眠れる虎! 目覚める時!!
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アジア予選第二回戦はカタール代表のデザートライオンが相手になり、前半で風丸一郎太と井上瑞貴の活躍によりイナズマジャパンは2点も獲得した。
だが、気温の高さと前半のデザートライオンのラフプレーでイナズマジャパンの体力は削がれ、緑川リュウジと綱海条介が倒れてしまった。鍛え上げられた体と体力を持つデザートライオンの狙いはこれだったのだ。
《カタール代表デザートライオンの激しい当たり、そして運動量の前に体力の限界に達した綱海! ここで無念の交代! ピッチを去ります!》
「条介すら、この気温に敵わないなんて……」
そして綱海に代わって飛鷹征矢がピッチに入る。瑞貴は沖縄育ちの綱海も敗北する気温の高さにますます油断できないと気を引き締める。
「頼んだぞ! 飛鷹!」
「ウスッ」
円堂守の掛け声に飛鷹も頷く。1点を返されたイナズマジャパン。このまま逃げ切ることができるのだろうか。
豪炎寺修也からボールを受け取った吹雪士郎がドリブルで上がるが、息が上がっているせいで動きがおかしい。
「もらった!」
ザック=アブドゥラがスライディングで吹雪からボールを奪うが、鬼道有人が弾かれたボールを取った。
「吹雪!」
「まだだ……まだやれる! 僕にパスを!」
「いくぞ! 吹雪!」
「ウルフレジェンド!」
「ストームライダー!」
鬼道からパスを受け取った吹雪がウルフレジェンドを繰り出すが、ナセル=ムスタファがストームライダーで見事に止めた。
「フッ。この程度か」
「そんな……」
「士郎!」
体力の限界とショックで体が傾く吹雪を、駆け寄って来た瑞貴が受け止めてくれたおかげでフィールドに倒れることはなかった。
《なんと! ここに来て吹雪までもがダウンだー!》
「吹雪くん!」
「まさか、これほどの苦戦を強いられるとは……」
木野秋たちマネージャーは心配そうに見て、目金欠流は予想外の展開に顔をしかめる。円堂たちも吹雪と瑞貴の元に集まった。
「しっかりしろ、吹雪」
「そろそろ限界だな。この気温の中、よくがんばったと認めてやろう」
「何っ!?」
「最後に勝つのは、極限まで鍛え上げられたフィジカルを持つ俺たちだ!」
「お前たちの得意なチームプレーで、俺たちの攻撃をどこまで凌げるかな?」
「チッ! 好きに言ってくれるぜ!」
ビヨン=カイルとザックの言葉に円堂たちは顔をしかめる。その言葉はベンチまでも届き、不動明王は拳を手の平に当てる。吹雪の限界を知った神崎シンと久遠道也は顔を見合わせて頷いた。
「選手交代。宇都宮虎丸」
「何っ!?」
「はい!」
自分ではなく宇都宮虎丸が呼ばれたことに不動は驚きつつ顔をしかめる。目金に支えられている吹雪とハイタッチを交わして交代した虎丸はピッチに入った。
「頼んだぞ、虎丸」
「はい!」
円堂が虎丸に声をかけている間、瑞貴と豪炎寺は顔を見合わせる。
「この試合、虎丸くんが鍵になるかも」
「そうだな」
ナセルのゴールキックで試合再開。そのままザックにパスが回り、鬼道が止めようと走り出して来た。
だが、気温の高さと前半のデザートライオンのラフプレーでイナズマジャパンの体力は削がれ、緑川リュウジと綱海条介が倒れてしまった。鍛え上げられた体と体力を持つデザートライオンの狙いはこれだったのだ。
《カタール代表デザートライオンの激しい当たり、そして運動量の前に体力の限界に達した綱海! ここで無念の交代! ピッチを去ります!》
「条介すら、この気温に敵わないなんて……」
そして綱海に代わって飛鷹征矢がピッチに入る。瑞貴は沖縄育ちの綱海も敗北する気温の高さにますます油断できないと気を引き締める。
「頼んだぞ! 飛鷹!」
「ウスッ」
円堂守の掛け声に飛鷹も頷く。1点を返されたイナズマジャパン。このまま逃げ切ることができるのだろうか。
豪炎寺修也からボールを受け取った吹雪士郎がドリブルで上がるが、息が上がっているせいで動きがおかしい。
「もらった!」
ザック=アブドゥラがスライディングで吹雪からボールを奪うが、鬼道有人が弾かれたボールを取った。
「吹雪!」
「まだだ……まだやれる! 僕にパスを!」
「いくぞ! 吹雪!」
「ウルフレジェンド!」
「ストームライダー!」
鬼道からパスを受け取った吹雪がウルフレジェンドを繰り出すが、ナセル=ムスタファがストームライダーで見事に止めた。
「フッ。この程度か」
「そんな……」
「士郎!」
体力の限界とショックで体が傾く吹雪を、駆け寄って来た瑞貴が受け止めてくれたおかげでフィールドに倒れることはなかった。
《なんと! ここに来て吹雪までもがダウンだー!》
「吹雪くん!」
「まさか、これほどの苦戦を強いられるとは……」
木野秋たちマネージャーは心配そうに見て、目金欠流は予想外の展開に顔をしかめる。円堂たちも吹雪と瑞貴の元に集まった。
「しっかりしろ、吹雪」
「そろそろ限界だな。この気温の中、よくがんばったと認めてやろう」
「何っ!?」
「最後に勝つのは、極限まで鍛え上げられたフィジカルを持つ俺たちだ!」
「お前たちの得意なチームプレーで、俺たちの攻撃をどこまで凌げるかな?」
「チッ! 好きに言ってくれるぜ!」
ビヨン=カイルとザックの言葉に円堂たちは顔をしかめる。その言葉はベンチまでも届き、不動明王は拳を手の平に当てる。吹雪の限界を知った神崎シンと久遠道也は顔を見合わせて頷いた。
「選手交代。宇都宮虎丸」
「何っ!?」
「はい!」
自分ではなく宇都宮虎丸が呼ばれたことに不動は驚きつつ顔をしかめる。目金に支えられている吹雪とハイタッチを交わして交代した虎丸はピッチに入った。
「頼んだぞ、虎丸」
「はい!」
円堂が虎丸に声をかけている間、瑞貴と豪炎寺は顔を見合わせる。
「この試合、虎丸くんが鍵になるかも」
「そうだな」
ナセルのゴールキックで試合再開。そのままザックにパスが回り、鬼道が止めようと走り出して来た。