驚愕! これが世界レベルだ!!
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「フィディオ? どうかしましたか?」
「前から思ってたんだけど、今の君の話し方は日本で言う大和撫子みたいにステキだけど、エンドウやイナズマジャパンと過ごすときは一番輝いていた。だから、俺にもタメ口で接してくれないかな?」
フィディオは首を傾げながら問う。初めて出会ったときから距離を置かれている気がして寂しい気分だった。
「えっと……いいの?」
「もちろん!」
「あっ、なら俺も」
「ミーも!」
「……ついでに俺もいいぜ」
全員の了承により、瑞貴は彼らとさらなる親睦を深めることができた。
「ミズキさん、どこにいらっしゃるんですか?」
瑞貴が元いたベンチからエドガーの声が聞こえた。用事が済んだのだろう。
「私行かなきゃ。みんな、またね」
「待って、ミズキ」
「え――」
チュ。
「「「なっ!?」」」
なんとフィディオは瑞貴の額にキスを落とした。あまりの光景にマークたちは驚き、瑞貴はドレス姿を褒められたときより真っ赤になった。
「ななななっ、フィディオ!?」
「ほら、早く行かないとエドガーが待ってるよ」
悪びれもせずニコッと笑うフィディオに、瑞貴は何か反論したかったがエドガーを待たせているのは事実なのですぐに向かった。
残りの四人は招待客でもないし、騒ぎになる前にイギリスエリアの入口に移動した。
「フィディオ、あいつに本気になったのか?」
「彼女はカズヤとドモンの好きな子だぞ。遊びならフルボッコにされること間違いなしだ」
「そういうマークだって、ミズキの話をいつも楽しそうに聞いて――モガッ!」
「ディラン!」
フィディオへ問いかけるテレスに忠告するマーク。ディランは面白そうに言うとマークに口を塞がれた。だけどフィディオはそれに構わず真剣に告げる。
「今は惹かれ始めてる、としか言えない。だけどそれも時間の問題だと思う……。あんなに魅力的でなんでも知りたいと思う女の子は、今まで出会ったことなかったから……」
「「「…………!」」」
顔を上げて星空を見ながら言うフィディオの表情は、マークたちも今まで見たことがなかったので、驚いて目を見開いた。そしてフィディオは一つ目を閉じてみんなに顔を向けると――。
「というわけで、マーク、ディラン。イチノセたちから聞いた日本でのミズキのことを教えてくれないかな?」
「絶対言わない!」
「マークが嫌ならミーも教えないよ」
「……今日はもう帰るか」
にこやかに言ったフィディオに、マークは断固拒否し、ディランはそれに乗っ取り、テレスは呆れながら自分の宿舎へ足を向けた。
一方、瑞貴はエドガーと再会して過ごしている。
「先ほどは一人にしてすみませんでした。それにしても、どこに行ってたのですか?」
「すみません。白バラのアーチがとても綺麗だったものですから、それを近くで見に行ってました」
「そうですか……」
瑞貴は誤魔化したがエドガーは知っている。瑞貴を探す際にフィディオたちの姿が見えたのだ。向こうは気づかなかったようだが、フィディオが瑞貴の額にキスする姿を離れた場所でもハッキリ見えた。
「あなたのことを華麗な蝶と評価しましたが、美しく咲く一輪の花とも呼べますね。――悪い虫が付くくらいに」
「虫?」
エドガーの言葉の意味がわからず瑞貴は首を傾げると、その愛らしい行動にエドガーはクスッと笑って瑞貴の手を取った。
「私はどんな相手からも守る、あなたのナイトでありたい。あなたとの試合に勝利すれば、私からの赤いバラを受け取ってください」
「赤い…バラ……?」
再び首を傾げる瑞貴にエドガーは微笑んだ。……一目見たときから惹かれていたのはフィディオだけではなかったのだ。
――パーティーが終わったあと、イナズマジャパンの宿舎では瑞貴の怒鳴り声と円堂の悲鳴が上がっていた。
「本人が許可していないのに賭けを了承した挙げ句、負けるってどういうことよ!」
「ごめんなさーい!」
久遠たち大人組はパーティーで何かあったのか聞いているので放置し、他の選手とマネージャーは苦笑して静かに合掌した。
ちなみにマークとディランから写メを見せてもらった一之瀬と土門は、「俺も直接見たかった!」と嘆いたが、ちゃっかりデータをもらったのだった。
☆☆☆☆☆
翌日からは昨日の宣言通り、全員気合いたっぷりで練習に励んでいた。
「いくよ、円堂くん!」
「来い!」
ドリブルして来るヒロトに対して円堂が構えると、脳裏に赤キャップの老人の言葉が思い浮かぶ。
『お前自身のサッカーはどこにある?』
(やっとわかったよ……。世界中の超一流選手に勝つためには――)
「流星ブレードV2!」
(自分自身の必殺技が必要だって!)
ヒロトの流星ブレードを円堂が通常のパンチングで止めようとしたが、威力に負けて弾き返されてしまった。
「円堂くん!」
「もう一回だ!」
「……やっと自分たちの置かれてる状況がわかったか」
「みたいですね」
(っ! もしかして監督と神崎さんは、こうなることがわかってパーティーに……!?)
久遠とシンの呟きが聞こえた秋は、二人が親善パーティーに出席させた意図がわかった。
「てやっ!」
「ふっ!」
瑞貴のほうも新必殺技に勤しんでいるが、全てノーマルシュートになってしまう。それでもあきらめなかった。
「まだまだ! 勇気、もう一回やらせて!」
「はい!」
瑞貴の必殺技完成のために自分の練習も兼ねて立向居も付き合ってくれるようだ。
「絶対見つけてやる! 誰のモノでもない、俺自身の必殺技を!」
「絶対に完成させる! 新たな一歩を踏み出すために、この必殺技を!」
円堂と瑞貴が目的達成のために、エドガーが率いるナイツオブクイーンとの対戦へと挑むのだった。
☆副キャプテン 今日の格言☆
仲間がバカにされたら自分のことのように嫌な気持ちになります
以上!!
「前から思ってたんだけど、今の君の話し方は日本で言う大和撫子みたいにステキだけど、エンドウやイナズマジャパンと過ごすときは一番輝いていた。だから、俺にもタメ口で接してくれないかな?」
フィディオは首を傾げながら問う。初めて出会ったときから距離を置かれている気がして寂しい気分だった。
「えっと……いいの?」
「もちろん!」
「あっ、なら俺も」
「ミーも!」
「……ついでに俺もいいぜ」
全員の了承により、瑞貴は彼らとさらなる親睦を深めることができた。
「ミズキさん、どこにいらっしゃるんですか?」
瑞貴が元いたベンチからエドガーの声が聞こえた。用事が済んだのだろう。
「私行かなきゃ。みんな、またね」
「待って、ミズキ」
「え――」
チュ。
「「「なっ!?」」」
なんとフィディオは瑞貴の額にキスを落とした。あまりの光景にマークたちは驚き、瑞貴はドレス姿を褒められたときより真っ赤になった。
「ななななっ、フィディオ!?」
「ほら、早く行かないとエドガーが待ってるよ」
悪びれもせずニコッと笑うフィディオに、瑞貴は何か反論したかったがエドガーを待たせているのは事実なのですぐに向かった。
残りの四人は招待客でもないし、騒ぎになる前にイギリスエリアの入口に移動した。
「フィディオ、あいつに本気になったのか?」
「彼女はカズヤとドモンの好きな子だぞ。遊びならフルボッコにされること間違いなしだ」
「そういうマークだって、ミズキの話をいつも楽しそうに聞いて――モガッ!」
「ディラン!」
フィディオへ問いかけるテレスに忠告するマーク。ディランは面白そうに言うとマークに口を塞がれた。だけどフィディオはそれに構わず真剣に告げる。
「今は惹かれ始めてる、としか言えない。だけどそれも時間の問題だと思う……。あんなに魅力的でなんでも知りたいと思う女の子は、今まで出会ったことなかったから……」
「「「…………!」」」
顔を上げて星空を見ながら言うフィディオの表情は、マークたちも今まで見たことがなかったので、驚いて目を見開いた。そしてフィディオは一つ目を閉じてみんなに顔を向けると――。
「というわけで、マーク、ディラン。イチノセたちから聞いた日本でのミズキのことを教えてくれないかな?」
「絶対言わない!」
「マークが嫌ならミーも教えないよ」
「……今日はもう帰るか」
にこやかに言ったフィディオに、マークは断固拒否し、ディランはそれに乗っ取り、テレスは呆れながら自分の宿舎へ足を向けた。
一方、瑞貴はエドガーと再会して過ごしている。
「先ほどは一人にしてすみませんでした。それにしても、どこに行ってたのですか?」
「すみません。白バラのアーチがとても綺麗だったものですから、それを近くで見に行ってました」
「そうですか……」
瑞貴は誤魔化したがエドガーは知っている。瑞貴を探す際にフィディオたちの姿が見えたのだ。向こうは気づかなかったようだが、フィディオが瑞貴の額にキスする姿を離れた場所でもハッキリ見えた。
「あなたのことを華麗な蝶と評価しましたが、美しく咲く一輪の花とも呼べますね。――悪い虫が付くくらいに」
「虫?」
エドガーの言葉の意味がわからず瑞貴は首を傾げると、その愛らしい行動にエドガーはクスッと笑って瑞貴の手を取った。
「私はどんな相手からも守る、あなたのナイトでありたい。あなたとの試合に勝利すれば、私からの赤いバラを受け取ってください」
「赤い…バラ……?」
再び首を傾げる瑞貴にエドガーは微笑んだ。……一目見たときから惹かれていたのはフィディオだけではなかったのだ。
――パーティーが終わったあと、イナズマジャパンの宿舎では瑞貴の怒鳴り声と円堂の悲鳴が上がっていた。
「本人が許可していないのに賭けを了承した挙げ句、負けるってどういうことよ!」
「ごめんなさーい!」
久遠たち大人組はパーティーで何かあったのか聞いているので放置し、他の選手とマネージャーは苦笑して静かに合掌した。
ちなみにマークとディランから写メを見せてもらった一之瀬と土門は、「俺も直接見たかった!」と嘆いたが、ちゃっかりデータをもらったのだった。
☆☆☆☆☆
翌日からは昨日の宣言通り、全員気合いたっぷりで練習に励んでいた。
「いくよ、円堂くん!」
「来い!」
ドリブルして来るヒロトに対して円堂が構えると、脳裏に赤キャップの老人の言葉が思い浮かぶ。
『お前自身のサッカーはどこにある?』
(やっとわかったよ……。世界中の超一流選手に勝つためには――)
「流星ブレードV2!」
(自分自身の必殺技が必要だって!)
ヒロトの流星ブレードを円堂が通常のパンチングで止めようとしたが、威力に負けて弾き返されてしまった。
「円堂くん!」
「もう一回だ!」
「……やっと自分たちの置かれてる状況がわかったか」
「みたいですね」
(っ! もしかして監督と神崎さんは、こうなることがわかってパーティーに……!?)
久遠とシンの呟きが聞こえた秋は、二人が親善パーティーに出席させた意図がわかった。
「てやっ!」
「ふっ!」
瑞貴のほうも新必殺技に勤しんでいるが、全てノーマルシュートになってしまう。それでもあきらめなかった。
「まだまだ! 勇気、もう一回やらせて!」
「はい!」
瑞貴の必殺技完成のために自分の練習も兼ねて立向居も付き合ってくれるようだ。
「絶対見つけてやる! 誰のモノでもない、俺自身の必殺技を!」
「絶対に完成させる! 新たな一歩を踏み出すために、この必殺技を!」
円堂と瑞貴が目的達成のために、エドガーが率いるナイツオブクイーンとの対戦へと挑むのだった。
☆副キャプテン 今日の格言☆
仲間がバカにされたら自分のことのように嫌な気持ちになります
以上!!