代表交代!? 最強の挑戦者たち!!
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……大雨が降っている中、瞳子を尋ねたのが砂木沼だった。
『頼む! この私を強くしてほしい!』
突然の言葉に瞳子は驚きを隠せず目を見開いた。
『ご存知のように、もうすぐフットボールフロンティアインターナショナルが開かれる……。だが、私は日本代表を決める選考試合にさえ呼ばれなかった……。私を強くしてほしい! 私も、世界を相手に戦いたいのだ!』
瞳子はエイリア学園の一件が終わり、サッカーから完全に身を引くつもりだった。だけど、一人の選考が瞳子を頼って来ている。
『わかりました。ただし口答えは一切許さないわよ』
『感謝します!』
砂木沼は瞳子に感謝の意を表して跪いた。
……そして瞳子は選手を集めて回った。源田、霧隠、下鶴――どの選手の中にも世界を相手に戦いたい、そんな思いがあることを知った。選ばれなかったからこそ、燃え上がる熱い思いを。
(その思いに応えることは、サッカーへ関わった者としての私の使命! 彼らは私が必ず世界へ連れて行く!)
瞳子が横のベンチにいる久遠を見ると、久遠も同じように瞳子を見た。
「見せてもらおうか、あなたの作り上げた新たな最強のチームを! 鍛え上げられた選手たちのプレーを!」
(まさか……久遠監督はいい選手がいたら代表メンバーを入れ替えるつもりで!?)
フットボールフロンティアインターナショナルには選手の交代が認められている。だから代表選考に落ちた者たちも特訓に励んでいるが、秋は久遠がそのために試合を了承したのではないかと思った。
ホイッスルが鳴って試合開始。最初はイナズマジャパンのボールで豪炎寺からボールをもらった吹雪はドリブルで上がっていく。
「行かせるか!」
「吹雪!」
鬼道の合図で吹雪は霧隠のチャージをかわした。
「いけー! 士郎ー!」
「郷院! 寺門!」
「!?」
今度は砂木沼の合図で郷院猛と寺門大貴が吹雪の前に立ち塞がる。
「虎丸くん!」
《これはナイスパスだー! 吹雪、虎丸に繋いだぞー!》
「成神!」
砂木沼の指示で成神が虎丸にスライディングをし、ボールはラインの外に出た。簡単に塞がれたことに虎丸は少し悔しそうな顔をする。
木暮のスローイングで試合再開。木暮からボールを受け取った鬼道は瑞貴にパスをする。
「上がれ! 瑞貴!」
「うん!」
「改! 石平!」
今度は瑞貴が下鶴と石平半蔵に行く手を阻まれてしまい、その隙に下鶴が瑞貴からボールを奪った。
《イナズマジャパン、攻め続けるがネオジャパンの硬いディフェンスが破れない!》
「何してんねん! そんなディフェンス、はよ崩さんかい!」
「思ったよりやるでヤンス……」
「風丸」
「はい!」
さすが瞳子が作り上げたチームと言えるだろう。リカと栗松が驚く中、久遠は風丸を呼び出した。内容を聞いた風丸は頷くとその場を去って行く。
「吹雪さん!」
その間にも試合は続いており、下鶴と霧隠に挟まれた虎丸はフリーの吹雪にパスを出した。
『頼む! この私を強くしてほしい!』
突然の言葉に瞳子は驚きを隠せず目を見開いた。
『ご存知のように、もうすぐフットボールフロンティアインターナショナルが開かれる……。だが、私は日本代表を決める選考試合にさえ呼ばれなかった……。私を強くしてほしい! 私も、世界を相手に戦いたいのだ!』
瞳子はエイリア学園の一件が終わり、サッカーから完全に身を引くつもりだった。だけど、一人の選考が瞳子を頼って来ている。
『わかりました。ただし口答えは一切許さないわよ』
『感謝します!』
砂木沼は瞳子に感謝の意を表して跪いた。
……そして瞳子は選手を集めて回った。源田、霧隠、下鶴――どの選手の中にも世界を相手に戦いたい、そんな思いがあることを知った。選ばれなかったからこそ、燃え上がる熱い思いを。
(その思いに応えることは、サッカーへ関わった者としての私の使命! 彼らは私が必ず世界へ連れて行く!)
瞳子が横のベンチにいる久遠を見ると、久遠も同じように瞳子を見た。
「見せてもらおうか、あなたの作り上げた新たな最強のチームを! 鍛え上げられた選手たちのプレーを!」
(まさか……久遠監督はいい選手がいたら代表メンバーを入れ替えるつもりで!?)
フットボールフロンティアインターナショナルには選手の交代が認められている。だから代表選考に落ちた者たちも特訓に励んでいるが、秋は久遠がそのために試合を了承したのではないかと思った。
ホイッスルが鳴って試合開始。最初はイナズマジャパンのボールで豪炎寺からボールをもらった吹雪はドリブルで上がっていく。
「行かせるか!」
「吹雪!」
鬼道の合図で吹雪は霧隠のチャージをかわした。
「いけー! 士郎ー!」
「郷院! 寺門!」
「!?」
今度は砂木沼の合図で郷院猛と寺門大貴が吹雪の前に立ち塞がる。
「虎丸くん!」
《これはナイスパスだー! 吹雪、虎丸に繋いだぞー!》
「成神!」
砂木沼の指示で成神が虎丸にスライディングをし、ボールはラインの外に出た。簡単に塞がれたことに虎丸は少し悔しそうな顔をする。
木暮のスローイングで試合再開。木暮からボールを受け取った鬼道は瑞貴にパスをする。
「上がれ! 瑞貴!」
「うん!」
「改! 石平!」
今度は瑞貴が下鶴と石平半蔵に行く手を阻まれてしまい、その隙に下鶴が瑞貴からボールを奪った。
《イナズマジャパン、攻め続けるがネオジャパンの硬いディフェンスが破れない!》
「何してんねん! そんなディフェンス、はよ崩さんかい!」
「思ったよりやるでヤンス……」
「風丸」
「はい!」
さすが瞳子が作り上げたチームと言えるだろう。リカと栗松が驚く中、久遠は風丸を呼び出した。内容を聞いた風丸は頷くとその場を去って行く。
「吹雪さん!」
その間にも試合は続いており、下鶴と霧隠に挟まれた虎丸はフリーの吹雪にパスを出した。