河川敷の決闘!
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三人が聞き返すと同時に突然ベルトコンベアが動いた。流された先にある車に跳ねられててたまるかと焦ったように、すでに走っている瑞貴以外の三人も走り出す。
「「「いいいぃぃいいい/うええぇぇえええ/ええぇぇぇえええ!!」」」
染岡と風丸と少林寺はカジノで見るルーレットのようなものの上で走り回っている。
「うおっ! おい! 危ねぇ! 危ねぇって!」
「おい! 立ち止まるなよ!」
壁山と影野の施設はレーザーが発射され、二人ともなんとかよける。
「存在が消えちゃうかも……!」
「これのどこが必殺技の特訓になんスかぁ!?」
円堂はいくつもの口がある大砲から発射されるボールを取る施設。やはり最初は驚いて取れなかったが円堂は興奮して体を震わせる。
「おもしれぇ! やってやるぜ! あのイナズマイレブンもここで特訓したんだ!」
円堂は両手を叩いて再び構える。
「この試練を乗り越えれば新しい道が見えるはずだ!」
そして再び発射されるボールを円堂がキャッチしたりセーブしたりする。
――もうすでに夕方になった。秋と春奈は瑞貴の言われた通りにドリンクと救急箱を用意してずっと待っている。
するとアラームが鳴り扉が開いたかと思うと、そこには傷だらけで脱力している選手の姿があった。
「死ぬかと思ったでヤンス……」
「イナズマイレブンってこんな特訓してたんだ……」
「結局新必殺技はできなかった……」
栗松と宍戸と半田がボロボロになりながらも言うと、秋と春奈は即刻全員の手当てに回ろうとする。
「元気出せ……伝説のイナズマイレブンとおんなじ特訓を乗り越えたんだぜ」
「その通りだ……この特訓はムダにはならない」
「新必殺技ができなくても……いい経験になるよ……」
弱音を吐く仲間に励ましの言葉を出す円堂と豪炎寺と瑞貴。
「よーし! 試合まで一週間、毎日続けるぞ!」
「「「「「オ~~……」」」」」
みんなは拳を上げるが、返事する声はいつもの元気がなかった。
「もう嫌だ……二度とごめんだ……こんな練習がなんの役に立つってんだよ……」
さすがの土門もこの特訓は帝国学園よりキツイようでボロボロになっていた。
☆☆☆☆☆
それから部活の時間になると瑞貴たちはイナビカリ修練場で特訓をする。
そのあとはたまに雷雷軒で食事をとるが、さすがにいつもより傷だらけの染岡と円堂と瑞貴と風丸と豪炎寺を見て響木も不思議に思って顔を向けた。
たまに鬼瓦とも会うと、彼も瑞貴を見て驚きの声を上げる。
「どうしたんだその傷」
「ちょっと特訓をしてて……」
「どんな特訓をしてりゃそうなる」
鬼瓦はツッコミを入れるが、瑞貴は疲れ果てて答える余裕がなかった。
☆☆☆☆☆
何日か経って修練場を出ると外は雨が降っていた。染岡は地面に寝そべり、半田は膝を付く。
「ふぁ~雨が気持ちい~……」
「試合は近いんだぞ。体冷やして風邪引くな!」
「「ウィ~ッス……」」
「二度とごめんだって言ったのに……」
膝に手を当てながら返事する宍戸と栗松。土門はみんなに聞こえないように呟いた。
「もう髪もボッサボサ……。結び直さなきゃ……」
「「「「「!」」」」」
瑞貴はそう言って解いてバサッと髪を払う。いつもは見ない髪を下ろし、さらに雨で濡れて色っぽい姿に誰もが顔を赤くした。
☆☆☆☆☆
そして試合当日――。御影専農中に来た雷門中サッカー部は学校にあるサッカー場の設備に驚くばかりだった。半田が代表としてポツリと呟く。
「これ……サッカー場か?」
「アンテナがあろうとなかろうと、サッカーには関係ないさ」
「むしろコケ脅しと思えばいいんだよ」
円堂と瑞貴は臆すことなくいつもの表情で言う。
「「いくぞ!」」
「「「「「オウッ!!」」」」」
円堂と瑞貴が号令を出して歩き出すと仲間も続く。
与えられた控え室で着替え終わった瑞貴は出ると、ちょうど円堂も出てきた。
「守も着替え終わったの?」
「ああ。他のみんなはまだだから、先にグラウンドに行こうぜ」
円堂の提案に瑞貴も頷き歩き出そうとすると、角から杉森が出てきた。
「君たちか」
「この前はやられちまったけど、今日は絶対負けないからな」
「私もゴールを決めてやります」
腰に手を当てて自信満々に言う二人だが、杉森は表情を変えない。
「君たちが勝つ確率はわかっている」
「へ~」
「どれくらいですか?」
「……聞かないほうがいい」
杉森は二人と擦れ違うときにそう言った。
「守……絶対に勝つよ」
「ああ……」
瑞貴と円堂は顔を見合わせてニッと笑うと、お互いの拳をコツンと合わせた。
☆副キャプテン 今日の格言☆
新必殺技ができなくても……いい経験になるよ……。
以上!!
「「「いいいぃぃいいい/うええぇぇえええ/ええぇぇぇえええ!!」」」
染岡と風丸と少林寺はカジノで見るルーレットのようなものの上で走り回っている。
「うおっ! おい! 危ねぇ! 危ねぇって!」
「おい! 立ち止まるなよ!」
壁山と影野の施設はレーザーが発射され、二人ともなんとかよける。
「存在が消えちゃうかも……!」
「これのどこが必殺技の特訓になんスかぁ!?」
円堂はいくつもの口がある大砲から発射されるボールを取る施設。やはり最初は驚いて取れなかったが円堂は興奮して体を震わせる。
「おもしれぇ! やってやるぜ! あのイナズマイレブンもここで特訓したんだ!」
円堂は両手を叩いて再び構える。
「この試練を乗り越えれば新しい道が見えるはずだ!」
そして再び発射されるボールを円堂がキャッチしたりセーブしたりする。
――もうすでに夕方になった。秋と春奈は瑞貴の言われた通りにドリンクと救急箱を用意してずっと待っている。
するとアラームが鳴り扉が開いたかと思うと、そこには傷だらけで脱力している選手の姿があった。
「死ぬかと思ったでヤンス……」
「イナズマイレブンってこんな特訓してたんだ……」
「結局新必殺技はできなかった……」
栗松と宍戸と半田がボロボロになりながらも言うと、秋と春奈は即刻全員の手当てに回ろうとする。
「元気出せ……伝説のイナズマイレブンとおんなじ特訓を乗り越えたんだぜ」
「その通りだ……この特訓はムダにはならない」
「新必殺技ができなくても……いい経験になるよ……」
弱音を吐く仲間に励ましの言葉を出す円堂と豪炎寺と瑞貴。
「よーし! 試合まで一週間、毎日続けるぞ!」
「「「「「オ~~……」」」」」
みんなは拳を上げるが、返事する声はいつもの元気がなかった。
「もう嫌だ……二度とごめんだ……こんな練習がなんの役に立つってんだよ……」
さすがの土門もこの特訓は帝国学園よりキツイようでボロボロになっていた。
☆☆☆☆☆
それから部活の時間になると瑞貴たちはイナビカリ修練場で特訓をする。
そのあとはたまに雷雷軒で食事をとるが、さすがにいつもより傷だらけの染岡と円堂と瑞貴と風丸と豪炎寺を見て響木も不思議に思って顔を向けた。
たまに鬼瓦とも会うと、彼も瑞貴を見て驚きの声を上げる。
「どうしたんだその傷」
「ちょっと特訓をしてて……」
「どんな特訓をしてりゃそうなる」
鬼瓦はツッコミを入れるが、瑞貴は疲れ果てて答える余裕がなかった。
☆☆☆☆☆
何日か経って修練場を出ると外は雨が降っていた。染岡は地面に寝そべり、半田は膝を付く。
「ふぁ~雨が気持ちい~……」
「試合は近いんだぞ。体冷やして風邪引くな!」
「「ウィ~ッス……」」
「二度とごめんだって言ったのに……」
膝に手を当てながら返事する宍戸と栗松。土門はみんなに聞こえないように呟いた。
「もう髪もボッサボサ……。結び直さなきゃ……」
「「「「「!」」」」」
瑞貴はそう言って解いてバサッと髪を払う。いつもは見ない髪を下ろし、さらに雨で濡れて色っぽい姿に誰もが顔を赤くした。
☆☆☆☆☆
そして試合当日――。御影専農中に来た雷門中サッカー部は学校にあるサッカー場の設備に驚くばかりだった。半田が代表としてポツリと呟く。
「これ……サッカー場か?」
「アンテナがあろうとなかろうと、サッカーには関係ないさ」
「むしろコケ脅しと思えばいいんだよ」
円堂と瑞貴は臆すことなくいつもの表情で言う。
「「いくぞ!」」
「「「「「オウッ!!」」」」」
円堂と瑞貴が号令を出して歩き出すと仲間も続く。
与えられた控え室で着替え終わった瑞貴は出ると、ちょうど円堂も出てきた。
「守も着替え終わったの?」
「ああ。他のみんなはまだだから、先にグラウンドに行こうぜ」
円堂の提案に瑞貴も頷き歩き出そうとすると、角から杉森が出てきた。
「君たちか」
「この前はやられちまったけど、今日は絶対負けないからな」
「私もゴールを決めてやります」
腰に手を当てて自信満々に言う二人だが、杉森は表情を変えない。
「君たちが勝つ確率はわかっている」
「へ~」
「どれくらいですか?」
「……聞かないほうがいい」
杉森は二人と擦れ違うときにそう言った。
「守……絶対に勝つよ」
「ああ……」
瑞貴と円堂は顔を見合わせてニッと笑うと、お互いの拳をコツンと合わせた。
☆副キャプテン 今日の格言☆
新必殺技ができなくても……いい経験になるよ……。
以上!!