冬花の究極奥義大作戦!!
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自主練も終了して解散することになった。このあとは休暇として各々過ごしていくので、瑞貴と木暮は予定通り家に戻ったのだが……。
「瑞貴姉、これってもしかして……」
「もちろん! ――掃除よ!」
「やっぱり~~!」
エプロンを着て三角巾を付けて掃除道具を持てば、木暮だって嫌でも気づく。そして予想通りだったので悲痛の声を上げる。
「今日の練習は早く終わったからね。今まで着替えを取るついで程度しかやらなかったけど……これを機に細かい所まで徹底的にやりたかったの!」
神崎シンが特殊な結界を張っているので、留守の間は時間が止まって出発前と同じ状況のままで保存しているが、それでも大まかな掃除しかやってないので細かい部分はやれていない。
「まあ、休むんじゃなくてサッカーか家事をするのは、なんか瑞貴姉らしいけど……」
「無理矢理付き合わせる形でごめんね。人手が欲しいのは本当なんだ。終わったらアイスパフェ奢ってあげるから」
「俺そこまで子供じゃないけど……でもま、やってあげるよ」
「助かる~!」
瑞貴と木暮は掃除を始めた。元々木暮は瑞貴たちに出会うまで漫遊寺中サッカー部で雑用をやってたので、その手際はなかなかのものだ。
おかげで予定していた時間よりも早く終わった。キラキラと輝く綺麗になった家に瑞貴も感無量である。
「ありがとね、夕弥。家もスッキリしたし、私の気持ちもスッキリしたよ!」
「スッキリって……何か悩んでたの?」
「合宿所では秋ちゃんたちが家事をやってるでしょ。私も手伝ってるけどなんか物足りなくて……だから久々に思いっきりやれて楽しかった!」
この言葉も嘘ではないが、本当は世界に行くためにチームのことやこれからのことに悩んでいた。風丸と緑川の買い物に付いて行くのもよかったが、瑞貴にとって一番の気分転換はサッカーか家事なのだ。
晴れやかな義姉の笑顔に、なんだか木暮も自分まで嬉しくなってくる。
「んじゃ、パフェ食べに行こうか!」
「うん!」
家を出た二人は、瑞貴がオススメするアイス屋に向かうために商店街を歩いて行く。
「で、そのときの綱海さんったら面白い顔をしていたんだよ。ウッシッシッシッ」
「イタズラもほどほどにね。あっ、あそこのアイス屋だよ……あれ?」
目的地のアイス屋が見えたのはいいが、その向かいの道の茂みに見覚えのある集団が隠れている。同じように木暮も顔を向けたので気づいた。
「瑞貴姉、これってもしかして……」
「もちろん! ――掃除よ!」
「やっぱり~~!」
エプロンを着て三角巾を付けて掃除道具を持てば、木暮だって嫌でも気づく。そして予想通りだったので悲痛の声を上げる。
「今日の練習は早く終わったからね。今まで着替えを取るついで程度しかやらなかったけど……これを機に細かい所まで徹底的にやりたかったの!」
神崎シンが特殊な結界を張っているので、留守の間は時間が止まって出発前と同じ状況のままで保存しているが、それでも大まかな掃除しかやってないので細かい部分はやれていない。
「まあ、休むんじゃなくてサッカーか家事をするのは、なんか瑞貴姉らしいけど……」
「無理矢理付き合わせる形でごめんね。人手が欲しいのは本当なんだ。終わったらアイスパフェ奢ってあげるから」
「俺そこまで子供じゃないけど……でもま、やってあげるよ」
「助かる~!」
瑞貴と木暮は掃除を始めた。元々木暮は瑞貴たちに出会うまで漫遊寺中サッカー部で雑用をやってたので、その手際はなかなかのものだ。
おかげで予定していた時間よりも早く終わった。キラキラと輝く綺麗になった家に瑞貴も感無量である。
「ありがとね、夕弥。家もスッキリしたし、私の気持ちもスッキリしたよ!」
「スッキリって……何か悩んでたの?」
「合宿所では秋ちゃんたちが家事をやってるでしょ。私も手伝ってるけどなんか物足りなくて……だから久々に思いっきりやれて楽しかった!」
この言葉も嘘ではないが、本当は世界に行くためにチームのことやこれからのことに悩んでいた。風丸と緑川の買い物に付いて行くのもよかったが、瑞貴にとって一番の気分転換はサッカーか家事なのだ。
晴れやかな義姉の笑顔に、なんだか木暮も自分まで嬉しくなってくる。
「んじゃ、パフェ食べに行こうか!」
「うん!」
家を出た二人は、瑞貴がオススメするアイス屋に向かうために商店街を歩いて行く。
「で、そのときの綱海さんったら面白い顔をしていたんだよ。ウッシッシッシッ」
「イタズラもほどほどにね。あっ、あそこのアイス屋だよ……あれ?」
目的地のアイス屋が見えたのはいいが、その向かいの道の茂みに見覚えのある集団が隠れている。同じように木暮も顔を向けたので気づいた。