ビッグウェイブを乗り越えろ!
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「ヒントはフィールドの中にあるか……ずいぶん手強そうな波じゃねぇか!」
後半も一進一退で同点のまま時間が過ぎていく。虎丸がドリブルをしていくと立ち塞がるダニエルに、足の間にボールを通して緑川にパスをした。緑川はそのままノーマルシュートを撃つ。
「グレートバリアリーフ!」
再び現れた大波に、綱海は宿舎を出て特訓として荒く大きい波でサーフィンをやったことを思い出した。そして緑川のシュートも止められてしまう。
「見えた! よっしゃ!」
ヒントをつかんだ綱海。ジーンはマットにボールを投げると、横から瑞貴がボールを奪った。
「俺に回せ!」
「オッケー!」
「うおぉおおおぉぉ!」
瑞貴は指示通りにボールを繋いだ。綱海は勢いよく走ったあと、力強くジャンプしたと思ったら、ツナミブーストと違うシュートを撃った。
「グレートバリアリーフ!」
しかし回転の勢いが足りずジーンの手にボールが収まる。
「その程度で乗りこなせると思うな」
「クッ!」
「条介! もう一度やるよ!」
「オウッ!」
だけどチャンスはすぐに回ってこない。ジーンのパスをニースがホリーに回す。そのままホリーのパスをジョーが受け取って一気にゴール前に行く。
《ビッグウェイブスの逆襲! 1点目と同じシチュエーションだ!》
「メガロドン!」
「この技は一度見た!」
なんと円堂はいきなり目を閉じた。その行動に全員が驚く中、シュートを見極めた円堂は目を開ける。
「正義の鉄拳G3!」
進化した正義の鉄拳がメガロドンを完璧に跳ね返した。部屋の中で目隠しをして縦横無尽に壁に跳ね返るボールの音や動きを見極めた特訓が役に立ったのだ。ボールはそのまま綱海に回っていく。
「俺に乗れねぇ波はねぇ!」
自らもボールと共に大波に乗って大きく回転しながらシュートを撃つ。
「いけええぇぇええ!」
「グレートバリアリーフ!」
同じように大波が襲い掛かるが綱海のシュートだって負けていない。
「海は、俺のモンだぁ!!」
その熱意に応えるようにボールの回転の勢いはさらに上がり、とうとうグレートバリアリーフを突破した。
「何っ!?」
「あの回転は!」
ジーンは驚いただけだが、豪炎寺は同時に新たなヒントを得ることができた。ボールは見事ゴールに入り、イナズマジャパンが勝ち越し点を取った。
「ザ・タイフーン!」
目金がキラリと眼鏡を輝かせて綱海の新必殺技を命名する。
「やったぜ綱海!」
「スゴい必殺技だったよ!」
「よっしゃぁあああぁあ!!」
勝ち越し点を取ったことに円堂と瑞貴を始め、ピッチにいる選手だけでなくベンチにいる者たちも喜びの声を上げる。
(綱海のことも、ここまで見抜いていたとは……!)
立ち上がろうとする鬼道にシンは気づいて手を差し出す。それを受け取った鬼道はシンに支えられながら立ち上がった。
「久遠監督! 俺たちがオーストラリアと互角に戦えているのは、監督の采配のおかげです! あなたはチームをダメにするような監督じゃない。桜咲中で何があったんですか!?」
「お前が知る必要はない」
「監督!」
「――待て」
何も答えようとしない久遠に鬼道が声を上げると響木正剛が現れた。
後半も一進一退で同点のまま時間が過ぎていく。虎丸がドリブルをしていくと立ち塞がるダニエルに、足の間にボールを通して緑川にパスをした。緑川はそのままノーマルシュートを撃つ。
「グレートバリアリーフ!」
再び現れた大波に、綱海は宿舎を出て特訓として荒く大きい波でサーフィンをやったことを思い出した。そして緑川のシュートも止められてしまう。
「見えた! よっしゃ!」
ヒントをつかんだ綱海。ジーンはマットにボールを投げると、横から瑞貴がボールを奪った。
「俺に回せ!」
「オッケー!」
「うおぉおおおぉぉ!」
瑞貴は指示通りにボールを繋いだ。綱海は勢いよく走ったあと、力強くジャンプしたと思ったら、ツナミブーストと違うシュートを撃った。
「グレートバリアリーフ!」
しかし回転の勢いが足りずジーンの手にボールが収まる。
「その程度で乗りこなせると思うな」
「クッ!」
「条介! もう一度やるよ!」
「オウッ!」
だけどチャンスはすぐに回ってこない。ジーンのパスをニースがホリーに回す。そのままホリーのパスをジョーが受け取って一気にゴール前に行く。
《ビッグウェイブスの逆襲! 1点目と同じシチュエーションだ!》
「メガロドン!」
「この技は一度見た!」
なんと円堂はいきなり目を閉じた。その行動に全員が驚く中、シュートを見極めた円堂は目を開ける。
「正義の鉄拳G3!」
進化した正義の鉄拳がメガロドンを完璧に跳ね返した。部屋の中で目隠しをして縦横無尽に壁に跳ね返るボールの音や動きを見極めた特訓が役に立ったのだ。ボールはそのまま綱海に回っていく。
「俺に乗れねぇ波はねぇ!」
自らもボールと共に大波に乗って大きく回転しながらシュートを撃つ。
「いけええぇぇええ!」
「グレートバリアリーフ!」
同じように大波が襲い掛かるが綱海のシュートだって負けていない。
「海は、俺のモンだぁ!!」
その熱意に応えるようにボールの回転の勢いはさらに上がり、とうとうグレートバリアリーフを突破した。
「何っ!?」
「あの回転は!」
ジーンは驚いただけだが、豪炎寺は同時に新たなヒントを得ることができた。ボールは見事ゴールに入り、イナズマジャパンが勝ち越し点を取った。
「ザ・タイフーン!」
目金がキラリと眼鏡を輝かせて綱海の新必殺技を命名する。
「やったぜ綱海!」
「スゴい必殺技だったよ!」
「よっしゃぁあああぁあ!!」
勝ち越し点を取ったことに円堂と瑞貴を始め、ピッチにいる選手だけでなくベンチにいる者たちも喜びの声を上げる。
(綱海のことも、ここまで見抜いていたとは……!)
立ち上がろうとする鬼道にシンは気づいて手を差し出す。それを受け取った鬼道はシンに支えられながら立ち上がった。
「久遠監督! 俺たちがオーストラリアと互角に戦えているのは、監督の采配のおかげです! あなたはチームをダメにするような監督じゃない。桜咲中で何があったんですか!?」
「お前が知る必要はない」
「監督!」
「――待て」
何も答えようとしない久遠に鬼道が声を上げると響木正剛が現れた。