、むしろパワーを増している。
「まさか!?」
「ザ・マウンテン!」
「いかりのてっつい!」
ヒロトが気づくのも遅く、さっきと同じように壁山がザ・マウンテンを発動して威力を落とし、円堂がいかりのてっついで止めに入る。だが、シュートはゴールに入ってしまった。
《驚きました! あれだけ遠くから放ったエクスカリバーが決まった――っ!! ナイツオブクイーン、先取点です!》
《エクスカリバーは距離が離れれば離れるほど、逆に威力が増すシュートのようです》
「ちくしょー!」
「『この剣(ツルギ)を引き抜きし者は、王たる資格を持つ者なり』……すなわち、私たちナイツオブクイーンがFFIの覇者となる! 私たちは母国に誓った……必ず勝利を勝ち取るとね!」
ゴールで両手と両膝を付けて悔しがる円堂の前に、エドガーが立って告げる。
「いかりのてっついは……世界には通用しないのか……!?」
ファイアードラゴンの最強必殺技を防いできた、いかりのてっついで止められないことに円堂は拳を強く握って震える。
その緊張感と悔しさはベンチにまで届いており、秋たちも不安そうな顔をする。
「エドガーにボールが渡ったら防げない……」
瑞貴も自分の目で見るエクスカリバーの威力に驚いていると、それを撃った主のエドガーがやってきた。
「どうです? この場に立ったことを後悔しましたか?」
「っ、バルチナスさん……!」
「試合前の私の言葉をエンドウから聞きましたね。あれはあなたの為に言ってるのです。女性は女性らしくナイトに守られてください」
「……残念ですが、私はただ守られているのが嫌なんです」
試合ではもう愛想笑いの必要がないので、ハッキリ気持ちを表情に出す瑞貴にエドガーは呆れるように笑う。
「何故です? 特別代表選手に選ばれたからですか? 本戦まで来たんですから別に降りても誰も責めませんよ」
「私は生半可な気持ちでこのフィールドに立っているんじゃありません。代表に選ばれたときも試合に出ることも、全て私自身が望んだことです。代表に選ばれた重みは、あなたたち……いや、世界の代表選手の誰よりも重いからこそ理解しています」
「……世界に選ばれた選手の誰よりも? 先ほど私が言った代表の意味をちゃんと聞いてましたか?」
「当たり前ですよ。だからこそ言えるのです」
瑞貴は顔をしかめてその場から立ち去ると、残ったエドガーはフッと笑った。
「その自信がどこまで続くのか楽しみです。折れたときは私が優しく手を差し出してあげますよ」
そんな中、シンと相談を終えた久遠は頷くと鬼道を呼んだ。
「鬼道!」