眠れる虎! 目覚める時!!
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「勝ったんですね……俺たちが!」
「あれがお前の本気か? 俺たちに付いて来るには、まだまだ時間がかかりそうだな。虎丸」
「でも俺、まだ本気出してませんから! 先輩!」
「!?」
「こいつ……」
挑発的に笑う虎丸に鬼道は若干驚き、豪炎寺は苦笑した。
「さあ、次の試合も勝ちますよー! アジア予選くらいで立ち止まってられませんからね!」
「なんか性格変わってないか?」
「いいじゃないか。俺は大歓迎だぜ!」
「そうそう。何事も元気が一番!」
鬼道が豪炎寺と顔を見合わせながら言うと、円堂と瑞貴が間に出て笑顔で言った。
「というか、今日のお前のキレた台詞は前回のことを棚上げにしていただろう」
「自分は『無意識』だからいいように言ったな」
「アハハハ……」
キレると感情任せに言ってしまうが頭が冷えると少し後悔もする瑞貴。豪炎寺と鬼道はしっかり見逃さなかったので、瑞貴は後頭部に手を当てながら苦笑する。
だけど壁山は虎丸の実力を見てふと疑問に思った。
「でもなんでこんなスゴい奴が、フットボールフロンティアに出て来なかったんスかねぇ?」
「出られないんですよ」
「なんで?」
「だって俺……まだ小六ですから」
「「「「「しょ、小六――っ!?」」」」」
虎丸の衝撃的な発言に、今まで中一くらいだと思っていた円堂たちは驚きの声を上げる。もちろん瑞貴は原作で知っていたから声は上げなかった。
その会話がベンチまで聞こえていたので、目金はキラリと眼鏡を上げながら不敵に笑うと秋が問いかける。
「なるほど、そうだったのですか」
「どういうこと?」
「フットボールフロンティアは『中学生』の全国大会――」
「でもフットボールフロンティアインターナショナルは、世界各国の事情を考慮して十五歳以下の選手なら誰でも参加できるんです」
「な~るほど。だからフットボールフロンティアのデータに、虎丸くんのことが載っていなかったんですね」
「だからそれ僕の台詞です!」
続きを全て冬花に言われてしまい、春奈は納得すると目金は涙目になって声を上げる。
「小学生だったのか、お前……」
「だからって甘く見てたら、エースの座はいただきますよ。いつか俺、豪炎寺さんを超えて見せますからね!」
「フッ」
「頼もしい仲間が加わったな! 豪炎寺!」
「ああ。そうだな」
「私も負けてられな――」
「瑞貴さん!」
負けてられない、そう言おうとした瑞貴だが、急に両手を取った虎丸に詰め寄られてしまったので驚いて口を閉ざした。しかもいつの間にか『井上さん』から『瑞貴さん』に変わっている。
「あれがお前の本気か? 俺たちに付いて来るには、まだまだ時間がかかりそうだな。虎丸」
「でも俺、まだ本気出してませんから! 先輩!」
「!?」
「こいつ……」
挑発的に笑う虎丸に鬼道は若干驚き、豪炎寺は苦笑した。
「さあ、次の試合も勝ちますよー! アジア予選くらいで立ち止まってられませんからね!」
「なんか性格変わってないか?」
「いいじゃないか。俺は大歓迎だぜ!」
「そうそう。何事も元気が一番!」
鬼道が豪炎寺と顔を見合わせながら言うと、円堂と瑞貴が間に出て笑顔で言った。
「というか、今日のお前のキレた台詞は前回のことを棚上げにしていただろう」
「自分は『無意識』だからいいように言ったな」
「アハハハ……」
キレると感情任せに言ってしまうが頭が冷えると少し後悔もする瑞貴。豪炎寺と鬼道はしっかり見逃さなかったので、瑞貴は後頭部に手を当てながら苦笑する。
だけど壁山は虎丸の実力を見てふと疑問に思った。
「でもなんでこんなスゴい奴が、フットボールフロンティアに出て来なかったんスかねぇ?」
「出られないんですよ」
「なんで?」
「だって俺……まだ小六ですから」
「「「「「しょ、小六――っ!?」」」」」
虎丸の衝撃的な発言に、今まで中一くらいだと思っていた円堂たちは驚きの声を上げる。もちろん瑞貴は原作で知っていたから声は上げなかった。
その会話がベンチまで聞こえていたので、目金はキラリと眼鏡を上げながら不敵に笑うと秋が問いかける。
「なるほど、そうだったのですか」
「どういうこと?」
「フットボールフロンティアは『中学生』の全国大会――」
「でもフットボールフロンティアインターナショナルは、世界各国の事情を考慮して十五歳以下の選手なら誰でも参加できるんです」
「な~るほど。だからフットボールフロンティアのデータに、虎丸くんのことが載っていなかったんですね」
「だからそれ僕の台詞です!」
続きを全て冬花に言われてしまい、春奈は納得すると目金は涙目になって声を上げる。
「小学生だったのか、お前……」
「だからって甘く見てたら、エースの座はいただきますよ。いつか俺、豪炎寺さんを超えて見せますからね!」
「フッ」
「頼もしい仲間が加わったな! 豪炎寺!」
「ああ。そうだな」
「私も負けてられな――」
「瑞貴さん!」
負けてられない、そう言おうとした瑞貴だが、急に両手を取った虎丸に詰め寄られてしまったので驚いて口を閉ざした。しかもいつの間にか『井上さん』から『瑞貴さん』に変わっている。