代表交代!? 最強の挑戦者たち!!
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次の日は朝から久遠の召集があった。隣にはシンと古株がいる。
「集合! 今日は二チームに分かれて練習試合を行う。いいな」
「「「「「はい!」」」」」
「――実践形式の練習かぁ。楽しみやな」
聞き覚えはあるが本来いるはずのない人物の声が聞こえたので、マネージャーと目金が振り向くと、そこには浦部リカがいた。
「なんであなたがいるんですか!?」
「よっ」
「大阪に帰ったんじゃなかったの?」
「帰ろうと思ってんけどな。また決勝戦まで見にくんのめんどいし、それまで塔子んち泊めてもらうことにしてん!」
「おかげでこっちは寝不足だよ~……。次から次にギャグ言って、笑うまで寝かせてくれないんだぜ……?」
「そうなんだ……」
リカのうしろから現れた財前塔子も久しぶりに会うが、目の下には隈ができている。その様子で塔子の苦労がよくわかった秋たちは苦笑するのだった。
一方フィールドでは、シンがボードを持って一歩前に出てきた。
「それじゃ、チーム分けを発表するよ。まず――」
バシュン!
「なんだ!?」
突如どこからか現れたシュートが襲い掛かってきたので、円堂が前に出てガッチリとキャッチした。
「さすがは円堂。素晴らしい反応だ」
蹴った主であろう者が円堂を褒める。その人物は瑞貴やヒロトや緑川たちもよく知る人物だ。
「デザーム!?」
「「っ!」」
「デザーム? 今の私は砂木沼治。チーム・ネオジャパンのキャプテンだ!」
「ネオジャパン?」
すると砂木沼治の両隣から次々と選手が現れていく。どの人物も鬼道や風丸や栗松鉄平など、イナズマジャパンの一部にとっては馴染みのある者ばかりだ。
「源田! 成神! 寺門!」
「霧隠!」
「御影専農と尾刈斗中、千羽山に木戸川清修の武方もいるでヤンス!」
「――久しぶりね。円堂くん、瑞貴」
「「えっ」」
自分たちの名前を呼ばれて驚くと、その声の主が選手たちの背後から現れた。
「えっ!? 瞳子監督――っ!?」
「瞳子姉さん!?」
かつてエイリア学園との戦いで雷門イレブンの監督をしていた、吉良瞳子だった。
(どうして、姉さんが……!?)
「誰ですか?」
「私たちの前の監督よ」
瑞貴たちと同様にヒロトも驚き、面識のない冬花は秋に尋ねた。久遠と瞳子はお互いの選手たちの真正面で対峙する。
「久遠監督ですね? 初めまして、吉良瞳子です」
「君のことは響木さんや神崎から聞いている。地上最強のチームを率いた監督だと」
「ご存知なら話は早いですね。私はネオジャパンの監督として、正式にイナズマジャパンに試合を申し込みます。そしてネオジャパンが勝ったときは――日本代表の座と井上瑞貴をチームに引き入れます!」
「「「「「えぇっ!?」」」」」
「そんな無茶苦茶な!?」
土方の言うことはごもっともである。しかも瑞貴は自分までもが対象になっているので戸惑いを隠せない。