冬花の究極奥義大作戦!!
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円堂はもう一度瑞貴に顔を向けた。
「瑞貴、さっきのどういう意味なんだ? お前は監督の言っていることがわかるのか?」
「……守、私が言えることは一つだけだよ。――見るべきものを間違えないで」
「えっ?」
「――みなさーん! 乃々美姉ちゃんから差し入れでーす!」
「じゃ、先に行ってるね」
「瑞貴……」
宇都宮虎丸の声で瑞貴は反応して向かって行く。円堂は答えがわからないまま、瑞貴の背中をしばらく見つめていた。
「乃々美特製・稲妻弁当の差し入れよ!」
「「「「「オォー!」」」」」
虎丸の近所に住む弁当屋の梨本乃々美。彼女が持ってきた弁当にイナズマジャパンは喜びの声を上げる。今回はロールサンドイッチやコロッケなどが入っている。
「これを食べて、練習がんばってね!」
「「「「「はい!!」」」」」
「ありがとう、乃々美姉ちゃん!」
虎丸が代表として礼を言うと乃々美は笑顔で頷いた。
瑞貴も受け取ってロールサンドイッチを食べると、風丸一郎太と緑川リュウジが隣に来た。
「瑞貴。練習が終わったら俺と緑川は買い物に行くんだが、一緒に行かないか?」
「今まで練習も厳しかったし、気分転換になると思うよ」
「ごめん。今日は予定があるんだ。また誘ってね」
「「あっ、そっか……」」
断られて苦笑いする風丸と緑川が去って行くと、それを見た木暮夕弥が瑞貴の元へ駆け寄って来た。
「なあ瑞貴姉、このあとどうするの?」
「私? うちに戻るよ。やりたいことがあるしね。予定がないなら夕弥も来る?」
「いいの!? 行く行く!」
「よかった。人手があると助かるからね!」
「……人手?」
妙な単語に木暮は目を瞬かせる。反対に瑞貴はこれからのことにウキウキしていた。
「ええか? 人間恋愛が全てや。せやからウチは、他人の恋愛にも関わりたいんや!」
「一之瀬帰って来ないかなぁ……って、あれ? なんか瑞貴、楽しそうだな」
「ハニーも恋の悩みか!? 浮気か!? ウチとダーリンというものがありながら!」
「いやいや。だから瑞貴はリカとも一之瀬ともつき合ってないだろ。っていうか、瑞貴から恋の話とか聞いたことない気がする」
「そういやそうやな。綱海のときは兄貴としてやったし、ハニーを狙っとる男は大勢おるのに見向きもせえへん……ハニーって今恋しとるん?」
うーんと顎に手を当てて悩むリカがふとゴールを見ると、円堂を心配そうに見つめる冬花の姿が目に入った。
「キタ――ッ!! あの目! あの顔! 間違いない! 愛や! ラブや! 獲物や――っ!!」
「あ~もう~~」
切り替えの早いリカの行動に塔子は呆れるのだった。
「瑞貴、さっきのどういう意味なんだ? お前は監督の言っていることがわかるのか?」
「……守、私が言えることは一つだけだよ。――見るべきものを間違えないで」
「えっ?」
「――みなさーん! 乃々美姉ちゃんから差し入れでーす!」
「じゃ、先に行ってるね」
「瑞貴……」
宇都宮虎丸の声で瑞貴は反応して向かって行く。円堂は答えがわからないまま、瑞貴の背中をしばらく見つめていた。
「乃々美特製・稲妻弁当の差し入れよ!」
「「「「「オォー!」」」」」
虎丸の近所に住む弁当屋の梨本乃々美。彼女が持ってきた弁当にイナズマジャパンは喜びの声を上げる。今回はロールサンドイッチやコロッケなどが入っている。
「これを食べて、練習がんばってね!」
「「「「「はい!!」」」」」
「ありがとう、乃々美姉ちゃん!」
虎丸が代表として礼を言うと乃々美は笑顔で頷いた。
瑞貴も受け取ってロールサンドイッチを食べると、風丸一郎太と緑川リュウジが隣に来た。
「瑞貴。練習が終わったら俺と緑川は買い物に行くんだが、一緒に行かないか?」
「今まで練習も厳しかったし、気分転換になると思うよ」
「ごめん。今日は予定があるんだ。また誘ってね」
「「あっ、そっか……」」
断られて苦笑いする風丸と緑川が去って行くと、それを見た木暮夕弥が瑞貴の元へ駆け寄って来た。
「なあ瑞貴姉、このあとどうするの?」
「私? うちに戻るよ。やりたいことがあるしね。予定がないなら夕弥も来る?」
「いいの!? 行く行く!」
「よかった。人手があると助かるからね!」
「……人手?」
妙な単語に木暮は目を瞬かせる。反対に瑞貴はこれからのことにウキウキしていた。
「ええか? 人間恋愛が全てや。せやからウチは、他人の恋愛にも関わりたいんや!」
「一之瀬帰って来ないかなぁ……って、あれ? なんか瑞貴、楽しそうだな」
「ハニーも恋の悩みか!? 浮気か!? ウチとダーリンというものがありながら!」
「いやいや。だから瑞貴はリカとも一之瀬ともつき合ってないだろ。っていうか、瑞貴から恋の話とか聞いたことない気がする」
「そういやそうやな。綱海のときは兄貴としてやったし、ハニーを狙っとる男は大勢おるのに見向きもせえへん……ハニーって今恋しとるん?」
うーんと顎に手を当てて悩むリカがふとゴールを見ると、円堂を心配そうに見つめる冬花の姿が目に入った。
「キタ――ッ!! あの目! あの顔! 間違いない! 愛や! ラブや! 獲物や――っ!!」
「あ~もう~~」
切り替えの早いリカの行動に塔子は呆れるのだった。