真剣勝負! 円堂VS飛鷹!!
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「よーし! そうこなくちゃ!」
「昨日も言った通り、あとは調整だけ。そしたらコントロールが身に付いてくるよ」
円堂は飛鷹と反対側に立って瑞貴はアドバイスしていく。飛鷹はボールを地に置くとクシを出して髪を整えて構える。
「いきますよ。っ!」
飛鷹は思いっきり蹴るも、ボールは大きく円堂から軌道がズレてしまった。だが……。
「だああぁぁあああ!」
円堂は叫びながらボールに追いつき、飛鷹へ蹴り返した。
「なんで叫ぶんですか?」
「気合いだよ気合い! 追いついただろ!?」
妙な理由だが飛鷹の心に何かが響いて、飛鷹はもう一度蹴る。
「ふっ!」
「でやああぁぁあああ!」
今度は先ほどと反対方向に行ってしまったが、円堂は再び叫びながら追いつくとボールを蹴り返した。
(まただ……。あんなに外れたのに……)
「まだまだ! どんどん蹴ってこい!」
「その調子で積み重ねたら、きっとうまくなるよ! がんばって!」
何度も何度も練習していくと、飛鷹の蹴ったボールはだいぶ円堂がいる場所からズレることはなくなってきた。円堂が少し移動するだけで取れるようになっている。
「いいぞ、その調子だ!」
「スゴいよ!」
二人に褒められて飛鷹は一瞬だが笑った。そしてもう一度円堂へ向かって蹴る。
「よーし! いい感じだ!」
「守、ちょっと待って」
瑞貴は円堂を呼び止めて駆け寄ると提案を出した。飛鷹は離れているので聞こえなかったが、円堂は面白そうにニッと笑った。
「それいいな!」
「でしょ?」
円堂は瑞貴と笑い合うと、飛鷹にボールを蹴り返したと思ったら急に振り向いて走り出した。その行動に飛鷹は不思議に思う。
「キャプテン?」
「俺にシュートを撃ってみろ!」
「えっ!?」
「キャッチするまで俺はここを動かない!」
ゴール前に立ってポケットから取り出したグローブを付ける円堂の言葉に、さすがの飛鷹も驚いた。
「そんな。まだムリですよ!」
「ムリじゃない! できる! さあ来い!」
「ボール拾いは私に任せて! 遠慮なくやっていいよ!」
意気揚々と構える円堂に飛鷹は戸惑いつつ瑞貴を見ると、ゴールのうしろに移動した彼女も笑顔で深く頷いた。
「ふっ!」
ボールを置いた飛鷹は助走を付けて蹴るが、ボールはゴールポストに当たって跳ね返ってしまった。
「もう一度来い!」
「落ち着いて!」
「っつ!」
今度はゴールの手前でバウンドしてバーに当たって跳ね返ってしまう。それを円堂が取った。
「もう一度だ!」
「恐れずにもう少し思いっきり蹴るの!」
「てやっ!」
次々と蹴っていくが円堂がいる正面にはいかない。ゴールポストなどに当たったり、逆にゴールから反れてしまう。
「あきらめないで! さっ、もう一度!」
さっきはゴールのうしろに来たので瑞貴が蹴り返すと、飛鷹は受け止めなかったのでボールはそのまま転がっていく。
「えっ、征矢?」
「飛鷹?」
「やっぱり、まだムリなんですよ……」
「できるよ! 征矢はずっとがんばって特訓してきた! 私はそれをよく知っている……今までだって一度もあきらめなかったじゃん!」
「瑞貴……」
「なるほどな。だったら、自分のやってきたことに自信を持て!」
最初は素振りだけだったが、日々の積み重ねでボールを使って蹴ることもできた。飛鷹の努力の成果が出ている証拠である。
「昨日も言った通り、あとは調整だけ。そしたらコントロールが身に付いてくるよ」
円堂は飛鷹と反対側に立って瑞貴はアドバイスしていく。飛鷹はボールを地に置くとクシを出して髪を整えて構える。
「いきますよ。っ!」
飛鷹は思いっきり蹴るも、ボールは大きく円堂から軌道がズレてしまった。だが……。
「だああぁぁあああ!」
円堂は叫びながらボールに追いつき、飛鷹へ蹴り返した。
「なんで叫ぶんですか?」
「気合いだよ気合い! 追いついただろ!?」
妙な理由だが飛鷹の心に何かが響いて、飛鷹はもう一度蹴る。
「ふっ!」
「でやああぁぁあああ!」
今度は先ほどと反対方向に行ってしまったが、円堂は再び叫びながら追いつくとボールを蹴り返した。
(まただ……。あんなに外れたのに……)
「まだまだ! どんどん蹴ってこい!」
「その調子で積み重ねたら、きっとうまくなるよ! がんばって!」
何度も何度も練習していくと、飛鷹の蹴ったボールはだいぶ円堂がいる場所からズレることはなくなってきた。円堂が少し移動するだけで取れるようになっている。
「いいぞ、その調子だ!」
「スゴいよ!」
二人に褒められて飛鷹は一瞬だが笑った。そしてもう一度円堂へ向かって蹴る。
「よーし! いい感じだ!」
「守、ちょっと待って」
瑞貴は円堂を呼び止めて駆け寄ると提案を出した。飛鷹は離れているので聞こえなかったが、円堂は面白そうにニッと笑った。
「それいいな!」
「でしょ?」
円堂は瑞貴と笑い合うと、飛鷹にボールを蹴り返したと思ったら急に振り向いて走り出した。その行動に飛鷹は不思議に思う。
「キャプテン?」
「俺にシュートを撃ってみろ!」
「えっ!?」
「キャッチするまで俺はここを動かない!」
ゴール前に立ってポケットから取り出したグローブを付ける円堂の言葉に、さすがの飛鷹も驚いた。
「そんな。まだムリですよ!」
「ムリじゃない! できる! さあ来い!」
「ボール拾いは私に任せて! 遠慮なくやっていいよ!」
意気揚々と構える円堂に飛鷹は戸惑いつつ瑞貴を見ると、ゴールのうしろに移動した彼女も笑顔で深く頷いた。
「ふっ!」
ボールを置いた飛鷹は助走を付けて蹴るが、ボールはゴールポストに当たって跳ね返ってしまった。
「もう一度来い!」
「落ち着いて!」
「っつ!」
今度はゴールの手前でバウンドしてバーに当たって跳ね返ってしまう。それを円堂が取った。
「もう一度だ!」
「恐れずにもう少し思いっきり蹴るの!」
「てやっ!」
次々と蹴っていくが円堂がいる正面にはいかない。ゴールポストなどに当たったり、逆にゴールから反れてしまう。
「あきらめないで! さっ、もう一度!」
さっきはゴールのうしろに来たので瑞貴が蹴り返すと、飛鷹は受け止めなかったのでボールはそのまま転がっていく。
「えっ、征矢?」
「飛鷹?」
「やっぱり、まだムリなんですよ……」
「できるよ! 征矢はずっとがんばって特訓してきた! 私はそれをよく知っている……今までだって一度もあきらめなかったじゃん!」
「瑞貴……」
「なるほどな。だったら、自分のやってきたことに自信を持て!」
最初は素振りだけだったが、日々の積み重ねでボールを使って蹴ることもできた。飛鷹の努力の成果が出ている証拠である。