開幕! 世界への挑戦!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いい。自分の部屋を他の奴に掃除させる気はねぇよ。さっさと戻れ。俺は眠いんだ」
そう言うと不動はベッドに寝転がったので、瑞貴は不動にペコッと会釈してから出て行った。
「あ――っ!! 練習したい! 練習したい! 練習したい! 練習したい!」
ガラッ!
「やかましい!」
ボカンッ!
「イデッ!」
廊下まで響く円堂の声に我慢できず、瑞貴はノックせずに開けてドリンクを投げた。ベッドでボールを抱きながら転がっていた円堂は対処できず顔にクリーンヒットする。
「何すんだよ! ……あれ? なんで瑞貴、ボロボロなんだ?」
「えっ! えーっと……」
瑞貴に汗をかいたあとやジャージがあちこち汚れている姿に、円堂は自分たちと同様宿舎を出ていないのでおかしいと思った。
「そうか! 瑞貴は外でできないから部屋で特訓していたんだな!」
「ま、まあね」
「俺もやるぜ!」
「…………」
説明する手間がなくなったので、こういうとき円堂がサッカーバカでよかったと瑞貴は心底思った。
ドン! ダン! ドン!
二人はそのまま円堂の部屋でボールを蹴り合っていく。全部同じ間取りだから瑞貴は先ほど不動の部屋でやったので慣れているが、円堂は何度かボールを拾えないこともある。それでもサッカーができるので円堂の顔は嬉しそうだった。
「我慢できなくなって、とうとう部屋の中で始めたか」
「あっ」
ノックもせず開けたので豪炎寺と鬼道が入って来たことに気づいたのは瑞貴だけ。そのせいで豪炎寺がすかさず円堂からボールを奪うことに成功した。
「豪炎寺!?」
「撃て! 鬼道!」
「っ!」
豪炎寺が鬼道にパスをすると、鬼道は扉のそばから円堂に向かってシュートを撃つ。そして円堂は見事にキャッチした。
「くー! やっぱいい球撃つな! 鬼道は!」
特訓を一時中断して四人は四角形になるように座って向かい合う。
「世界一って考えたことあるか?」
「急にどうしたの?」
「フットボールフロンティアインターナショナル……世界から最高の選手たちが集まる大会なんだよな。どんなスゴい奴らなのか、どんな技を持っているのか、そして――そいつらに勝つことができたら世界一なんだ!」
勝ち進んでいく度に強敵はどんどん現れる。それぞれの国から集められた最高の選手たちがいるチームを相手にできるなんて、こんなチャンスは滅多にない。
「そんなこと考えたら、もうジッとなんかしてられない! 俺さ、みんなと一緒に見てみたいんだ。スッゲー奴らと全力でぶつかり合って、勝ち残った者だけが辿り着ける、世界一のサッカーって奴を!」
「「「うん」」」
円堂の言葉に瑞貴もも鬼道も豪炎寺も力強く頷く。
「だから挑戦しようぜ。世界一に! フットボールフロンティアインターナショナルで優勝するんだ!」
「世界一に!」
「世界一に!」
「世界一に!」
人差し指を伸ばして高く上げる円堂に続き、瑞貴も鬼道も豪炎寺も続けて上げる。
ガラッ!
「「「「「世界一に!!」」」」」
突然扉が開いたかと思いきや、他のみんなも中に入って四人と同じように人差し指を伸ばしている。
「みんな! よし、優勝しようぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
指示に納得できないからって立ち止まるわけにはいかない。どんな状況だとしても今できることを精一杯やるまでだ。
そう言うと不動はベッドに寝転がったので、瑞貴は不動にペコッと会釈してから出て行った。
「あ――っ!! 練習したい! 練習したい! 練習したい! 練習したい!」
ガラッ!
「やかましい!」
ボカンッ!
「イデッ!」
廊下まで響く円堂の声に我慢できず、瑞貴はノックせずに開けてドリンクを投げた。ベッドでボールを抱きながら転がっていた円堂は対処できず顔にクリーンヒットする。
「何すんだよ! ……あれ? なんで瑞貴、ボロボロなんだ?」
「えっ! えーっと……」
瑞貴に汗をかいたあとやジャージがあちこち汚れている姿に、円堂は自分たちと同様宿舎を出ていないのでおかしいと思った。
「そうか! 瑞貴は外でできないから部屋で特訓していたんだな!」
「ま、まあね」
「俺もやるぜ!」
「…………」
説明する手間がなくなったので、こういうとき円堂がサッカーバカでよかったと瑞貴は心底思った。
ドン! ダン! ドン!
二人はそのまま円堂の部屋でボールを蹴り合っていく。全部同じ間取りだから瑞貴は先ほど不動の部屋でやったので慣れているが、円堂は何度かボールを拾えないこともある。それでもサッカーができるので円堂の顔は嬉しそうだった。
「我慢できなくなって、とうとう部屋の中で始めたか」
「あっ」
ノックもせず開けたので豪炎寺と鬼道が入って来たことに気づいたのは瑞貴だけ。そのせいで豪炎寺がすかさず円堂からボールを奪うことに成功した。
「豪炎寺!?」
「撃て! 鬼道!」
「っ!」
豪炎寺が鬼道にパスをすると、鬼道は扉のそばから円堂に向かってシュートを撃つ。そして円堂は見事にキャッチした。
「くー! やっぱいい球撃つな! 鬼道は!」
特訓を一時中断して四人は四角形になるように座って向かい合う。
「世界一って考えたことあるか?」
「急にどうしたの?」
「フットボールフロンティアインターナショナル……世界から最高の選手たちが集まる大会なんだよな。どんなスゴい奴らなのか、どんな技を持っているのか、そして――そいつらに勝つことができたら世界一なんだ!」
勝ち進んでいく度に強敵はどんどん現れる。それぞれの国から集められた最高の選手たちがいるチームを相手にできるなんて、こんなチャンスは滅多にない。
「そんなこと考えたら、もうジッとなんかしてられない! 俺さ、みんなと一緒に見てみたいんだ。スッゲー奴らと全力でぶつかり合って、勝ち残った者だけが辿り着ける、世界一のサッカーって奴を!」
「「「うん」」」
円堂の言葉に瑞貴もも鬼道も豪炎寺も力強く頷く。
「だから挑戦しようぜ。世界一に! フットボールフロンティアインターナショナルで優勝するんだ!」
「世界一に!」
「世界一に!」
「世界一に!」
人差し指を伸ばして高く上げる円堂に続き、瑞貴も鬼道も豪炎寺も続けて上げる。
ガラッ!
「「「「「世界一に!!」」」」」
突然扉が開いたかと思いきや、他のみんなも中に入って四人と同じように人差し指を伸ばしている。
「みんな! よし、優勝しようぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
指示に納得できないからって立ち止まるわけにはいかない。どんな状況だとしても今できることを精一杯やるまでだ。