激突! 雷門対雷門!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
☆☆☆☆☆
――雷門イレブンとダークエンペラーズが試合している間、研崎はテレビジャックをして全国に自らの映像を流す。それは国会議事堂から雷門中へ車で向かっている、財前宗助、雷門総一郎、神崎シンも見ていた。
〈全人類に告げます。私は研崎竜一。強化人間開発プロジェクトの最高責任者です。私はエイリア石でハイソルジャーという強化人間を、短期間で容易に供給することを可能にしました〉
その映像は街中にも、帝国学園のグラウンドにも、大阪のリカの実家にも流れている。誰もがテレビに釘付けになっていた。
〈本日はその事実を、その素晴らしい能力をご覧にいれます。雷門イレブンの撃破を。私の計画が、新たなスタートを切るのです!〉
「研崎め! エイリア石を隠し持っていたとは……!」
「総理……」
「奴の暴走を止めなければ!」
「はい! すまないが、できるだけ急いで!」
あの場には財前と総一郎の娘がおり、シンにも守る対象者がいる。シンも瑞貴同様に原作を知っているが、三人共気が気でなかった。
☆☆☆☆☆
鬼道がドリブルで攻め上がっていくと、その前方にゴールを狙う動きを見せる豪炎寺がいる。鬼道が豪炎寺にパスしようとボールを蹴ると、半田が飛んでパスカットした。
「動きが鈍くなったな、豪炎寺!」
「クッ!」
「そうはさせない!」
今度は瑞貴が半田のパスをカットしドリブルするが、松野がディフェンスに上がっていることに気づく。すぐに一之瀬にパスを送ると、宍戸と少林寺が迎え撃っていた。
「いくぞ少林!」
「オウッ!」
「はぁっ!」
「シューティングスター!」
宍戸の両手を踏み台にした少林寺が、上空から流れ星の如く降りてきて一之瀬からボールを奪った。
《なんということだー! またも雷門の攻撃が封じられたー!》
「どうです? 俺たちの必殺技は」
「誰が来ようと通しませんよ!」
次々と攻撃を凌いでいくダークエンペラーズに、ベンチにいる土門もリカも目金も驚きを隠せない。
「嘘だろ!?」
「ダーリンが、あんな簡単に取られるなんて……!」
「信じられない能力の高さです……。攻撃も守備も!」
見てるだけでも悲しい試合だが、秋は両手をギュッと握り目を離さないようにグラウンドを見ていた。
次に塔子が上がると前方から宍戸が来ることに気づいたので鬼道にパスを送ると、栗松にディフェンスする隙も与えず鬼道はパスを送る。
「行け! 豪炎寺!」
パスを送ったのは豪炎寺だ。杉森がいるゴール前なので絶好のシュートチャンスである。
「爆熱ストーム!」
「「デュアルスマッシュ!」」
杉森が走り出したかと思えば、影野にアイコンタクトでタイミングを合わせ共にボールを挟むように足で抑えて止めた。