灼熱の戦士! デザートライオン!!
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デザートライオンからの攻撃で、マジディ=イスマイールからボールを受け取ったザックが上がると緑川が立ち塞がる。
「いくぞ! 邪魔する奴は吹き飛ばす!」
「思う念力岩をも通すと言ってね! 努力は必ず報われるものさ!」
「バカな!?」
今まで必死に努力していた成果が実り、緑川は見事にボールをザックから奪った。
「これが特訓の成果だ!」
「奴を止めろ!」
ファル=ファルークとスライ=スライマーンが止めようと走り出すと、緑川はうしろから走って来る吹雪に気づく。
「吹雪!」
「奴だ! マークにつけ!」
緑川が吹雪に向かってボールを出すと、それに気づいたビヨンがジャメルと共に守りに入る。だが――。
《あ――っと!! ここで吹雪、咄嗟のスルー! これは裏をかいたぞー!》
「なんだと!?」
ボールはそのまま吹雪を抜いて完全フリーの瑞貴に渡る。
「獅子王雷!」
シュートが見事ゴールに突き刺さって追加点が入る。瑞貴と吹雪はハイタッチを交わし、春奈は冬花に引っ付いて喜ぶ。だけど久遠とシンは日照る太陽に顔を向けていた。
《残り時間もわずか。しかし尚も攻めますイナズマジャパン!》
「もうすぐ、前半終了ですね」
「しかし、よく走りますね。デザートライオンは」
ストップウォッチを見て呟く春奈と、グラウンドを縦横無尽に駆け巡るデザートライオンを見て目金は言った。
そして前半が終了してハーフタイムに入る。
「みんないい感じよ」
「よしっ。後半もこの調子でいこうぜ!」
「あ、ああ……」
秋からタオルを受け取った円堂が言うが、緑川を始め全員汗だくで息が上がっていた。その様子に円堂が引っかかる中、瑞貴もみんなと同様息が上がりつつも声をかける。
「みんな、練習と同じく水分補給と休息をしっかりとって。特にFWとMFは動き回ることが多かったから念入りにね」
「「「「「オウッ……」」」」」
「リュウジ、士郎、条介。息の上がり方が大きい。汗をしっかり拭いて……」
瑞貴が特にヒドいメンバーのケアをする中、シンはそれを見てマネージャーと目金に顔を向ける。
「秋ちゃん、春奈ちゃん、冬花ちゃん、目金くん。冷やす物とタオルをできるだけ多く用意して。後半は必要になるから」
「「「「は、はい!」」」」
シンの指示で動く四人を見て、瑞貴は円堂に告げる。
「……守」
「なんだ?」
「後半はずいぶんと厳しくなりそう。他のみんなもアップをして」
瑞貴の言葉にベンチ組は不思議そうに顔を見合わせながらも頷く。ただ一人、不動だけは理解したようで笑っていた。
――後半が始まり2点を先取したイナズマジャパンに対し、デザートライオンはFW三人という攻撃布陣に変えてきた。
「いくぞ!」
「緑川! チェックだ!」
「任せておけ!」
攻め上がってきたザックに鬼道が指示を出すが、緑川の息は大きく上がって苦しい表情をしながら鬼道とチェックに入る。だけどザックは容易く二人を吹き飛ばした。
「うわあ!」
「リュウジ!」
「詰めろ! 土方! 木暮!」
「「オウッ!」」
「フッ」
再び鬼道が土方と木暮に指示を出して二人は走り出すが、ザックはボールを宙に浮かせて二人を抜いた。
「「何っ!?」」
《ザック、強引な突破で瞬く間にゴールに迫る!》
「抜かせないっス!」
「遅い!」
壁山が立ち塞がろうとしつつもザックは素早くノーマルシュートを撃った。
「正義の鉄拳G3!」
円堂がなんとかゴールを死守して弾き飛んだボールを風丸が受け止める。そしてそのままクリアした。
「なんで、こんな簡単にペナルティエリアの中まで……」
ドサッ!
「っ、リュウジ!」
後半早々攻め込まれて円堂が不思議に思うと緑川が倒れた。しかもそのまま動かないので瑞貴を筆頭にみんなが緑川の元へ集まる。
「いくぞ! 邪魔する奴は吹き飛ばす!」
「思う念力岩をも通すと言ってね! 努力は必ず報われるものさ!」
「バカな!?」
今まで必死に努力していた成果が実り、緑川は見事にボールをザックから奪った。
「これが特訓の成果だ!」
「奴を止めろ!」
ファル=ファルークとスライ=スライマーンが止めようと走り出すと、緑川はうしろから走って来る吹雪に気づく。
「吹雪!」
「奴だ! マークにつけ!」
緑川が吹雪に向かってボールを出すと、それに気づいたビヨンがジャメルと共に守りに入る。だが――。
《あ――っと!! ここで吹雪、咄嗟のスルー! これは裏をかいたぞー!》
「なんだと!?」
ボールはそのまま吹雪を抜いて完全フリーの瑞貴に渡る。
「獅子王雷!」
シュートが見事ゴールに突き刺さって追加点が入る。瑞貴と吹雪はハイタッチを交わし、春奈は冬花に引っ付いて喜ぶ。だけど久遠とシンは日照る太陽に顔を向けていた。
《残り時間もわずか。しかし尚も攻めますイナズマジャパン!》
「もうすぐ、前半終了ですね」
「しかし、よく走りますね。デザートライオンは」
ストップウォッチを見て呟く春奈と、グラウンドを縦横無尽に駆け巡るデザートライオンを見て目金は言った。
そして前半が終了してハーフタイムに入る。
「みんないい感じよ」
「よしっ。後半もこの調子でいこうぜ!」
「あ、ああ……」
秋からタオルを受け取った円堂が言うが、緑川を始め全員汗だくで息が上がっていた。その様子に円堂が引っかかる中、瑞貴もみんなと同様息が上がりつつも声をかける。
「みんな、練習と同じく水分補給と休息をしっかりとって。特にFWとMFは動き回ることが多かったから念入りにね」
「「「「「オウッ……」」」」」
「リュウジ、士郎、条介。息の上がり方が大きい。汗をしっかり拭いて……」
瑞貴が特にヒドいメンバーのケアをする中、シンはそれを見てマネージャーと目金に顔を向ける。
「秋ちゃん、春奈ちゃん、冬花ちゃん、目金くん。冷やす物とタオルをできるだけ多く用意して。後半は必要になるから」
「「「「は、はい!」」」」
シンの指示で動く四人を見て、瑞貴は円堂に告げる。
「……守」
「なんだ?」
「後半はずいぶんと厳しくなりそう。他のみんなもアップをして」
瑞貴の言葉にベンチ組は不思議そうに顔を見合わせながらも頷く。ただ一人、不動だけは理解したようで笑っていた。
――後半が始まり2点を先取したイナズマジャパンに対し、デザートライオンはFW三人という攻撃布陣に変えてきた。
「いくぞ!」
「緑川! チェックだ!」
「任せておけ!」
攻め上がってきたザックに鬼道が指示を出すが、緑川の息は大きく上がって苦しい表情をしながら鬼道とチェックに入る。だけどザックは容易く二人を吹き飛ばした。
「うわあ!」
「リュウジ!」
「詰めろ! 土方! 木暮!」
「「オウッ!」」
「フッ」
再び鬼道が土方と木暮に指示を出して二人は走り出すが、ザックはボールを宙に浮かせて二人を抜いた。
「「何っ!?」」
《ザック、強引な突破で瞬く間にゴールに迫る!》
「抜かせないっス!」
「遅い!」
壁山が立ち塞がろうとしつつもザックは素早くノーマルシュートを撃った。
「正義の鉄拳G3!」
円堂がなんとかゴールを死守して弾き飛んだボールを風丸が受け止める。そしてそのままクリアした。
「なんで、こんな簡単にペナルティエリアの中まで……」
ドサッ!
「っ、リュウジ!」
後半早々攻め込まれて円堂が不思議に思うと緑川が倒れた。しかもそのまま動かないので瑞貴を筆頭にみんなが緑川の元へ集まる。