冬花の究極奥義大作戦!!
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今日はリカも塔子も宿舎で夕飯をとることになったのだが、肝心の円堂と冬花がまだ帰ってない。食事は全員そろってから食べるというルールがあるため、一部はお腹を空かせている。
「キャプテンたち、遅いでヤンスね~……」
「お腹減ったっス……」
グウ~~……。
「「…………」」
壁山のお腹が盛大に鳴ったのを両隣にいた栗松と緑川はしっかり聞き取った。
「円堂たち、あれからどうしたかな?」
「二人共うまくいってるんや! ウチのおかげやな~」
塔子にそう言ってリカは鍋の蓋を開けると、中身をお玉ですくって味見をする。
「うん! こっちもうまい!」
「つまみ食いは禁止」
ビシッ!
「あたっ! ……ハニー! ちょっとこっちに来て!」
「みぎゃ!」
チョップして制する瑞貴。リカは気まずい顔をすると、即座に瑞貴の手を引いて廊下に出た。
「ど、どうしたの?」
「なあハニー……もしかして、さっきのこと怒ってるん?」
「チョップで終わったじゃん」
「そうやなくて! 今日の商店街であったことや!」
「商店街の……ああ! 別に怒ってないけど」
「だ、だってハニー! すぐにあの場から退散したやん! それになんか雰囲気がちごうたし……」
近距離で身振り手振りと説明するリカの迫力に、瑞貴は一歩引きつつ思い返した。
(あのときは冬花ちゃんが守にアイスを食べさせようとして……)
その行動は瑞貴もやったことがある。沖縄で円堂に肉を食べさせたし、それは綱海にもしてあげた。一之瀬一哉と暮らしてるときもあった。
別に気にすることではないと思っているが、見つけたときは驚いたし何故か胸がズキッと痛んだ。