集結! 日本代表!!
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「なんでここに……?」
「シンから聞いたの、私には黙って行くつもりだったんだね……」
「ごめんなさい……。円堂くんと木野さんには言えたんだけど、瑞貴に直接伝えるのはなんだか辛くて……」
「許しません!」
「……そうよね」
「バツとして、これを持っていくこと!」
瑞貴が取り出したのは二輪の可愛らしい花の手作りコサージュが付いた帽子だった。
「向こうは暑い地域だってあるからね。日射病対策だよ。……守のために行くんでしょ?」
「なんで、そのことを……!?」
「今回のことは神崎くんにも協力してもらったからね。彼から聞いたんだろう?」
「はい。――夏未ちゃん、私は絶対に日本代表になる! だから夏未ちゃんもがんばって!」
「っ! ありがとう……っ」
夏未は泣くのを堪えているが瞳には涙を浮かべながら帽子を受け取る。その後、夏未は飛行機に乗って旅立ったのであった。
☆☆☆☆☆
二日後――。とうとうこの日がやって来たとも言えるだろう。日本代表の選考試合を見届けるために観客席は全国から集まった人々で埋め尽くされている。
そして響木の前には日本代表のユニフォームを着た二十二人の代表候補が集まっている。
「スゴいっスね……。みんな応援に来てるっスよ……」
「まあ当然だ。日本代表がかかってるんだからな」
壁山と風丸は観客の多さに圧倒されている。少年サッカーとはいえ国の代表なのだ。期待も大きい。
円堂と鬼道を筆頭にそれぞれのチームは円陣になって意気込む。
「いくぞ! 悔いのないゲームにしようぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「俺たちはチームメイトであると同時にライバルでもある! 自分の力を出し切っていけ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「よし、試合開始だ!」
「「「「「はいっ!!」」」」」
響木の号令を合図に両チームはピッチに入ってポジションに着く。
《さあ、お待たせしました――っ!! 中学サッカー界のスーパースターたちが一同に集まり、最強イレブンを決める世紀の一戦がまもなく始まろうとしています! フットボールフロンティアインターナショナル日本代表選考試合! 円堂守率いるAチームと鬼道有人率いるBチームの紅白戦であります!!》
この選考試合の実況はお馴染み角馬圭太。彼も実況しつつ試合を見届けに来た。
「世界と戦う……。そのためにもこの試合、全力でぶつかる!」
「新しい自分……新しい仲間……僕は必ず世界に行く!」
「世界中の強い奴らが俺たちを待っている……。だから俺は、ここで立ち止まってはいられない」
豪炎寺も吹雪も鬼道も、世界に行くためにこの試合に全てをぶつけるつもりだ。それは他のみんなも同じである。
ホイッスルが鳴ってキックオフ。最初はAチームからで吹雪がボールを染岡に渡す。
(じいちゃん…今度は世界だ……。俺たちのサッカーが世界に通用するか見ててくれ!)
(このチャンスを逃すわけにはいかない……。世界で最高のプレーをするためにも、私のサッカーを見せるためにも、全力でいく!)
それぞれの思いがぶつかる日本代表選考試合。果たして、合格して日本代表になるのはいったい誰なのか――!?
☆副キャプテン 今日の格言☆
世界で最高のプレーをするためにも、私のサッカーを見せるためにも、全力でいく!
以上!!
「シンから聞いたの、私には黙って行くつもりだったんだね……」
「ごめんなさい……。円堂くんと木野さんには言えたんだけど、瑞貴に直接伝えるのはなんだか辛くて……」
「許しません!」
「……そうよね」
「バツとして、これを持っていくこと!」
瑞貴が取り出したのは二輪の可愛らしい花の手作りコサージュが付いた帽子だった。
「向こうは暑い地域だってあるからね。日射病対策だよ。……守のために行くんでしょ?」
「なんで、そのことを……!?」
「今回のことは神崎くんにも協力してもらったからね。彼から聞いたんだろう?」
「はい。――夏未ちゃん、私は絶対に日本代表になる! だから夏未ちゃんもがんばって!」
「っ! ありがとう……っ」
夏未は泣くのを堪えているが瞳には涙を浮かべながら帽子を受け取る。その後、夏未は飛行機に乗って旅立ったのであった。
☆☆☆☆☆
二日後――。とうとうこの日がやって来たとも言えるだろう。日本代表の選考試合を見届けるために観客席は全国から集まった人々で埋め尽くされている。
そして響木の前には日本代表のユニフォームを着た二十二人の代表候補が集まっている。
「スゴいっスね……。みんな応援に来てるっスよ……」
「まあ当然だ。日本代表がかかってるんだからな」
壁山と風丸は観客の多さに圧倒されている。少年サッカーとはいえ国の代表なのだ。期待も大きい。
円堂と鬼道を筆頭にそれぞれのチームは円陣になって意気込む。
「いくぞ! 悔いのないゲームにしようぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「俺たちはチームメイトであると同時にライバルでもある! 自分の力を出し切っていけ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「よし、試合開始だ!」
「「「「「はいっ!!」」」」」
響木の号令を合図に両チームはピッチに入ってポジションに着く。
《さあ、お待たせしました――っ!! 中学サッカー界のスーパースターたちが一同に集まり、最強イレブンを決める世紀の一戦がまもなく始まろうとしています! フットボールフロンティアインターナショナル日本代表選考試合! 円堂守率いるAチームと鬼道有人率いるBチームの紅白戦であります!!》
この選考試合の実況はお馴染み角馬圭太。彼も実況しつつ試合を見届けに来た。
「世界と戦う……。そのためにもこの試合、全力でぶつかる!」
「新しい自分……新しい仲間……僕は必ず世界に行く!」
「世界中の強い奴らが俺たちを待っている……。だから俺は、ここで立ち止まってはいられない」
豪炎寺も吹雪も鬼道も、世界に行くためにこの試合に全てをぶつけるつもりだ。それは他のみんなも同じである。
ホイッスルが鳴ってキックオフ。最初はAチームからで吹雪がボールを染岡に渡す。
(じいちゃん…今度は世界だ……。俺たちのサッカーが世界に通用するか見ててくれ!)
(このチャンスを逃すわけにはいかない……。世界で最高のプレーをするためにも、私のサッカーを見せるためにも、全力でいく!)
それぞれの思いがぶつかる日本代表選考試合。果たして、合格して日本代表になるのはいったい誰なのか――!?
☆副キャプテン 今日の格言☆
世界で最高のプレーをするためにも、私のサッカーを見せるためにも、全力でいく!
以上!!