眠れる虎! 目覚める時!!
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「試合に勝ったし、俺も点を決めましたよ!」
「うん。ちゃんと見てた。それよりごめんね。キレたとはいえ感情任せに言って。虎丸くんのことも呼び捨てにしちゃったし」
「そんなこといいんです! これからも虎丸と呼んでください! それに、ご褒美くれるんですよね!」
「あっ、そうだったね。何がいい? 今後のお店の手伝いでもいいし、お菓子が好きなら何か作って――」
「これでいいです!」
チュ。
「「「「「あ――っ!!」」」」」
「みぎゃ!?」
なんと虎丸は瑞貴の頬にキスをしたのだ。選手もマネージャーも声を上げ、瑞貴はボンッと効果音が付く勢いで顔が赤くなる。
「「「「虎丸――っ!!」」」」
即座に近くにいた円堂と豪炎寺と鬼道と風丸が瑞貴から引き離し、さらに離れた場所に連れて行って詰め寄る。
「お前、瑞貴に何してんだ!」
「何って、ご褒美をもらったんですよ。約束でしたし」
「それなら店の手伝いでも手作りのお菓子でもいいだろう!」
「……俺、最初瑞貴さんのことは本当に憧れでした」
急に虎丸が真剣な口調になり円堂たちも口を閉じると、虎丸はピッチにいる木暮たちやベンチから駆け寄って来たヒロトたちに囲まれ、未だに先ほどのことで赤くなっている瑞貴を見る。
「女子なのに目を惹かれるプレーの持ち主で、副キャプテンとしてチームのことを常に考えて……過ごしていく内に瑞貴さんの優しさや明るさに触れて心がスゴく温かくなりました。今日だって、サッカーのことも、チームのことも、俺のことも思って怒ってくれた。それに……」
「「「「それに?」」」」
「前に瑞貴さんが一緒に厨房に立ってくれたとき思ったんです! ――結婚して瑞貴さんと二人で食堂をしていきたいなぁって!」
「「「「結婚!?」」」」
これもどこかで久しぶりに聞いたキーワードだがそれどころではない。チームの中で一番年下だが侮れない相手ができたのだ。
「だから俺、譲りませんよ。先輩!」
虎丸はウィンクしてペロッと舌を出すと、円堂たちを見ながら挑発的に笑った。
「――あ・の・や・ろ・お~!」
虎丸が瑞貴から離されたおかげで円堂たちはデザートライオンのベンチに近い場所なので、もちろん会話は聞こえている。
最初からその光景を見ていたザックはワナワナと体を震わせていた。横で荷物をまとめたビヨンはザックに声をかけながら瑞貴を見る。
「小手調べとはいえ最初のお前との競り合いにも負けず、得点も決め、この炎天下の中で最後までプレーした体力も根性もある。イナズマジャパンのあの様子だと、惹かれているのはお前だけじゃないぞ」
「なっ!? 俺は別に!」
「……まあ、わからなくもないが」
「ハッ? おいカイル! それってどういう意味だ!?」
スタスタとその場を去って行くビヨンを、ザックは慌てて追いかけるのだった。
☆副キャプテン 今日の格言☆
俺たちは自分が活躍して楽しくサッカーをしにここへ集まって来てるんじゃない!
以上!!
「うん。ちゃんと見てた。それよりごめんね。キレたとはいえ感情任せに言って。虎丸くんのことも呼び捨てにしちゃったし」
「そんなこといいんです! これからも虎丸と呼んでください! それに、ご褒美くれるんですよね!」
「あっ、そうだったね。何がいい? 今後のお店の手伝いでもいいし、お菓子が好きなら何か作って――」
「これでいいです!」
チュ。
「「「「「あ――っ!!」」」」」
「みぎゃ!?」
なんと虎丸は瑞貴の頬にキスをしたのだ。選手もマネージャーも声を上げ、瑞貴はボンッと効果音が付く勢いで顔が赤くなる。
「「「「虎丸――っ!!」」」」
即座に近くにいた円堂と豪炎寺と鬼道と風丸が瑞貴から引き離し、さらに離れた場所に連れて行って詰め寄る。
「お前、瑞貴に何してんだ!」
「何って、ご褒美をもらったんですよ。約束でしたし」
「それなら店の手伝いでも手作りのお菓子でもいいだろう!」
「……俺、最初瑞貴さんのことは本当に憧れでした」
急に虎丸が真剣な口調になり円堂たちも口を閉じると、虎丸はピッチにいる木暮たちやベンチから駆け寄って来たヒロトたちに囲まれ、未だに先ほどのことで赤くなっている瑞貴を見る。
「女子なのに目を惹かれるプレーの持ち主で、副キャプテンとしてチームのことを常に考えて……過ごしていく内に瑞貴さんの優しさや明るさに触れて心がスゴく温かくなりました。今日だって、サッカーのことも、チームのことも、俺のことも思って怒ってくれた。それに……」
「「「「それに?」」」」
「前に瑞貴さんが一緒に厨房に立ってくれたとき思ったんです! ――結婚して瑞貴さんと二人で食堂をしていきたいなぁって!」
「「「「結婚!?」」」」
これもどこかで久しぶりに聞いたキーワードだがそれどころではない。チームの中で一番年下だが侮れない相手ができたのだ。
「だから俺、譲りませんよ。先輩!」
虎丸はウィンクしてペロッと舌を出すと、円堂たちを見ながら挑発的に笑った。
「――あ・の・や・ろ・お~!」
虎丸が瑞貴から離されたおかげで円堂たちはデザートライオンのベンチに近い場所なので、もちろん会話は聞こえている。
最初からその光景を見ていたザックはワナワナと体を震わせていた。横で荷物をまとめたビヨンはザックに声をかけながら瑞貴を見る。
「小手調べとはいえ最初のお前との競り合いにも負けず、得点も決め、この炎天下の中で最後までプレーした体力も根性もある。イナズマジャパンのあの様子だと、惹かれているのはお前だけじゃないぞ」
「なっ!? 俺は別に!」
「……まあ、わからなくもないが」
「ハッ? おいカイル! それってどういう意味だ!?」
スタスタとその場を去って行くビヨンを、ザックは慌てて追いかけるのだった。
☆副キャプテン 今日の格言☆
俺たちは自分が活躍して楽しくサッカーをしにここへ集まって来てるんじゃない!
以上!!