代表交代!? 最強の挑戦者たち!!
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とある夜だった。選手に見立てた何本のバーを立てて練習していたのは緑川リュウジだ。膝に手を付いて息が上がる彼は焦っているのだ。
ビッグウェイブス戦で井上瑞貴が獅子王雷を、綱海条介がザ・タイフーンを、デザートライオン戦で宇都宮虎丸がタイガードライブを撃って得点を決めた。
(みんなどんどん力を付けていく……。もっと力を付けなくちゃ、このままじゃ!)
緑川はドリブルしてバーをよけていくが、その内の一本に当たってしまった。
「もう一回だ!」
再びドリブルして今度はバーを全てよけることができたが、最後のシュートを外してしまった。成功しなかったことに苛立ちを覚えて歯を食いしばる。
☆☆☆☆☆
「新必殺技?」
朝食の時間に選手が食堂に集まっていると、鬼道有人から思いもしない提案が出たので、円堂守は復唱する。
「オーストラリア戦とカタール戦、二試合を戦ったみんなも世界のレベルの高さは実感したと思う。アジア予選を勝ち抜き、世界大会へ進むためには、より強力な必殺技が必要だ。」
最初に鬼道が見たのは風丸一郎太だ。
「風丸。日本代表メンバーを決める紅白戦で、お前が綱海を抜こうとしたときのことを覚えているか?」
「俺が綱海を?」
「あっ! あのときか! 一瞬風がブワァッとなって……」
風丸が守りを抜いたとき、とんでもない風が綱海に襲い掛かったのだ。目撃した円堂も体感した綱海も覚えている。
「覚えてるぜ。確かにスゲー風だった!」
「あの風にさらなる磨きをかければ、強力な必殺技になるはずだ。久遠監督にも神崎さんにも自主練習の許可は取ってある」
「わかった。その必殺技を完成させればいいんだな」
「ああ」
次に鬼道は吹雪士郎と土方雷電に顔を向ける。
「それから吹雪と土方。二人には連携必殺技のシュートを習得してもらいたい」
「連携の必殺技?」
「パワーと安定したボディバランスの土方、スピードの吹雪、二人の連携必殺技があれば強力な武器となる」
「攻撃の幅を広げるんだな。よし任しとけ! やろうぜ、吹雪!」
「うん!」
「連携必殺技かぁ……なんか面白そうだな。俺たちもやってみっか!」
「んぐっ! 俺っスかぁ!?」
モグモグと朝食のパンを食べていた壁山塀吾郎は急に話を振られて驚く。その反応に綱海は不機嫌な顔になった。
「なんだ嫌なのかよ?」
「いや、別に、嫌ってわけじゃないっスけど……」
「じゃ、決まりだな! いいだろ? 鬼道!」
「綱海と壁山か……。確かに、面白いコンビかもしれないな」
「よーし! スッゲー必殺技完成させてやるぜ! なっ、壁山!」
「は、はいっス……」
鬼道の許可も出てノリノリの綱海に壁山はあきらめる他なかった。
ビッグウェイブス戦で井上瑞貴が獅子王雷を、綱海条介がザ・タイフーンを、デザートライオン戦で宇都宮虎丸がタイガードライブを撃って得点を決めた。
(みんなどんどん力を付けていく……。もっと力を付けなくちゃ、このままじゃ!)
緑川はドリブルしてバーをよけていくが、その内の一本に当たってしまった。
「もう一回だ!」
再びドリブルして今度はバーを全てよけることができたが、最後のシュートを外してしまった。成功しなかったことに苛立ちを覚えて歯を食いしばる。
☆☆☆☆☆
「新必殺技?」
朝食の時間に選手が食堂に集まっていると、鬼道有人から思いもしない提案が出たので、円堂守は復唱する。
「オーストラリア戦とカタール戦、二試合を戦ったみんなも世界のレベルの高さは実感したと思う。アジア予選を勝ち抜き、世界大会へ進むためには、より強力な必殺技が必要だ。」
最初に鬼道が見たのは風丸一郎太だ。
「風丸。日本代表メンバーを決める紅白戦で、お前が綱海を抜こうとしたときのことを覚えているか?」
「俺が綱海を?」
「あっ! あのときか! 一瞬風がブワァッとなって……」
風丸が守りを抜いたとき、とんでもない風が綱海に襲い掛かったのだ。目撃した円堂も体感した綱海も覚えている。
「覚えてるぜ。確かにスゲー風だった!」
「あの風にさらなる磨きをかければ、強力な必殺技になるはずだ。久遠監督にも神崎さんにも自主練習の許可は取ってある」
「わかった。その必殺技を完成させればいいんだな」
「ああ」
次に鬼道は吹雪士郎と土方雷電に顔を向ける。
「それから吹雪と土方。二人には連携必殺技のシュートを習得してもらいたい」
「連携の必殺技?」
「パワーと安定したボディバランスの土方、スピードの吹雪、二人の連携必殺技があれば強力な武器となる」
「攻撃の幅を広げるんだな。よし任しとけ! やろうぜ、吹雪!」
「うん!」
「連携必殺技かぁ……なんか面白そうだな。俺たちもやってみっか!」
「んぐっ! 俺っスかぁ!?」
モグモグと朝食のパンを食べていた壁山塀吾郎は急に話を振られて驚く。その反応に綱海は不機嫌な顔になった。
「なんだ嫌なのかよ?」
「いや、別に、嫌ってわけじゃないっスけど……」
「じゃ、決まりだな! いいだろ? 鬼道!」
「綱海と壁山か……。確かに、面白いコンビかもしれないな」
「よーし! スッゲー必殺技完成させてやるぜ! なっ、壁山!」
「は、はいっス……」
鬼道の許可も出てノリノリの綱海に壁山はあきらめる他なかった。