冬花の究極奥義大作戦!!
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(だけど、あれはリカちゃんの差し金だったし……)
冬花の行動は円堂を心配してリカの口車に乗ったことだ。原作だって何度も見たことがあるし、あのとき当の本人たちにその気は一切ない。それでも怒っているように見えたってことは……。
「あっ! 確かに怒ってたかも」
「えっ!? ま、まさかハニー、円堂のこと……」
「冬花ちゃんの純粋な心配を騙したことだね。あとでちゃんと謝っとくんだよ」
「ンガッ!?」
予想と違う答えにリカはズッコケた。だけどすぐに体勢を戻し瑞貴の両肩をガシッとつかむ。
「……ハニー、ウチ前々から訊きたいことがあったんやけど」
「こ、今度は何?」
「ハニーって誰が好きなん!? もちろん恋や! ラブや!」
「恋……ラブ……」
いくら鈍感な瑞貴でもリカの言いたいことがわかった。風丸や鬼道有人や豪炎寺修也や吹雪や次々と今まで出会った男子たちを頭に浮かべるが、やっぱりピンとこない。最後に――。
『瑞貴!』
トクン――。
円堂の笑顔が思い浮かんだ。そこで瑞貴は胸に何かを感じたがすぐに打ち消した。
(守は、相棒なんだから)
そう自己完結して改めてリカと向き合う。
「みんな仲間だよ。サッカーを通じて出会った、最高の人たち!」
「あっ……。さよか……」
満面の笑みで答えたのでリカはガックシと肩を落とした。それに気にせず瑞貴は食堂に戻ると、円堂と冬花以外足りない人物がいることに気づく。
「あれ? 夕弥がいない」
――宿舎の自室でシンはパソコンを打ちながら書類作成をしていた。イナズマジャパンのコーチとしての仕事もあるが、同時に神としての神崎財閥の仕事もこなさなければならない。
コンコン。
「ん? どうぞ」
ノックが聞こえたのでシンはパソコンを閉じて許可を出すと、扉から現れたのは木暮だった。珍しい来訪者にシンは一度目を瞬く。
「あ、あのね神崎さん。相談したいことがあるんだけど、いいかな?」
「うん。いいよ」
快く木暮を中に入れてシンはコッソリ魔法をかけた。これで誰かが部屋の周辺に近づくことも聞こえることもない。
木暮を椅子に誘導してコップにオレンジジュースを注いで差し出すと、シンもベッドに座って木暮と向き合った。
「相談っていうのは瑞貴姉のことなんだ……。神崎さんは瑞貴姉のこと他のみんなと違う視点で見てるから」
「なるほど」
木暮の表情はあまり思わしくない。同時に瑞貴のことをそれほど大切に思っているとシンにも伝わる。
冬花の行動は円堂を心配してリカの口車に乗ったことだ。原作だって何度も見たことがあるし、あのとき当の本人たちにその気は一切ない。それでも怒っているように見えたってことは……。
「あっ! 確かに怒ってたかも」
「えっ!? ま、まさかハニー、円堂のこと……」
「冬花ちゃんの純粋な心配を騙したことだね。あとでちゃんと謝っとくんだよ」
「ンガッ!?」
予想と違う答えにリカはズッコケた。だけどすぐに体勢を戻し瑞貴の両肩をガシッとつかむ。
「……ハニー、ウチ前々から訊きたいことがあったんやけど」
「こ、今度は何?」
「ハニーって誰が好きなん!? もちろん恋や! ラブや!」
「恋……ラブ……」
いくら鈍感な瑞貴でもリカの言いたいことがわかった。風丸や鬼道有人や豪炎寺修也や吹雪や次々と今まで出会った男子たちを頭に浮かべるが、やっぱりピンとこない。最後に――。
『瑞貴!』
トクン――。
円堂の笑顔が思い浮かんだ。そこで瑞貴は胸に何かを感じたがすぐに打ち消した。
(守は、相棒なんだから)
そう自己完結して改めてリカと向き合う。
「みんな仲間だよ。サッカーを通じて出会った、最高の人たち!」
「あっ……。さよか……」
満面の笑みで答えたのでリカはガックシと肩を落とした。それに気にせず瑞貴は食堂に戻ると、円堂と冬花以外足りない人物がいることに気づく。
「あれ? 夕弥がいない」
――宿舎の自室でシンはパソコンを打ちながら書類作成をしていた。イナズマジャパンのコーチとしての仕事もあるが、同時に神としての神崎財閥の仕事もこなさなければならない。
コンコン。
「ん? どうぞ」
ノックが聞こえたのでシンはパソコンを閉じて許可を出すと、扉から現れたのは木暮だった。珍しい来訪者にシンは一度目を瞬く。
「あ、あのね神崎さん。相談したいことがあるんだけど、いいかな?」
「うん。いいよ」
快く木暮を中に入れてシンはコッソリ魔法をかけた。これで誰かが部屋の周辺に近づくことも聞こえることもない。
木暮を椅子に誘導してコップにオレンジジュースを注いで差し出すと、シンもベッドに座って木暮と向き合った。
「相談っていうのは瑞貴姉のことなんだ……。神崎さんは瑞貴姉のこと他のみんなと違う視点で見てるから」
「なるほど」
木暮の表情はあまり思わしくない。同時に瑞貴のことをそれほど大切に思っているとシンにも伝わる。