河川敷の決闘!
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「俺たちを害虫と言ったの取り消せ」
「今すぐにです」
「事実を述べたのだが……」
「理解できないとは思わなかった」
不思議そうに顔を見合わせる杉森と下鶴に瑞貴の怒りが頂点に達しようしていた。それは円堂も同じで同時に頭から煙が出て消えた。
「もう絶対に――許せねぇ! 俺たちの必殺技を見せてやる! 今すぐ決闘だ!」
「「「「「ええぇぇええええ!?」」」」」
ビシィと効果音が付きそうなくらい勢いよく円堂が二人に指を突きつけ、他のみんなは雷が撃たれたような衝撃で驚きの声を上げた。
「お互いにシュート一本。止められるかどうかで決着をつける。いいな!」
円堂は決闘(?)のルールを杉森と下鶴に説明する。瑞貴を含め他のみんなはもうあきらめているようだ。加えて『害虫』などと呼ばれているから反対することもないのかもしれない。
しかし熱くなる円堂とは対象に、相手は淡々と冷静でいる。
「我々はその必要を認めない」
「そっちはそうでも、こっちは納得できないんだ!」
「何がだ?」
「俺たちみんなの気持ちがだよ!」
「何故そうなるのか不明だ」
ブッブー!
「……守、彼らには具体的に言わないと理解できないみたい」
「だ~か~ら~! 言葉だけで勝てないって言われても、納得できないってことだよ!」
「実際に証明したいわけだな」
「そう! それだよ!」
「理解した」
ピンポーン!
「いよっしゃぁ! 瑞貴、通じたぜ!」
「あー……よかったね」
「見てろ、絶対に負けないからな!」
喜ぶ円堂とは対象に、杉森と下鶴の回答の仕方で脱力する瑞貴を含む雷門中サッカー部。
「なんか疲れる奴らだなぁ……」
「私も同感だよ真一……」
頬をかく半田と呆れている瑞貴はお互いに顔を見合わせて溜息を吐いた。
瑞貴は忘れてはいけない、と思い出して春奈に近づく。
「春奈ちゃん、あのギャラリーに混じってビデオを撮ってくれるかな?」
春奈は一瞬キョトンとするが、次いで「ああ!」と声をあげる。
「データを取るんですね!」
「うん。対戦校の実力を知れるからね。お願いできる?」
「瑞貴先輩の頼みとあればなんのその! たとえ火の中水の中です!」
「いや、火にも水にも入らないから」
「では行ってきます!」
春奈はそう言ってスゴい速さで橋に向かっていく。瑞貴もその場にいた秋も苦笑いした。
――杉森と下鶴は動きやすいようにユニフォームに着替え、決闘という名のサッカーバトルが始まる。センターラインから来る選手のシュートをGKが止める方法だ。
最初の勝負は円堂がキーパーで下鶴がゴールにシュートをする。他の者はピッチから出て見学をしている。
「円堂! 絶対に止めてくれよ!」
「頼みます、キャプテン!」
「ああ! 任せとけ!」
染岡と宍戸の応援に円堂は張り切って答えた。下鶴はボールを構える。
「では始める」
「よし来い!」
審判の秋のホイッスルが鳴り、バトルが始まる。春奈は瑞貴に言われた通り見物人と偵察隊に混じって下鶴の様子をビデオカメラで撮影をしていた。
下鶴はセンターラインからドリブルをし、ヒールリフトをしたあとボールをさらに高く上げ、自らも飛ぶ。下鶴の様子に雷門イレブンと春奈は目を見開いた。これは――。
「ファイアトルネード!」
それは豪炎寺の必殺技・ファイアトルネードだった。
「ファイアトルネード!?」
この技に円堂も、雷門イレブンも、技の本家を持つ豪炎寺も全員驚いて息を呑んでいた。瑞貴は唯一、本当に研究すればコピーできると改めて知った。
そうしている間にも下鶴が放ったファイアトルネードはそのままゴールへと向かう。
「クソッ! 熱血パンチ!」
円堂の熱血パンチがボールに命中する。だが、その反動でゴールポストに当たり、そのままゴールに入れられてしまった。
「ファイアトルネードだ……」
「そんな……」
「どうしてあいつが……」
「こちらの能力を解析したとは言ってましたが、まさか必殺技までコピーしているとは……」
染岡と壁山と風丸と目金はゴールを入れられたことより、自らのチームのエースストライカーの必殺技が使われたということにショックを受けていた。
「今すぐにです」
「事実を述べたのだが……」
「理解できないとは思わなかった」
不思議そうに顔を見合わせる杉森と下鶴に瑞貴の怒りが頂点に達しようしていた。それは円堂も同じで同時に頭から煙が出て消えた。
「もう絶対に――許せねぇ! 俺たちの必殺技を見せてやる! 今すぐ決闘だ!」
「「「「「ええぇぇええええ!?」」」」」
ビシィと効果音が付きそうなくらい勢いよく円堂が二人に指を突きつけ、他のみんなは雷が撃たれたような衝撃で驚きの声を上げた。
「お互いにシュート一本。止められるかどうかで決着をつける。いいな!」
円堂は決闘(?)のルールを杉森と下鶴に説明する。瑞貴を含め他のみんなはもうあきらめているようだ。加えて『害虫』などと呼ばれているから反対することもないのかもしれない。
しかし熱くなる円堂とは対象に、相手は淡々と冷静でいる。
「我々はその必要を認めない」
「そっちはそうでも、こっちは納得できないんだ!」
「何がだ?」
「俺たちみんなの気持ちがだよ!」
「何故そうなるのか不明だ」
ブッブー!
「……守、彼らには具体的に言わないと理解できないみたい」
「だ~か~ら~! 言葉だけで勝てないって言われても、納得できないってことだよ!」
「実際に証明したいわけだな」
「そう! それだよ!」
「理解した」
ピンポーン!
「いよっしゃぁ! 瑞貴、通じたぜ!」
「あー……よかったね」
「見てろ、絶対に負けないからな!」
喜ぶ円堂とは対象に、杉森と下鶴の回答の仕方で脱力する瑞貴を含む雷門中サッカー部。
「なんか疲れる奴らだなぁ……」
「私も同感だよ真一……」
頬をかく半田と呆れている瑞貴はお互いに顔を見合わせて溜息を吐いた。
瑞貴は忘れてはいけない、と思い出して春奈に近づく。
「春奈ちゃん、あのギャラリーに混じってビデオを撮ってくれるかな?」
春奈は一瞬キョトンとするが、次いで「ああ!」と声をあげる。
「データを取るんですね!」
「うん。対戦校の実力を知れるからね。お願いできる?」
「瑞貴先輩の頼みとあればなんのその! たとえ火の中水の中です!」
「いや、火にも水にも入らないから」
「では行ってきます!」
春奈はそう言ってスゴい速さで橋に向かっていく。瑞貴もその場にいた秋も苦笑いした。
――杉森と下鶴は動きやすいようにユニフォームに着替え、決闘という名のサッカーバトルが始まる。センターラインから来る選手のシュートをGKが止める方法だ。
最初の勝負は円堂がキーパーで下鶴がゴールにシュートをする。他の者はピッチから出て見学をしている。
「円堂! 絶対に止めてくれよ!」
「頼みます、キャプテン!」
「ああ! 任せとけ!」
染岡と宍戸の応援に円堂は張り切って答えた。下鶴はボールを構える。
「では始める」
「よし来い!」
審判の秋のホイッスルが鳴り、バトルが始まる。春奈は瑞貴に言われた通り見物人と偵察隊に混じって下鶴の様子をビデオカメラで撮影をしていた。
下鶴はセンターラインからドリブルをし、ヒールリフトをしたあとボールをさらに高く上げ、自らも飛ぶ。下鶴の様子に雷門イレブンと春奈は目を見開いた。これは――。
「ファイアトルネード!」
それは豪炎寺の必殺技・ファイアトルネードだった。
「ファイアトルネード!?」
この技に円堂も、雷門イレブンも、技の本家を持つ豪炎寺も全員驚いて息を呑んでいた。瑞貴は唯一、本当に研究すればコピーできると改めて知った。
そうしている間にも下鶴が放ったファイアトルネードはそのままゴールへと向かう。
「クソッ! 熱血パンチ!」
円堂の熱血パンチがボールに命中する。だが、その反動でゴールポストに当たり、そのままゴールに入れられてしまった。
「ファイアトルネードだ……」
「そんな……」
「どうしてあいつが……」
「こちらの能力を解析したとは言ってましたが、まさか必殺技までコピーしているとは……」
染岡と壁山と風丸と目金はゴールを入れられたことより、自らのチームのエースストライカーの必殺技が使われたということにショックを受けていた。