アジア最強! ファイアードラゴン!!
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「さすが立向居! ウチが見込んだだけのことあるわ!」
「……ハァ」
さっきと言っていることが全然違うリカを、塔子は呆れた目線を送りながら溜息を吐いた。
「みんな、がんばってくれよ……!」
ベンチに座り直し、みんなに声援を送る円堂。だけどすぐに顔を曇らせて久遠を見る。
(でも、俺がキャプテン失格ってどういうことなんだ……? それに『この』状況で瑞貴がキャプテンにふさわしいって……?)
ボールは再びファイアードラゴンに。ドリブルするペクヨンのうしろで豪炎寺が追いかける。
(この試合で、俺のやってきたサッカー……俺の全てを出す! そして必ず、みんなを世界へ!)
豪炎寺がスライディングタックルでペクヨンからボールを奪い、速攻をかけようとするがホイッスルが鳴った。足を押さえるペクヨンを見て審判が状況を伝えると、豪炎寺は軽く礼をした。どうやら少々危険な角度だったらしい。
「焦らないで、修也。試合はまだ始まったばかりだよ」
「……ああ」
瑞貴が励ましの言葉をかけるが、彼女が去ったあと豪炎寺は悔しそうに顔を歪めていた。
ファイアードラゴンのキックで試合再開し、ペクヨンが上げたボールを追って土方とキム=ウンヨンがそれを追って同時にジャンプしたため衝突した。
「もらったぜ!」
こぼれたボールを飛鷹が拾ってそのまま攻め上がる。
「飛鷹! あまりボールを持ちすぎるな! 瑞貴と緑川とヒロトがノーマークだ!」
「…………」
「飛鷹?」
いつもなら指示に従う飛鷹だが、必死に駆け上がる姿に鬼道は不思議に思う。
(見てろよ鈴目! 俺の走りを!)
トップスピードで駆け上がる飛鷹のうしろから、南雲と涼野が追ってくる。
「なんだこいつ、隙だらけじゃないか!」
「フンッ。所詮その程度のスピードでは――!」
南雲と涼野のダブルディフェンスが決まり、飛鷹からボールを奪った。
「し、しまった!」
「私たちを突破することなどできない!」
《ファイアードラゴン・南雲と涼野! 飛鷹からなんなくボールを奪った! 今度はファイアードラゴンがイナズマジャパン陣内に攻め込んで行くー!》
「みんな……」
「なんとか凌いで……」
「飛鷹さん、どうしてパスを出さなかったのかしら?」
「「えっ?」」
秋と春奈がハラハラと見守る中、冬花がポツリと呟いて言葉に反応する。
「瑞貴ちゃんも緑川さんもヒロトさんも、マークがついていなかったのに……」
「…………」
冬花の言葉に耳を傾けながら試合を見守る円堂を、久遠とシンはチラッと目線だけで見た。
涼野と南雲のコンビネーションは相変わらず……いや、遥かに上達している。そのまま土方と壁山を抜いて残るは立向居ただ一人。
「もらったぜ!」
「吹雪さん!」
「ここは行かせない!」
いつの間にかゴールまで下がっていた吹雪が、南雲たちの前に出て雪をまとって飛ぶと足を振り回す。
「スノーエンジェル!」
「「何っ!?」」
アイスグランドよりも進化した新必殺技・スノーエンジェルが、南雲と涼野の動きを止めてボールを奪った。
「……ハァ」
さっきと言っていることが全然違うリカを、塔子は呆れた目線を送りながら溜息を吐いた。
「みんな、がんばってくれよ……!」
ベンチに座り直し、みんなに声援を送る円堂。だけどすぐに顔を曇らせて久遠を見る。
(でも、俺がキャプテン失格ってどういうことなんだ……? それに『この』状況で瑞貴がキャプテンにふさわしいって……?)
ボールは再びファイアードラゴンに。ドリブルするペクヨンのうしろで豪炎寺が追いかける。
(この試合で、俺のやってきたサッカー……俺の全てを出す! そして必ず、みんなを世界へ!)
豪炎寺がスライディングタックルでペクヨンからボールを奪い、速攻をかけようとするがホイッスルが鳴った。足を押さえるペクヨンを見て審判が状況を伝えると、豪炎寺は軽く礼をした。どうやら少々危険な角度だったらしい。
「焦らないで、修也。試合はまだ始まったばかりだよ」
「……ああ」
瑞貴が励ましの言葉をかけるが、彼女が去ったあと豪炎寺は悔しそうに顔を歪めていた。
ファイアードラゴンのキックで試合再開し、ペクヨンが上げたボールを追って土方とキム=ウンヨンがそれを追って同時にジャンプしたため衝突した。
「もらったぜ!」
こぼれたボールを飛鷹が拾ってそのまま攻め上がる。
「飛鷹! あまりボールを持ちすぎるな! 瑞貴と緑川とヒロトがノーマークだ!」
「…………」
「飛鷹?」
いつもなら指示に従う飛鷹だが、必死に駆け上がる姿に鬼道は不思議に思う。
(見てろよ鈴目! 俺の走りを!)
トップスピードで駆け上がる飛鷹のうしろから、南雲と涼野が追ってくる。
「なんだこいつ、隙だらけじゃないか!」
「フンッ。所詮その程度のスピードでは――!」
南雲と涼野のダブルディフェンスが決まり、飛鷹からボールを奪った。
「し、しまった!」
「私たちを突破することなどできない!」
《ファイアードラゴン・南雲と涼野! 飛鷹からなんなくボールを奪った! 今度はファイアードラゴンがイナズマジャパン陣内に攻め込んで行くー!》
「みんな……」
「なんとか凌いで……」
「飛鷹さん、どうしてパスを出さなかったのかしら?」
「「えっ?」」
秋と春奈がハラハラと見守る中、冬花がポツリと呟いて言葉に反応する。
「瑞貴ちゃんも緑川さんもヒロトさんも、マークがついていなかったのに……」
「…………」
冬花の言葉に耳を傾けながら試合を見守る円堂を、久遠とシンはチラッと目線だけで見た。
涼野と南雲のコンビネーションは相変わらず……いや、遥かに上達している。そのまま土方と壁山を抜いて残るは立向居ただ一人。
「もらったぜ!」
「吹雪さん!」
「ここは行かせない!」
いつの間にかゴールまで下がっていた吹雪が、南雲たちの前に出て雪をまとって飛ぶと足を振り回す。
「スノーエンジェル!」
「「何っ!?」」
アイスグランドよりも進化した新必殺技・スノーエンジェルが、南雲と涼野の動きを止めてボールを奪った。