アジア最強! ファイアードラゴン!!
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そしてアフロディたちもベンチに戻って行くと、土方が呟く。
「まさか、アフロディたちが相手とは……」
「ですが! 警戒すべきは、あのチェ=チャンスウです」
「そんなにスゴい奴なのか?」
「知らないんですか?」
決勝戦のキャプテンだというのに何も調べていない円堂に、目金は呆れた顔で説明する。
「フィールドを支配する韓国の司令塔――。その巧みなゲームメイクは『完全なる戦術』と呼ばれ、あらゆる敵を打ち砕いてきたとか。まさに稀代の天才ゲームメーカー……『龍を操る者』、そう呼ぶ人もいます。」
「龍を操る者……」
「……スッゲーな」
目金の言葉を鬼道有人が呟くと、円堂が静かに言葉を上げたので瑞貴たちは振り向く。
「でも――面白いじゃないか!」
「だね。相手にとって不足はない!」
相手の呼び名に怯むどころかやる気満々だ。円堂らしい言葉に瑞貴を始め豪炎寺たちも頷く。
「よーし! やろうぜみんな! 決勝戦だ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
試合前のウォーミングアップをする中、瑞貴は選手の一人一人を順番に見る。
(俺の最後の試合だ……。見ていてくれ、夕香)
(豪炎寺……俺たちはみんなで一緒に世界に行くんだ!)
観客席で家政婦のフクと共に応援に来てくれた妹・豪炎寺夕香を見る豪炎寺に、円堂が決意した顔で近づく。
「豪炎寺! 勝とうな、必ず!」
「……ああ!」
その言葉の意味を理解した豪炎寺は、円堂と拳をコツンとぶつける。
(鈴目……。俺は飛ぶぜ! 世界に!)
「気合いが入ってるな、飛鷹」
「入りすぎじゃねぇか? 大丈夫かあいつ」
髪を整えて空を見上げる飛鷹の熱意を、風丸一郎太と土方に伝わっていた。
「バーンにガゼルが相手か……」
「まさに青天の霹靂だな。だが、こうしてエイリア学園の仲間たちと戦い続けるのは、俺たちの運命なのかもしれない」
「なるほど……。だったら、尚のこと負けられないな! あいつらの思いに懸けて!」
「ああ!」
以前試合したネオジャパンには砂木沼治を始めエイリア学園の者たちがいた。ヒロトも緑川も、たとえ相手が涼野や南雲でも負けられないと意気込む。
「やれやれ。厄介な連中が来たぜ」
「っ、不動!」
「まっ、こっちにも日本が誇る天才ゲームメーカー様がいるから大丈夫だろうがな」
「いいか不動! これはみんなの力を合わせないと決して勝てない試合だぞ!」
「フッ、いいじゃねぇか。どうせ俺は今日も出番無しさ。せいぜいがんばってくれよ、鬼道クン」
「なんなんスか、あいつ。あったまくるっス!」
「ほっとけほっとけ。言わせてときゃあいいんだよ」
リフティングしながら鬼道を挑発する不動を、壁山塀吾郎と綱海が睨みつける。
「円堂」
「はい!」
「……この試合、イナズマジャパンは勝てると思うか?」
「えっ? もちろんです監督! 俺たちは絶対勝ちます! 勝って世界に行きます!」
突然の質問に驚くも円堂は元気よく答える。予想はしていただろうが、それは久遠が望んでいる答えではなかった。
「まさか、アフロディたちが相手とは……」
「ですが! 警戒すべきは、あのチェ=チャンスウです」
「そんなにスゴい奴なのか?」
「知らないんですか?」
決勝戦のキャプテンだというのに何も調べていない円堂に、目金は呆れた顔で説明する。
「フィールドを支配する韓国の司令塔――。その巧みなゲームメイクは『完全なる戦術』と呼ばれ、あらゆる敵を打ち砕いてきたとか。まさに稀代の天才ゲームメーカー……『龍を操る者』、そう呼ぶ人もいます。」
「龍を操る者……」
「……スッゲーな」
目金の言葉を鬼道有人が呟くと、円堂が静かに言葉を上げたので瑞貴たちは振り向く。
「でも――面白いじゃないか!」
「だね。相手にとって不足はない!」
相手の呼び名に怯むどころかやる気満々だ。円堂らしい言葉に瑞貴を始め豪炎寺たちも頷く。
「よーし! やろうぜみんな! 決勝戦だ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
試合前のウォーミングアップをする中、瑞貴は選手の一人一人を順番に見る。
(俺の最後の試合だ……。見ていてくれ、夕香)
(豪炎寺……俺たちはみんなで一緒に世界に行くんだ!)
観客席で家政婦のフクと共に応援に来てくれた妹・豪炎寺夕香を見る豪炎寺に、円堂が決意した顔で近づく。
「豪炎寺! 勝とうな、必ず!」
「……ああ!」
その言葉の意味を理解した豪炎寺は、円堂と拳をコツンとぶつける。
(鈴目……。俺は飛ぶぜ! 世界に!)
「気合いが入ってるな、飛鷹」
「入りすぎじゃねぇか? 大丈夫かあいつ」
髪を整えて空を見上げる飛鷹の熱意を、風丸一郎太と土方に伝わっていた。
「バーンにガゼルが相手か……」
「まさに青天の霹靂だな。だが、こうしてエイリア学園の仲間たちと戦い続けるのは、俺たちの運命なのかもしれない」
「なるほど……。だったら、尚のこと負けられないな! あいつらの思いに懸けて!」
「ああ!」
以前試合したネオジャパンには砂木沼治を始めエイリア学園の者たちがいた。ヒロトも緑川も、たとえ相手が涼野や南雲でも負けられないと意気込む。
「やれやれ。厄介な連中が来たぜ」
「っ、不動!」
「まっ、こっちにも日本が誇る天才ゲームメーカー様がいるから大丈夫だろうがな」
「いいか不動! これはみんなの力を合わせないと決して勝てない試合だぞ!」
「フッ、いいじゃねぇか。どうせ俺は今日も出番無しさ。せいぜいがんばってくれよ、鬼道クン」
「なんなんスか、あいつ。あったまくるっス!」
「ほっとけほっとけ。言わせてときゃあいいんだよ」
リフティングしながら鬼道を挑発する不動を、壁山塀吾郎と綱海が睨みつける。
「円堂」
「はい!」
「……この試合、イナズマジャパンは勝てると思うか?」
「えっ? もちろんです監督! 俺たちは絶対勝ちます! 勝って世界に行きます!」
突然の質問に驚くも円堂は元気よく答える。予想はしていただろうが、それは久遠が望んでいる答えではなかった。