激突! 雷門対雷門!!
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「まず手始めに雷門中を破壊します」
「「「「「!?」」」」」
「ダメだ! やめろ染岡!」
「おわかりですか? あなたたちに選択肢はないのですよ」
「クッ……!」
「卑怯な!」
「ムチャクチャに言いやがって!」
研崎の卑劣なやり方に一之瀬と土門飛鳥は歯を食いしばる。
「それに得るモノならありますよ。そう――井上瑞貴さんです!」
「「「「「えっ!?」」」」」
「私……!?」
原作とは違う展開の上に名指しをされた瑞貴は、今まで以上に戸惑って瞳を揺らす。
それに気づいているのか研崎は瑞貴に近寄ると、円堂はすぐに前に出て瑞貴を守るように片腕を伸ばす。そのおかげで研崎がこれ以上近くに来ることはなかった。
「あなたは素晴らしい才能をお持ちだ。私はそれが欲しいのです。彼らにそのことを言ったら快く頷いてくれましたよ」
「みんなが……!?」
瑞貴が風丸たちに顔を向けると、みんな肯定の意味を示すように笑っていた。
「ああ。俺たちは瑞貴……お前が欲しいんだ」
「瑞貴さんは稲妻町にいる間、毎日かかさず僕たちのお見舞いに来てくれました」
「いつも何かを作って差し入れしてくれた……」
「どれも瑞貴の優しい心を表した味だったよ」
「そんな瑞貴さんが、俺たちは大好きなんです」
最初から入院をしていた半田と少林寺と影野と松野と宍戸が告げる。
「お前は俺にいつも道を示してくれる。だからお前が仲間になることに異議はない。俺と風丸とお前で誰よりも強い最強トリオになろうぜ」
「いつも瑞貴さんは俺たちを支えてくれたでヤンス。日常でも試合でも、強くなった俺たちがさらに強くなるには、瑞貴さんが必要でヤンス」
染岡と栗松の言うことは円堂たちも身に覚えがあった。
挫けそうなときや落ち込んだときも瑞貴は何かと言葉をかけてくれる。そしてピンチの中で何かを見切ったとき、自分で考える力も使わせるために声をかけたりヒントを与えてくれた。
だがそれは瑞貴にも限界があるので、福岡で倒れてしまった。
「福岡で起こったようなことは二度とさせない。今の俺はお前の余計な負担ではなく支え合える存在になったんだ。そうだな。敢えて言うなら――お前の相棒とも呼べる存在になれる」
「なっ!? 相棒!?」
「なんで……!」
風丸の言葉に円堂と瑞貴は反応する。
瑞貴の相棒という立場を欲しがっていたのは風丸だけじゃない。戦国伊賀島の霧隠才次もだが純粋に実力で示した。だが、真・帝国時の佐久間次郎と源田幸次郎は自らの体を壊す禁断の必殺技を使って示した。風丸のやり方は佐久間と源田のようだった。
「もちろん。ダークエンペラーズに来ていただいた証には、風丸くんたちと同様にあなたにもエイリア石を与えますよ」
研崎は胸元のポケットからエイリア石のペンダントを出した。それも風丸たちのと同じく妖しく光っているが、瑞貴には少しも魅力的だとは思わななかった。
「そんなモノはいらない! 私は私自身の努力で強さを手に入れてきた! それはこれからも変わらない!」
「だけど雷門イレブンが試合を承諾しない以上、学校は破壊し、あなたを誘拐してでも手に入れますよ」
「クッ……!」
豪炎寺をエイリア学園に入れるために妹の豪炎寺夕香を人質にしたのだ。それがもし吉良の指示であっても、仕えていた主を裏切ってまでエイリア石を欲した男だ。間違いなく言葉通り実行するだろう。
「「「「「!?」」」」」
「ダメだ! やめろ染岡!」
「おわかりですか? あなたたちに選択肢はないのですよ」
「クッ……!」
「卑怯な!」
「ムチャクチャに言いやがって!」
研崎の卑劣なやり方に一之瀬と土門飛鳥は歯を食いしばる。
「それに得るモノならありますよ。そう――井上瑞貴さんです!」
「「「「「えっ!?」」」」」
「私……!?」
原作とは違う展開の上に名指しをされた瑞貴は、今まで以上に戸惑って瞳を揺らす。
それに気づいているのか研崎は瑞貴に近寄ると、円堂はすぐに前に出て瑞貴を守るように片腕を伸ばす。そのおかげで研崎がこれ以上近くに来ることはなかった。
「あなたは素晴らしい才能をお持ちだ。私はそれが欲しいのです。彼らにそのことを言ったら快く頷いてくれましたよ」
「みんなが……!?」
瑞貴が風丸たちに顔を向けると、みんな肯定の意味を示すように笑っていた。
「ああ。俺たちは瑞貴……お前が欲しいんだ」
「瑞貴さんは稲妻町にいる間、毎日かかさず僕たちのお見舞いに来てくれました」
「いつも何かを作って差し入れしてくれた……」
「どれも瑞貴の優しい心を表した味だったよ」
「そんな瑞貴さんが、俺たちは大好きなんです」
最初から入院をしていた半田と少林寺と影野と松野と宍戸が告げる。
「お前は俺にいつも道を示してくれる。だからお前が仲間になることに異議はない。俺と風丸とお前で誰よりも強い最強トリオになろうぜ」
「いつも瑞貴さんは俺たちを支えてくれたでヤンス。日常でも試合でも、強くなった俺たちがさらに強くなるには、瑞貴さんが必要でヤンス」
染岡と栗松の言うことは円堂たちも身に覚えがあった。
挫けそうなときや落ち込んだときも瑞貴は何かと言葉をかけてくれる。そしてピンチの中で何かを見切ったとき、自分で考える力も使わせるために声をかけたりヒントを与えてくれた。
だがそれは瑞貴にも限界があるので、福岡で倒れてしまった。
「福岡で起こったようなことは二度とさせない。今の俺はお前の余計な負担ではなく支え合える存在になったんだ。そうだな。敢えて言うなら――お前の相棒とも呼べる存在になれる」
「なっ!? 相棒!?」
「なんで……!」
風丸の言葉に円堂と瑞貴は反応する。
瑞貴の相棒という立場を欲しがっていたのは風丸だけじゃない。戦国伊賀島の霧隠才次もだが純粋に実力で示した。だが、真・帝国時の佐久間次郎と源田幸次郎は自らの体を壊す禁断の必殺技を使って示した。風丸のやり方は佐久間と源田のようだった。
「もちろん。ダークエンペラーズに来ていただいた証には、風丸くんたちと同様にあなたにもエイリア石を与えますよ」
研崎は胸元のポケットからエイリア石のペンダントを出した。それも風丸たちのと同じく妖しく光っているが、瑞貴には少しも魅力的だとは思わななかった。
「そんなモノはいらない! 私は私自身の努力で強さを手に入れてきた! それはこれからも変わらない!」
「だけど雷門イレブンが試合を承諾しない以上、学校は破壊し、あなたを誘拐してでも手に入れますよ」
「クッ……!」
豪炎寺をエイリア学園に入れるために妹の豪炎寺夕香を人質にしたのだ。それがもし吉良の指示であっても、仕えていた主を裏切ってまでエイリア石を欲した男だ。間違いなく言葉通り実行するだろう。