最後の試合
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「次の決勝戦は修也くんにとって最後の試合になります……。だからこそ! 彼がどれほどサッカーが大好きなのか、ご自身の目で彼のプレーを見てください! 修也くんの――修也の、サッカーへの熱い思いを!」
「……失礼」
瑞貴の必死の説得も、修也から返ってきたのはたったひと言だった。そして彼が振り向くことは二度となく廊下には瑞貴と円堂の二人だけになった。
「……ごめんね。私が提案したことなのに」
「瑞貴が謝ることじゃない。でも、なんでわかってくれないんだ……」
拳を強く握って体を震わせる瑞貴の肩を円堂が引き寄せ、勝也が去った先を悔しそうに見ていた。
……そして瑞貴は円堂に案内された河川敷の橋で、特訓をしている豪炎寺を見つけた。
「爆熱スクリュー!」
必死なその姿は、ご自身がサッカーをどれだけ大好きで大切なものなのかが伝わる。そして、なんとしてでもイナズマジャパンを世界に送りだそうと……。
「……やっぱり俺は行きたい。誰がなんと言おうと、決勝に勝って、豪炎寺と一緒に――世界のフィールドへ!」
「うん。私も同じ気持ちだよ」
☆☆☆☆☆
ついに決勝戦当日。イナズマジャパンは雷門中の前に停めてあるイナズマキャラバンでフロンティアスタジアムへ向かうことになった。
「監督と神崎さんと冬花さんは?」
「先にスタジアムへ行ってるわ」
「これでそろったね」
「じゃあ出発だ!」
春奈がいない三人を尋ねると秋が答える。瑞貴は人数を再確認すると円堂は出発の合図を出し、全員キャラバンに乗って出発する。
「勝てば、FFI世界大会へ行けるのね!」
「ああ!」
秋の言葉に円堂は笑顔で答えるが、反対側の椅子に座っている豪炎寺を見つけると真剣な表情になる。
そんな中、円堂の隣にいた瑞貴は同じように豪炎寺を一度見たあと目を閉じて考え込む。
(修也に征矢に不動くん……そして守。決勝戦は課題が山積みのようにあるな)
キキ――ッ!!
「「「「「うわぁ!!」」」」」
突然キャラバンが急ブレーキをかけた。驚いたみんなはなんとか受け身を取ったので怪我はなく、シートベルトを外した瑞貴はすぐに古株の元へ向かった。
「どうしたんですか!? ――あっ!」
古株は冷や汗を流して前方を指差したので、それを追って瑞貴も見る。そこにいたのは以前デコチャリに乗って瑞貴たちに絡んできた、飛鷹と因縁のある――唐巣幸人だった。他にも見慣れない四人の男子がいるが見る限り仲間だろう。
「あいつらは!」
「…………!」
円堂たちも原因を調べようと席から立ち上がって彼らの姿を見る。一番うしろにいた飛鷹は特に顔をしかめていた。
☆副キャプテン 今日の格言☆
たくさんの人たちの心に残る最高の試合にする!
以上!!
「……失礼」
瑞貴の必死の説得も、修也から返ってきたのはたったひと言だった。そして彼が振り向くことは二度となく廊下には瑞貴と円堂の二人だけになった。
「……ごめんね。私が提案したことなのに」
「瑞貴が謝ることじゃない。でも、なんでわかってくれないんだ……」
拳を強く握って体を震わせる瑞貴の肩を円堂が引き寄せ、勝也が去った先を悔しそうに見ていた。
……そして瑞貴は円堂に案内された河川敷の橋で、特訓をしている豪炎寺を見つけた。
「爆熱スクリュー!」
必死なその姿は、ご自身がサッカーをどれだけ大好きで大切なものなのかが伝わる。そして、なんとしてでもイナズマジャパンを世界に送りだそうと……。
「……やっぱり俺は行きたい。誰がなんと言おうと、決勝に勝って、豪炎寺と一緒に――世界のフィールドへ!」
「うん。私も同じ気持ちだよ」
☆☆☆☆☆
ついに決勝戦当日。イナズマジャパンは雷門中の前に停めてあるイナズマキャラバンでフロンティアスタジアムへ向かうことになった。
「監督と神崎さんと冬花さんは?」
「先にスタジアムへ行ってるわ」
「これでそろったね」
「じゃあ出発だ!」
春奈がいない三人を尋ねると秋が答える。瑞貴は人数を再確認すると円堂は出発の合図を出し、全員キャラバンに乗って出発する。
「勝てば、FFI世界大会へ行けるのね!」
「ああ!」
秋の言葉に円堂は笑顔で答えるが、反対側の椅子に座っている豪炎寺を見つけると真剣な表情になる。
そんな中、円堂の隣にいた瑞貴は同じように豪炎寺を一度見たあと目を閉じて考え込む。
(修也に征矢に不動くん……そして守。決勝戦は課題が山積みのようにあるな)
キキ――ッ!!
「「「「「うわぁ!!」」」」」
突然キャラバンが急ブレーキをかけた。驚いたみんなはなんとか受け身を取ったので怪我はなく、シートベルトを外した瑞貴はすぐに古株の元へ向かった。
「どうしたんですか!? ――あっ!」
古株は冷や汗を流して前方を指差したので、それを追って瑞貴も見る。そこにいたのは以前デコチャリに乗って瑞貴たちに絡んできた、飛鷹と因縁のある――唐巣幸人だった。他にも見慣れない四人の男子がいるが見る限り仲間だろう。
「あいつらは!」
「…………!」
円堂たちも原因を調べようと席から立ち上がって彼らの姿を見る。一番うしろにいた飛鷹は特に顔をしかめていた。
☆副キャプテン 今日の格言☆
たくさんの人たちの心に残る最高の試合にする!
以上!!