驚愕! これが世界レベルだ!!
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「なるほどな。お前が代表になったのも納得できる」
テレスが手を差し出したのを見て、瑞貴も手を重ねて握手した。
「どうだ? 次はフィディオも混ざらないか?」
「うん! 俺もミズキとやってみたい!」
「私は構いませんけど……」
「――じゃあミーたちも入れてよね!」
また新たな声に四人は顔を向けると、そこには二人の少年がいた。
「ディラン! マーク!」
「よっ、久しぶり!」
「誰だ?」
「オイオイ……」
「アハハハ……」
テレスが名前を出したのにわからない円堂に瑞貴はガックシと肩を落とした。せめて対戦チームのキャプテンは覚えてほしい。隣にいるフィディオも苦笑している。
「アメリカ代表ユニコーンのエースストライカー・ディラン=キースさんと」
「チューッス」
「MFでキャプテンのマーク=クルーガーさんだよ」
「よろしく」
瑞貴の紹介に合わせてディラン=キースもマーク=クルーガーも挨拶する。
「ユニコーン……ってことは、一之瀬たちと同じチームか!」
「さすがにイチノセのことは知ってるか……」
ホッとするフィディオに円堂は驚く。
「えっ? 一之瀬を知ってるのか?」
「当たり前さ! サッカーやってる者なら誰だって知ってるよ。アメリカのプロユースにも誘われたフィールドの魔術師・イチノセ=カズヤ。ユニコーンの要だからね」
「へぇ~。あいつそんなに有名なのかぁ」
「なんでお前たちがここにいるんだ?」
「ちょっとエンドウ=マモルとイノウエ=ミズキをね」
「えっ、俺と瑞貴を?」
テレスの問いに答えたディランの言葉に、円堂と瑞貴は不思議そうに顔を向ける。
「カズヤが褒めてたから、どんな奴かと思ってな」
「イチノセが!? イノウエはともかく、こいつを……!?」
一之瀬のことはテレスも知っている。瑞貴は先ほどの勝負で実力はわかったが、円堂まで褒めていたという事実に驚いた。信じられないように円堂を見たが、すぐに一つ目を閉じて話を変える。
「……まっ、せっかくそろったことだし五人で勝負といかないか? 誰が先にシュートを決めるかだ」
「うん」
「望むところだ」
「フィディオもイノウエも問題ないな?」
「ああ」
「はい……」
「それじゃあ、お前GKなんだろ? あそこに立っといてくれ」
「ああ!」
「…………」
ゴールを示すテレスに円堂は了承するが、除外しているように聞こえる。その証拠にここにいるのは『六人』なのに『五人』と言っていた。テレスの言葉はあからさまに円堂の――イナズマジャパンを認めていない口振りだ。
それに瑞貴はムッと顔をしかめていると……。
ピリリリ。ピリリリ。
「あっ、すみません」
携帯が鳴ったので瑞貴はフィディオたちに謝ってからその場を離れ、通信を繋げる。
「秋ちゃんからだ。もしもし?」
〈もしもしじゃないわよ! 瑞貴ちゃん! 今どこにいるの!?〉
開口一番に大声で怒鳴られたので、瑞貴は少し鼓膜が心配になった。
〈パーティーの準備をしなきゃ! 女の子はやることがいろいろあるんだから、すぐに帰って来て!〉
「でも、これから……」
〈す・ぐ・に・帰ってきて?〉
「ハイ……」
電話越しから聞こえる秋の声は確実に怒っている。大人しく従うことにした瑞貴は通信を切ると、もう一度五人の元に戻った。
「すみません。私、マネージャーから呼ばれたので戻ります」
「そうか。君の実力も見たかったから残念だな……」
「試合、ギンギンに楽しみにしているよ!」
「まあ、お前とはさっき勝負さたから目的は一つ達成したしな」
「じゃあ、またね」
「はい!」
残念そうな顔をするマーク、陽気に挨拶するディラン、目を閉じて溜息を吐くテレス、爽やかな笑顔を向けるフィディオに、瑞貴も笑顔で返した。そして円堂に声をかける。
「守、あんたも遅くならないでね」
「ん? ああ」
返事を確認した瑞貴はフィディオたちに向かって礼をし、すぐに宿舎へと向かった。
☆☆☆☆☆
「おっそーい!」
「ごめんなさい……」
デジャヴを感じたがご立腹の秋に瑞貴は素直に謝った。そして二人はとある部屋に向かって扉を開くと、そこには春奈と久遠冬花がいた。
「あっ、瑞貴先輩!」
「待ってたよ、瑞貴ちゃん」
「えーと……」
テレスが手を差し出したのを見て、瑞貴も手を重ねて握手した。
「どうだ? 次はフィディオも混ざらないか?」
「うん! 俺もミズキとやってみたい!」
「私は構いませんけど……」
「――じゃあミーたちも入れてよね!」
また新たな声に四人は顔を向けると、そこには二人の少年がいた。
「ディラン! マーク!」
「よっ、久しぶり!」
「誰だ?」
「オイオイ……」
「アハハハ……」
テレスが名前を出したのにわからない円堂に瑞貴はガックシと肩を落とした。せめて対戦チームのキャプテンは覚えてほしい。隣にいるフィディオも苦笑している。
「アメリカ代表ユニコーンのエースストライカー・ディラン=キースさんと」
「チューッス」
「MFでキャプテンのマーク=クルーガーさんだよ」
「よろしく」
瑞貴の紹介に合わせてディラン=キースもマーク=クルーガーも挨拶する。
「ユニコーン……ってことは、一之瀬たちと同じチームか!」
「さすがにイチノセのことは知ってるか……」
ホッとするフィディオに円堂は驚く。
「えっ? 一之瀬を知ってるのか?」
「当たり前さ! サッカーやってる者なら誰だって知ってるよ。アメリカのプロユースにも誘われたフィールドの魔術師・イチノセ=カズヤ。ユニコーンの要だからね」
「へぇ~。あいつそんなに有名なのかぁ」
「なんでお前たちがここにいるんだ?」
「ちょっとエンドウ=マモルとイノウエ=ミズキをね」
「えっ、俺と瑞貴を?」
テレスの問いに答えたディランの言葉に、円堂と瑞貴は不思議そうに顔を向ける。
「カズヤが褒めてたから、どんな奴かと思ってな」
「イチノセが!? イノウエはともかく、こいつを……!?」
一之瀬のことはテレスも知っている。瑞貴は先ほどの勝負で実力はわかったが、円堂まで褒めていたという事実に驚いた。信じられないように円堂を見たが、すぐに一つ目を閉じて話を変える。
「……まっ、せっかくそろったことだし五人で勝負といかないか? 誰が先にシュートを決めるかだ」
「うん」
「望むところだ」
「フィディオもイノウエも問題ないな?」
「ああ」
「はい……」
「それじゃあ、お前GKなんだろ? あそこに立っといてくれ」
「ああ!」
「…………」
ゴールを示すテレスに円堂は了承するが、除外しているように聞こえる。その証拠にここにいるのは『六人』なのに『五人』と言っていた。テレスの言葉はあからさまに円堂の――イナズマジャパンを認めていない口振りだ。
それに瑞貴はムッと顔をしかめていると……。
ピリリリ。ピリリリ。
「あっ、すみません」
携帯が鳴ったので瑞貴はフィディオたちに謝ってからその場を離れ、通信を繋げる。
「秋ちゃんからだ。もしもし?」
〈もしもしじゃないわよ! 瑞貴ちゃん! 今どこにいるの!?〉
開口一番に大声で怒鳴られたので、瑞貴は少し鼓膜が心配になった。
〈パーティーの準備をしなきゃ! 女の子はやることがいろいろあるんだから、すぐに帰って来て!〉
「でも、これから……」
〈す・ぐ・に・帰ってきて?〉
「ハイ……」
電話越しから聞こえる秋の声は確実に怒っている。大人しく従うことにした瑞貴は通信を切ると、もう一度五人の元に戻った。
「すみません。私、マネージャーから呼ばれたので戻ります」
「そうか。君の実力も見たかったから残念だな……」
「試合、ギンギンに楽しみにしているよ!」
「まあ、お前とはさっき勝負さたから目的は一つ達成したしな」
「じゃあ、またね」
「はい!」
残念そうな顔をするマーク、陽気に挨拶するディラン、目を閉じて溜息を吐くテレス、爽やかな笑顔を向けるフィディオに、瑞貴も笑顔で返した。そして円堂に声をかける。
「守、あんたも遅くならないでね」
「ん? ああ」
返事を確認した瑞貴はフィディオたちに向かって礼をし、すぐに宿舎へと向かった。
☆☆☆☆☆
「おっそーい!」
「ごめんなさい……」
デジャヴを感じたがご立腹の秋に瑞貴は素直に謝った。そして二人はとある部屋に向かって扉を開くと、そこには春奈と久遠冬花がいた。
「あっ、瑞貴先輩!」
「待ってたよ、瑞貴ちゃん」
「えーと……」