驚愕! これが世界レベルだ!!
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それから秋は靴を変えるだけなので先に戻って来たが、円堂はタキシードに着替えるためににまだ戻らない。
その間にエドガーと話の続きをしていたが、瑞貴は先ほどの熱を放出させるため気を紛らわすならなんでもよかったので、もう解放してほしいと思わなかった。
「あなたは、彼のことが一人の男性として好きなのですか?」
「えっ!?」
突然出たエドガーの質問に瑞貴は思わず驚いた声を上げてしまった。エドガーが『一人の男性として』と付け加えたのは、瑞貴が『チームメイトとして好きです』と返すのを見越しての言葉だったんだろう。
「先ほどのレディと一緒に来たとき心を痛めた表情をしていました。逆に、彼から褒め言葉をもらったときはとても嬉しそうでしたよ」
「ち、違います! 守は大切な相棒っ、チームの中でも特に信頼し合えるんです。だから気になるだけで、恋とかそういうのじゃ……――あっ」
「ん?」
瑞貴がふと目を向けると、慣れないタキシードに戸惑って片腕を回している円堂がいた。
「やっぱりなんか変なんだよな~」
「円堂さーん!」
「こっちだこっち!」
「ああ!」
立向居と風丸に呼ばれて円堂は返事をした。
(守はただ正装に着替えただけなのに、ドキドキする……!)
対して瑞貴は再び心の変化を感じ取った。円堂がこちらに気づいてニコッと笑うと、さらに頬が赤くなった瑞貴も笑顔で返す。通じ合っている様子を見たエドガーはムッと顔をしかめると行動に移した。
「フッ。フフフフッ……」
「「「「「?」」」」」
口元に手を近づけて笑うエドガーにイナズマジャパンは注目する。
「いや、失礼。あまりにも似合ってたものだから」
「っ!」
エドガーの言葉に瑞貴は先ほどのドキドキから打って変わりカチンと来た。
「さっ、ミズキさん。向こうへ行きましょうか。先ほど言っていたデザートがありますよ」
「…………」
瑞貴はエドガーが背中に回されようとした手をやんわり押しのけた。その行動にエドガーは一瞬目を見開く。
「どうされましたか?」
「今のは私たちのキャプテンな失礼ではありませんか? 仲間がバカにされたら自分のことのように嫌な気持ちになります。正直言ってそんな方にエスコートされたくないです」
「失礼? 誤解されては困ります。私は褒めたんですよ」
瑞貴に対して言ったのだが、今はイナズマジャパン全員がエドガーに注目しているので、聞こえた土方も反応する。
「褒めた?」
「ええ。だから言ったじゃないですか。『似合ってる』って」
「お前なぁ!」
「やめろ、綱海」
食いかかろうとした綱海を円堂は腕を前に出して引き止める。
「けど、円堂! このままじゃ……!」
「キャプテンをバカにされて黙ってられないでヤンス!」
「その思いはグラウンドでぶつければいい。俺たちのサッカーを見せてやればいいんだ。だって俺たちは――サッカーをしに来たんだろ?」
「「!」」
「守……!」
先ほど怒っていた綱海も栗松も円堂の言葉で我に返る。キャプテンとしてもあるが、怒ることもなく冷静に対応する円堂の行動に瑞貴は尊敬の意味もこめて笑顔になった。
エドガーは面白くなさそうな顔をしていると、染岡が笑みを浮かべて宣戦布告をする。
「ってことだ。楽しみにしてな。コテンパンにやっつけてやるからよ」
「……だったら、やってみますか? 今ここで」
「「「「「!?」」」」」
ニヤリと笑ったエドガーの言葉に全員が反応すると、そのままエドガーは言葉を続ける。
「私のシュートが君に止められるかどうか」
「!」
「嫌とは言わないですよね?」
「……いいだろう。受けて立つ!」
「円堂! ――っ!?」
「面白いじゃねぇか。やらしてやれよ」
エドガーの勝負を受けた円堂を鬼道が止めようとしたが、逆に不動がその肩に手を置いて鬼道を止めた。
そして始まったエドガーと円堂のPK対決。二人共ユニフォームな着替えてパーティー会場の近くにあるグラウンドで対峙する。パーティーの参加者や両者のチームメイトも見学していた。
「親善パーティーがとんでもないことになっちゃいましたね……」
「ええ……」
春奈も秋も心配そうに勝負を見守る。
「ルールは簡単、一本勝負。私は君に向かってシュートを撃つ。それを止めれれば君の勝ち」
「なーにが『君に向かって』だ! バカにしやがって!」
挑発気味なエドガーの説明に綱海も立向居もヒロトも再び顔をしかめる。
「もし君が勝てば謝りましょう。だけど私が勝ったら――パーティーが終わるまでミズキさんをエスコートさせていただきます」
「「えっ!?」」
「「「「「なっ!?」」」」」
それに瑞貴と円堂を始めイナズマジャパンは驚く。先ほど勝負をけしかけていた不動までもだ。エドガーは口の端を上げて瑞貴に顔を向ける。
「ミズキさんも、彼が勝負に負けたら私のエスコートを断る理由はないでしょう?」
「~~っ! あのですね――」
「わかった。その勝負、受ける」
「「「「「円堂/くん/さん/キャプテン!?」」」」」
「ま、守……」
本人の許可もなくエドガーの賭けに承諾した円堂に、瑞貴はガックシと肩を落として『負けたらシメる』と決めた。ただでさえイナズマジャパンの副キャプテンとしてずっと神経を張り巡らせていたのに、終わるまでずっとなど精神的にも疲れるからだ。
「では、いきますよ」
「来い!」
エドガーが勝負の合図を出し、円堂は構えた。
その間にエドガーと話の続きをしていたが、瑞貴は先ほどの熱を放出させるため気を紛らわすならなんでもよかったので、もう解放してほしいと思わなかった。
「あなたは、彼のことが一人の男性として好きなのですか?」
「えっ!?」
突然出たエドガーの質問に瑞貴は思わず驚いた声を上げてしまった。エドガーが『一人の男性として』と付け加えたのは、瑞貴が『チームメイトとして好きです』と返すのを見越しての言葉だったんだろう。
「先ほどのレディと一緒に来たとき心を痛めた表情をしていました。逆に、彼から褒め言葉をもらったときはとても嬉しそうでしたよ」
「ち、違います! 守は大切な相棒っ、チームの中でも特に信頼し合えるんです。だから気になるだけで、恋とかそういうのじゃ……――あっ」
「ん?」
瑞貴がふと目を向けると、慣れないタキシードに戸惑って片腕を回している円堂がいた。
「やっぱりなんか変なんだよな~」
「円堂さーん!」
「こっちだこっち!」
「ああ!」
立向居と風丸に呼ばれて円堂は返事をした。
(守はただ正装に着替えただけなのに、ドキドキする……!)
対して瑞貴は再び心の変化を感じ取った。円堂がこちらに気づいてニコッと笑うと、さらに頬が赤くなった瑞貴も笑顔で返す。通じ合っている様子を見たエドガーはムッと顔をしかめると行動に移した。
「フッ。フフフフッ……」
「「「「「?」」」」」
口元に手を近づけて笑うエドガーにイナズマジャパンは注目する。
「いや、失礼。あまりにも似合ってたものだから」
「っ!」
エドガーの言葉に瑞貴は先ほどのドキドキから打って変わりカチンと来た。
「さっ、ミズキさん。向こうへ行きましょうか。先ほど言っていたデザートがありますよ」
「…………」
瑞貴はエドガーが背中に回されようとした手をやんわり押しのけた。その行動にエドガーは一瞬目を見開く。
「どうされましたか?」
「今のは私たちのキャプテンな失礼ではありませんか? 仲間がバカにされたら自分のことのように嫌な気持ちになります。正直言ってそんな方にエスコートされたくないです」
「失礼? 誤解されては困ります。私は褒めたんですよ」
瑞貴に対して言ったのだが、今はイナズマジャパン全員がエドガーに注目しているので、聞こえた土方も反応する。
「褒めた?」
「ええ。だから言ったじゃないですか。『似合ってる』って」
「お前なぁ!」
「やめろ、綱海」
食いかかろうとした綱海を円堂は腕を前に出して引き止める。
「けど、円堂! このままじゃ……!」
「キャプテンをバカにされて黙ってられないでヤンス!」
「その思いはグラウンドでぶつければいい。俺たちのサッカーを見せてやればいいんだ。だって俺たちは――サッカーをしに来たんだろ?」
「「!」」
「守……!」
先ほど怒っていた綱海も栗松も円堂の言葉で我に返る。キャプテンとしてもあるが、怒ることもなく冷静に対応する円堂の行動に瑞貴は尊敬の意味もこめて笑顔になった。
エドガーは面白くなさそうな顔をしていると、染岡が笑みを浮かべて宣戦布告をする。
「ってことだ。楽しみにしてな。コテンパンにやっつけてやるからよ」
「……だったら、やってみますか? 今ここで」
「「「「「!?」」」」」
ニヤリと笑ったエドガーの言葉に全員が反応すると、そのままエドガーは言葉を続ける。
「私のシュートが君に止められるかどうか」
「!」
「嫌とは言わないですよね?」
「……いいだろう。受けて立つ!」
「円堂! ――っ!?」
「面白いじゃねぇか。やらしてやれよ」
エドガーの勝負を受けた円堂を鬼道が止めようとしたが、逆に不動がその肩に手を置いて鬼道を止めた。
そして始まったエドガーと円堂のPK対決。二人共ユニフォームな着替えてパーティー会場の近くにあるグラウンドで対峙する。パーティーの参加者や両者のチームメイトも見学していた。
「親善パーティーがとんでもないことになっちゃいましたね……」
「ええ……」
春奈も秋も心配そうに勝負を見守る。
「ルールは簡単、一本勝負。私は君に向かってシュートを撃つ。それを止めれれば君の勝ち」
「なーにが『君に向かって』だ! バカにしやがって!」
挑発気味なエドガーの説明に綱海も立向居もヒロトも再び顔をしかめる。
「もし君が勝てば謝りましょう。だけど私が勝ったら――パーティーが終わるまでミズキさんをエスコートさせていただきます」
「「えっ!?」」
「「「「「なっ!?」」」」」
それに瑞貴と円堂を始めイナズマジャパンは驚く。先ほど勝負をけしかけていた不動までもだ。エドガーは口の端を上げて瑞貴に顔を向ける。
「ミズキさんも、彼が勝負に負けたら私のエスコートを断る理由はないでしょう?」
「~~っ! あのですね――」
「わかった。その勝負、受ける」
「「「「「円堂/くん/さん/キャプテン!?」」」」」
「ま、守……」
本人の許可もなくエドガーの賭けに承諾した円堂に、瑞貴はガックシと肩を落として『負けたらシメる』と決めた。ただでさえイナズマジャパンの副キャプテンとしてずっと神経を張り巡らせていたのに、終わるまでずっとなど精神的にも疲れるからだ。
「では、いきますよ」
「来い!」
エドガーが勝負の合図を出し、円堂は構えた。