恐怖のサッカーサイボーグ!
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《あぁ――っ!! これじゃ動けないー! まるで豪炎寺の動きを予測していたかのような御影の守備だー!》
「修也、パス!」
瑞貴の合図で豪炎寺はパスを送り、続けてそれを受けた瑞貴は染岡にパスを出す。
パスを受けた染岡は「もらったぜ!」と言ってゴールを狙うが、杉森は余裕の表情をしていた。
「ドラゴンクラッシュ!」
染岡の放つドラゴンクラッシュを、花岡強と室伏狭と稲田則と弘山誘の順で威力を弱め、杉森に着く頃にはすでにノーマルシュートになってあっさりと取られてしまった。
「何!?」
「そんな!」
「なんだ今の守備は!」
「――驚くことはない」
豪炎寺と瑞貴と染岡が御影専農中の守備に驚いていると、杉森は淡々と言う。
「君たちの攻撃パターンは完全にデータどおりだ。従って簡単に――予測できる!」
「なんだと!?」
「ドンマイだ染岡!」
「まだ始まったばかり、早く攻撃に備えよう!」
「オウッ!」
杉森の言葉に喧嘩腰になった染岡を、円堂と瑞貴が励ましたおかげでその場は収まった。
杉森は前線にいる下鶴にパスを送る。
《スゴいぞキーパー杉森! ナイスセーブで開始早々のピンチをしのいだ――っ!!》
「いや……スゴいのは杉森だけじゃない」
「ああ」
「奴の指示を寸分違わぬタイミングで実行する、選手たちもハイレベルだ」
「サッカーサイボーグって、マジなんスかね~」
四十年間無敗の帝国学園のサッカー部メンバーも、御影専農中の実力を思い知る。
「オフェンスフォーメーション・β2(ベータツー)スタンバイ、実行!」
「いや待て!」
富山の制止も間に合わず、風丸一郎太が山郷暴にスライディングしてボールを奪う。
「ナイスだ風丸!」
「あいつよく間に合ったな」
「風丸先輩ったら、あんなに足が速かったかしら!?」
円堂と土門と音無春奈は風丸のプレーを褒め称える。
風丸はそのままドリブルをして少林寺歩にパスを送り、少林寺も上がって行く。しかし山郷がスライディングで奪い、大部信にボールが渡る。
《これは速い! ボールを奪った瞬間が見えなかったー!》
松野がスライディングをするがボールを上げたことでかわされ、栗松鉄平がヘッドで取ろうとするがこれもかわされた。完全に動きが読まれている。
「来るぞ! こいつは俺に任せろ! みんなは11番をマークしてくれ!」
「「オウッ!」」
「っ、ダメ! 逆サイドだ!」
先日の決闘で下鶴を警戒して風丸と壁山塀吾郎にマークを任せる円堂。しかし瑞貴が止めると同時に大部は山岸迫にパスを送った。逆を突かれたのだ。
予測できなかったので山岸は完全にフリー。そのまま山岸はシュートをするが、円堂も負けておらず、ボールを止める。パスを送ろうとするが、御影専農中はすでにディフェンスの体勢ができていた。
ベンチ組も試合の行く末を見守っていたが、ビデオカメラを構える春奈が疑問を上げる。
「やっぱり、動きが違うと思いませんか?」
「うん……。精密な機械が相手って感じね」
「いえ、そうじゃなくて」
「えっ?」
木野秋はてっきり御影専農中の動きを言っていると思ったが、春奈はそれを否定した。
風丸と少林寺はすぐに前線へ上がり、ディフェンスを突破する。円堂はそれを確認し、風丸にパスを出す。
「いくぞ! 風丸!」
《さあ前半15分! 先にゴールを決めるのはどっちだ!?》
「豪炎寺!」
ボールを受けた風丸は豪炎寺にパスを送る。綺麗に通った。
「来る。攻撃パターン・α7(アルファセブン)!」
杉森が仲間に指示を出すと、豪炎寺はその間にファイアトルネードを撃つ。
「シュートポケット!」
杉森の必殺技・シュートポケットが放たれボールは杉森の手に収まると思いきや、まだ威力が残っていたので弾かれた。
「修也、パス!」
瑞貴の合図で豪炎寺はパスを送り、続けてそれを受けた瑞貴は染岡にパスを出す。
パスを受けた染岡は「もらったぜ!」と言ってゴールを狙うが、杉森は余裕の表情をしていた。
「ドラゴンクラッシュ!」
染岡の放つドラゴンクラッシュを、花岡強と室伏狭と稲田則と弘山誘の順で威力を弱め、杉森に着く頃にはすでにノーマルシュートになってあっさりと取られてしまった。
「何!?」
「そんな!」
「なんだ今の守備は!」
「――驚くことはない」
豪炎寺と瑞貴と染岡が御影専農中の守備に驚いていると、杉森は淡々と言う。
「君たちの攻撃パターンは完全にデータどおりだ。従って簡単に――予測できる!」
「なんだと!?」
「ドンマイだ染岡!」
「まだ始まったばかり、早く攻撃に備えよう!」
「オウッ!」
杉森の言葉に喧嘩腰になった染岡を、円堂と瑞貴が励ましたおかげでその場は収まった。
杉森は前線にいる下鶴にパスを送る。
《スゴいぞキーパー杉森! ナイスセーブで開始早々のピンチをしのいだ――っ!!》
「いや……スゴいのは杉森だけじゃない」
「ああ」
「奴の指示を寸分違わぬタイミングで実行する、選手たちもハイレベルだ」
「サッカーサイボーグって、マジなんスかね~」
四十年間無敗の帝国学園のサッカー部メンバーも、御影専農中の実力を思い知る。
「オフェンスフォーメーション・β2(ベータツー)スタンバイ、実行!」
「いや待て!」
富山の制止も間に合わず、風丸一郎太が山郷暴にスライディングしてボールを奪う。
「ナイスだ風丸!」
「あいつよく間に合ったな」
「風丸先輩ったら、あんなに足が速かったかしら!?」
円堂と土門と音無春奈は風丸のプレーを褒め称える。
風丸はそのままドリブルをして少林寺歩にパスを送り、少林寺も上がって行く。しかし山郷がスライディングで奪い、大部信にボールが渡る。
《これは速い! ボールを奪った瞬間が見えなかったー!》
松野がスライディングをするがボールを上げたことでかわされ、栗松鉄平がヘッドで取ろうとするがこれもかわされた。完全に動きが読まれている。
「来るぞ! こいつは俺に任せろ! みんなは11番をマークしてくれ!」
「「オウッ!」」
「っ、ダメ! 逆サイドだ!」
先日の決闘で下鶴を警戒して風丸と壁山塀吾郎にマークを任せる円堂。しかし瑞貴が止めると同時に大部は山岸迫にパスを送った。逆を突かれたのだ。
予測できなかったので山岸は完全にフリー。そのまま山岸はシュートをするが、円堂も負けておらず、ボールを止める。パスを送ろうとするが、御影専農中はすでにディフェンスの体勢ができていた。
ベンチ組も試合の行く末を見守っていたが、ビデオカメラを構える春奈が疑問を上げる。
「やっぱり、動きが違うと思いませんか?」
「うん……。精密な機械が相手って感じね」
「いえ、そうじゃなくて」
「えっ?」
木野秋はてっきり御影専農中の動きを言っていると思ったが、春奈はそれを否定した。
風丸と少林寺はすぐに前線へ上がり、ディフェンスを突破する。円堂はそれを確認し、風丸にパスを出す。
「いくぞ! 風丸!」
《さあ前半15分! 先にゴールを決めるのはどっちだ!?》
「豪炎寺!」
ボールを受けた風丸は豪炎寺にパスを送る。綺麗に通った。
「来る。攻撃パターン・α7(アルファセブン)!」
杉森が仲間に指示を出すと、豪炎寺はその間にファイアトルネードを撃つ。
「シュートポケット!」
杉森の必殺技・シュートポケットが放たれボールは杉森の手に収まると思いきや、まだ威力が残っていたので弾かれた。