呪われた監督!
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二人の言葉が効いたのか壁山は練習に参加してきた。ドリブルしていくと両隣に虎丸と木暮が追いかけてくる。
「いけ! 壁山!」
「がんばって! 塀吾郎!」
円堂と瑞貴が声を上げ、春奈たちは心配そうに見ていたが……。
「負けないっスー! 俺、サッカー大好きっスから――っ!!」
なんと壁山は物凄い気迫で虎丸と木暮のマークから抜け、今まで以上の速さでドリブルをしていく。その姿に秋も円堂も瑞貴も嬉しく思った。
「がんばれ!」
「いいぞー! 壁山ー!」
「ナイスファイト! 塀吾郎!」
その円堂と瑞貴の姿を久遠は見ていたが、すぐに別の方向へ目を戻した。
――その夜。フットボールフロンティアインターナショナル・アジア予選の組み合わせ抽選会が生中継されるので、全員食堂のテレビでその様子を見ていた。
フットボールフロンティアインターナショナルは全世界を五つのエリアに分けて予選を行い、各エリアの優勝チームがライオコット島に集結。世界一の座を賭けて決勝ラウンドで戦うフットボールフロンティアの世界大会だ。アジア地区には日本を含め八カ国が参加している。
《あーっと始まりました! まずは韓国代表チーム・ファイアードラゴンの抽選です。圧倒的破壊力でアジア最強と呼び声も高いファイアードラゴン。果たして抽選の結果は……!?》
韓国代表ファイアードラゴンの監督のイ=ジンソンがクジを引く。そこには『3―A』と記されていた。
《次はオーストラリア。こちらも強豪ビッグウェイブスが代表です!》
「確かオーストラリアって、韓国と並んで優勝候補の一つでしたよね」
ビッグウェイブスの名を聞いて春奈が呟く。そしてオーストラリア代表ビッグウェイブスの監督のロベルト=クライザーが引いた番号は『1―B』と記されている。
それからカタール代表デザートライオンは『2―B』、サウジアラビア代表ザ・バラクーダは『4―B』と次々決まっていく。
《さあ次は、日本代表イナズマジャパンの抽選です。果たして相手はオーストラリアか、カタールか、それとも韓国か、それともサウジアラビアか!?》
久遠がクジを引きに行くと瑞貴たち全員も緊張が走る。彼の手で最初の相手が決まるのだから。
《日本代表イナズマジャパン。『1―A』!》
「「「「「!?」」」」」
《決まりました、イナズマジャパン! フットボールフロンティアインターナショナル・アジア予選の一回戦の相手は、オーストラリア代表ビッグウェイブスです! 試合は二日後、これは熱い試合になりそうです!》
1―Aにイナズマジャパンの名が表示される。相手はオーストラリア代表ビッグウェイブスだ。
「決まったな」
「いきなり優勝候補か」
「ああ。だが相手にとって不足はない」
相手が決まり風丸もヒロトも鬼道も警戒する。強豪が相手だからといって怯むわけにはいかない。
「よーし。オーストラリア戦に向けて、明日から特訓だ!」
「「「「「「オウッ!!」」」」」」
円堂の掛け声にみんなやる気を出して声を上げた。
☆☆☆☆☆
翌日。オーストラリア戦に向けて練習に意気込もうとしていたが……。
「「「「「えぇっ!?」」」」」
「練習、禁止……!?」
「これは命令だ。オーストラリア戦までの二日間、合宿所から出ることを許さない」
「ちなみにこれは、監督と僕が出した結論だから反論は拒否するよ」
「ど、どういうことでヤンスか……!?」
久遠とシンが出したとんでもない指示に驚く他ない。……その意味を理解したのは、瑞貴と不動、ただ二人だけだった。
☆副キャプテン 今日の格言☆
代表に選ばれた以上、私は私のプレーを……心を貫き通します!
以上!!
「いけ! 壁山!」
「がんばって! 塀吾郎!」
円堂と瑞貴が声を上げ、春奈たちは心配そうに見ていたが……。
「負けないっスー! 俺、サッカー大好きっスから――っ!!」
なんと壁山は物凄い気迫で虎丸と木暮のマークから抜け、今まで以上の速さでドリブルをしていく。その姿に秋も円堂も瑞貴も嬉しく思った。
「がんばれ!」
「いいぞー! 壁山ー!」
「ナイスファイト! 塀吾郎!」
その円堂と瑞貴の姿を久遠は見ていたが、すぐに別の方向へ目を戻した。
――その夜。フットボールフロンティアインターナショナル・アジア予選の組み合わせ抽選会が生中継されるので、全員食堂のテレビでその様子を見ていた。
フットボールフロンティアインターナショナルは全世界を五つのエリアに分けて予選を行い、各エリアの優勝チームがライオコット島に集結。世界一の座を賭けて決勝ラウンドで戦うフットボールフロンティアの世界大会だ。アジア地区には日本を含め八カ国が参加している。
《あーっと始まりました! まずは韓国代表チーム・ファイアードラゴンの抽選です。圧倒的破壊力でアジア最強と呼び声も高いファイアードラゴン。果たして抽選の結果は……!?》
韓国代表ファイアードラゴンの監督のイ=ジンソンがクジを引く。そこには『3―A』と記されていた。
《次はオーストラリア。こちらも強豪ビッグウェイブスが代表です!》
「確かオーストラリアって、韓国と並んで優勝候補の一つでしたよね」
ビッグウェイブスの名を聞いて春奈が呟く。そしてオーストラリア代表ビッグウェイブスの監督のロベルト=クライザーが引いた番号は『1―B』と記されている。
それからカタール代表デザートライオンは『2―B』、サウジアラビア代表ザ・バラクーダは『4―B』と次々決まっていく。
《さあ次は、日本代表イナズマジャパンの抽選です。果たして相手はオーストラリアか、カタールか、それとも韓国か、それともサウジアラビアか!?》
久遠がクジを引きに行くと瑞貴たち全員も緊張が走る。彼の手で最初の相手が決まるのだから。
《日本代表イナズマジャパン。『1―A』!》
「「「「「!?」」」」」
《決まりました、イナズマジャパン! フットボールフロンティアインターナショナル・アジア予選の一回戦の相手は、オーストラリア代表ビッグウェイブスです! 試合は二日後、これは熱い試合になりそうです!》
1―Aにイナズマジャパンの名が表示される。相手はオーストラリア代表ビッグウェイブスだ。
「決まったな」
「いきなり優勝候補か」
「ああ。だが相手にとって不足はない」
相手が決まり風丸もヒロトも鬼道も警戒する。強豪が相手だからといって怯むわけにはいかない。
「よーし。オーストラリア戦に向けて、明日から特訓だ!」
「「「「「「オウッ!!」」」」」」
円堂の掛け声にみんなやる気を出して声を上げた。
☆☆☆☆☆
翌日。オーストラリア戦に向けて練習に意気込もうとしていたが……。
「「「「「えぇっ!?」」」」」
「練習、禁止……!?」
「これは命令だ。オーストラリア戦までの二日間、合宿所から出ることを許さない」
「ちなみにこれは、監督と僕が出した結論だから反論は拒否するよ」
「ど、どういうことでヤンスか……!?」
久遠とシンが出したとんでもない指示に驚く他ない。……その意味を理解したのは、瑞貴と不動、ただ二人だけだった。
☆副キャプテン 今日の格言☆
代表に選ばれた以上、私は私のプレーを……心を貫き通します!
以上!!