冬花の究極奥義大作戦!!
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「……わかりました。相談に乗ってくれてありがとうございます。あの、このこと瑞貴姉や他の人には……」
「もちろん内緒にするよ。アジア予選決勝に向けてがんばろうね」
「はい!」
木暮はオレンジジュースを飲んで部屋を出ると同時にシンも魔法を解いた。
「――夕弥、ここにいたの? 守と冬花ちゃんが帰って来たからご飯にするよ」
「はーい」
廊下から聞こえた二人の声にシンは微笑むが、少し顔をしかめる。
(……瑞貴。君が願えば、僕の力で円堂くんへの恋も成就させることができるよ)
もちろん瑞貴の努力次第で円堂の気持ちを自分へ向けることもできるだろう。
だが、今まで瑞貴は原作の悲劇を何度も回避しようとしても、完全に防ぐことはできずに大きな出来事が最終的に残ってしまう。この恋愛も心のどこかでムダだと思っているかもしれない。
「まだ、神への願いを君は使ってない。どうする?」
☆☆☆☆☆
瑞貴は夕食で毎回の如く不動と同じテーブルにいたのだが……。
「マモルくん。おかわりは?」
「いる! サンキュー、フユッペ!」
「…………」
冬花が尋ねて円堂が空になったお茶碗を渡す。今日あんな光景を見たせいか、前よりいい雰囲気に見える。
「なんて顔してんだよ、メシがマズくなる」
「あっ、ごめんなさい。でも、私が変な顔しても秋ちゃんたちと一緒に作ったご飯は相変わらずおいしいですよ」
「気分の問題だよ。……今までお前も作ってたのか?」
「はい。私も料理するの好きですし。選手と監督とシンと自分たちの分を女の子三人がやるのは大変じゃないですか。たまにシンも手伝ってくれますけどね。ちなみに今日のホウレン草のおひたしは私が作りました」
「フゥン」
自分から聞いてきたくせに、さして興味がないように答えた不動。瑞貴はそれに首を傾げる。
「なあなあ瑞貴。ちょっといいか?」
「なぁに? 塔子ちゃん」
(……少しは気が紛れたか)
先ほどより表情がマシになった瑞貴を見て不動はそう思い、ホウレン草のおひたしを食べる。
一方、今までの二人の光景を円堂はジッと見ていた。
「…………」
「どうした?」
「いや、瑞貴と不動って相変わらず仲がいいなぁって」
「仲がいいっていうより、瑞貴の行動に不動が『もうあきらめた』って感じもするけどな」
土方が苦笑しながら言ってご飯を食べる。確かに瑞貴が食事のときに不動と一緒にいるのはよくあることだ。誰かが誘ったらそっちに行くこともあるが、大半は不動と一緒だ。練習中も二人が話している姿や共に練習することもよく見る。
(なんで俺、そんなに気になるんだろう?)
自分の気持ちがよくわからないまま、円堂は冬花からもらったご飯を口に運んだ。
☆副キャプテン 今日の格言☆
みんな仲間だよ。サッカーを通じて出会った、最高の人たち!
以上!!
「もちろん内緒にするよ。アジア予選決勝に向けてがんばろうね」
「はい!」
木暮はオレンジジュースを飲んで部屋を出ると同時にシンも魔法を解いた。
「――夕弥、ここにいたの? 守と冬花ちゃんが帰って来たからご飯にするよ」
「はーい」
廊下から聞こえた二人の声にシンは微笑むが、少し顔をしかめる。
(……瑞貴。君が願えば、僕の力で円堂くんへの恋も成就させることができるよ)
もちろん瑞貴の努力次第で円堂の気持ちを自分へ向けることもできるだろう。
だが、今まで瑞貴は原作の悲劇を何度も回避しようとしても、完全に防ぐことはできずに大きな出来事が最終的に残ってしまう。この恋愛も心のどこかでムダだと思っているかもしれない。
「まだ、神への願いを君は使ってない。どうする?」
☆☆☆☆☆
瑞貴は夕食で毎回の如く不動と同じテーブルにいたのだが……。
「マモルくん。おかわりは?」
「いる! サンキュー、フユッペ!」
「…………」
冬花が尋ねて円堂が空になったお茶碗を渡す。今日あんな光景を見たせいか、前よりいい雰囲気に見える。
「なんて顔してんだよ、メシがマズくなる」
「あっ、ごめんなさい。でも、私が変な顔しても秋ちゃんたちと一緒に作ったご飯は相変わらずおいしいですよ」
「気分の問題だよ。……今までお前も作ってたのか?」
「はい。私も料理するの好きですし。選手と監督とシンと自分たちの分を女の子三人がやるのは大変じゃないですか。たまにシンも手伝ってくれますけどね。ちなみに今日のホウレン草のおひたしは私が作りました」
「フゥン」
自分から聞いてきたくせに、さして興味がないように答えた不動。瑞貴はそれに首を傾げる。
「なあなあ瑞貴。ちょっといいか?」
「なぁに? 塔子ちゃん」
(……少しは気が紛れたか)
先ほどより表情がマシになった瑞貴を見て不動はそう思い、ホウレン草のおひたしを食べる。
一方、今までの二人の光景を円堂はジッと見ていた。
「…………」
「どうした?」
「いや、瑞貴と不動って相変わらず仲がいいなぁって」
「仲がいいっていうより、瑞貴の行動に不動が『もうあきらめた』って感じもするけどな」
土方が苦笑しながら言ってご飯を食べる。確かに瑞貴が食事のときに不動と一緒にいるのはよくあることだ。誰かが誘ったらそっちに行くこともあるが、大半は不動と一緒だ。練習中も二人が話している姿や共に練習することもよく見る。
(なんで俺、そんなに気になるんだろう?)
自分の気持ちがよくわからないまま、円堂は冬花からもらったご飯を口に運んだ。
☆副キャプテン 今日の格言☆
みんな仲間だよ。サッカーを通じて出会った、最高の人たち!
以上!!