アジア最強! ファイアードラゴン!!
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「美しい友情っスねぇ……。そんなモン、全部俺たちがぶち壊してやるぜぇ!」
「「「「うおおぉぉおおお!!」」」」
「「「「――ふっ!!」」」」
唐巣の合図で仲間たちが襲いかかろうとすると、突然道の横の茂みからスケボーに乗った少年たちが飛び出して、飛鷹たちと唐巣たちの間に入る。
「間に合ったみたいですね」
「す、鈴目!?」
その少年たちの正体は鈴目純一と、以前飛鷹にチームに戻ってくるようお願いしていた三人だ。
「飛鷹さん、ここは俺たちに任せてください!」
「これ以上、唐巣の好き勝手にはさせませんよ!」
「お前たち……!」
「行ってください! 飛鷹さん!」
鈴目が飛鷹と出会ったのは入学式の日に不良に絡まれているところを助けられたときだ。あの日に飛鷹に出会わなかったら、鈴目は今も弱いままだったかもしれない。
「急いでください! 試合に遅れちゃいけません!」
「鈴目……」
「俺たちの夢、消さないでください。飛鷹さんが活躍するのが俺たちの夢なんです。羽ばたいてください、飛鷹さん。――世界に!」
「世界に……」
鈴目たちの思いをムダにしないためにも、この場は彼らに任せて瑞貴たちはキャラバンに乗って発進した。もちろん飛鷹も一緒に。
「飛鷹さんは……永遠に俺のヒーローっス……」
殴られて倒れた鈴目は、キャラバンが去って行った方向を見ながら笑って言った。
そしてキャラバンはフロンティアスタジアムに着いた。入り口で待っている久遠道也と神崎シンと久遠冬花のいる正面にキャラバンの出入り口を向けて停まり、円堂を始め全員が出てくる。
「遅れてすみません監督!」
「全員そろってるな。行くぞ!」
「「「「「はい!!」」」」」
イナズマジャパンは無事に間に合い、観客席が満席の状態で角馬王将の実況も響き渡るスタジアムに入る。
《さあ、いよいよ始まります! フットボールフロンティアインターナショナル・アジア予選決勝戦! 日本代表イナズマジャパンと激突するのは、アジア最強の呼び声と高い、韓国代表ファイアードラゴン! 世界への切符を手に入れるのは、果たしてどちらのチームか!?》
「スゴい観客だなぁ」
「いけー! ぶちかましたれー!」
さすが決勝戦と言うことだろう。財前塔子も感嘆の声を上げ、浦部リカはイナズマジャパンに声援を送る。観客の中には、日本代表の選考試合やビッグウェイブスの試合にも来ていたヒデとルカという少年たちが立ち見していた。
イナズマジャパンは選手たちが肩を組み合って円陣を取る。ちなみに不動はもちろん断ったので瑞貴が円陣に混ぜようとしたが頑なに拒否された。
「みんな、いよいよ決勝戦だ!」
「絶対に勝って、世界に行くよ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
高々と拳を上げる円堂と瑞貴を始めとするイナズマジャパン。マネージャーたちも微笑ましく見ていた。
「――元気そうだね。それでこそ、全力で倒す価値があるというものだ」
「ア、アフロディ!?」
突然声がかかったので全員が振り向くと、そこには赤いユニフォームを着たアフロディがいた。いきなりの彼の登場に円堂は驚きの声を上げる。しかも……。
「やっと会えたね」
「長くて退屈したぜ。決勝戦までの道のりは」
エイリア学園事件で出会った、カオスのガゼルとバーンがいた。しかもアフロディと同じユニフォームを着ているので、同じエイリア学園にいた基山ヒロトと緑川リュウジも驚く。
「ガゼル!?」
「バーンまでもが、何故ここに!?」
「涼野風介、南雲晴矢。彼らもまた、僕のチームメイトだ」
「それじゃあ、まさか……!」
「そう――韓国代表ファイアードラゴン!」
ガゼル――涼野風介、バーン――南雲晴矢。そしてアフロディを中心に現れた十六人の少年たちは韓国代表ファイアードラゴンだ。
「「「「うおおぉぉおおお!!」」」」
「「「「――ふっ!!」」」」
唐巣の合図で仲間たちが襲いかかろうとすると、突然道の横の茂みからスケボーに乗った少年たちが飛び出して、飛鷹たちと唐巣たちの間に入る。
「間に合ったみたいですね」
「す、鈴目!?」
その少年たちの正体は鈴目純一と、以前飛鷹にチームに戻ってくるようお願いしていた三人だ。
「飛鷹さん、ここは俺たちに任せてください!」
「これ以上、唐巣の好き勝手にはさせませんよ!」
「お前たち……!」
「行ってください! 飛鷹さん!」
鈴目が飛鷹と出会ったのは入学式の日に不良に絡まれているところを助けられたときだ。あの日に飛鷹に出会わなかったら、鈴目は今も弱いままだったかもしれない。
「急いでください! 試合に遅れちゃいけません!」
「鈴目……」
「俺たちの夢、消さないでください。飛鷹さんが活躍するのが俺たちの夢なんです。羽ばたいてください、飛鷹さん。――世界に!」
「世界に……」
鈴目たちの思いをムダにしないためにも、この場は彼らに任せて瑞貴たちはキャラバンに乗って発進した。もちろん飛鷹も一緒に。
「飛鷹さんは……永遠に俺のヒーローっス……」
殴られて倒れた鈴目は、キャラバンが去って行った方向を見ながら笑って言った。
そしてキャラバンはフロンティアスタジアムに着いた。入り口で待っている久遠道也と神崎シンと久遠冬花のいる正面にキャラバンの出入り口を向けて停まり、円堂を始め全員が出てくる。
「遅れてすみません監督!」
「全員そろってるな。行くぞ!」
「「「「「はい!!」」」」」
イナズマジャパンは無事に間に合い、観客席が満席の状態で角馬王将の実況も響き渡るスタジアムに入る。
《さあ、いよいよ始まります! フットボールフロンティアインターナショナル・アジア予選決勝戦! 日本代表イナズマジャパンと激突するのは、アジア最強の呼び声と高い、韓国代表ファイアードラゴン! 世界への切符を手に入れるのは、果たしてどちらのチームか!?》
「スゴい観客だなぁ」
「いけー! ぶちかましたれー!」
さすが決勝戦と言うことだろう。財前塔子も感嘆の声を上げ、浦部リカはイナズマジャパンに声援を送る。観客の中には、日本代表の選考試合やビッグウェイブスの試合にも来ていたヒデとルカという少年たちが立ち見していた。
イナズマジャパンは選手たちが肩を組み合って円陣を取る。ちなみに不動はもちろん断ったので瑞貴が円陣に混ぜようとしたが頑なに拒否された。
「みんな、いよいよ決勝戦だ!」
「絶対に勝って、世界に行くよ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
高々と拳を上げる円堂と瑞貴を始めとするイナズマジャパン。マネージャーたちも微笑ましく見ていた。
「――元気そうだね。それでこそ、全力で倒す価値があるというものだ」
「ア、アフロディ!?」
突然声がかかったので全員が振り向くと、そこには赤いユニフォームを着たアフロディがいた。いきなりの彼の登場に円堂は驚きの声を上げる。しかも……。
「やっと会えたね」
「長くて退屈したぜ。決勝戦までの道のりは」
エイリア学園事件で出会った、カオスのガゼルとバーンがいた。しかもアフロディと同じユニフォームを着ているので、同じエイリア学園にいた基山ヒロトと緑川リュウジも驚く。
「ガゼル!?」
「バーンまでもが、何故ここに!?」
「涼野風介、南雲晴矢。彼らもまた、僕のチームメイトだ」
「それじゃあ、まさか……!」
「そう――韓国代表ファイアードラゴン!」
ガゼル――涼野風介、バーン――南雲晴矢。そしてアフロディを中心に現れた十六人の少年たちは韓国代表ファイアードラゴンだ。